「ファンタジー」今夜、ロマンス劇場で Takehiroさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジー
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この世で触れてしまうと消えてしまう映画から飛び出した王女と映画助監督のファンタジー。
数々の映画のオマージュが散りばめられているという、映画好きにはさらに面白くしてある映画とのことで、『ローマの休日』や『ニューシネマパラダイス』くらいしか私はわからなかったが、
人魚姫がハッピーエンドになったような物語でもある。監督は私と同世代で原作と脚本は15歳年下の男性である。この世だけでは足りずに時代を超えて祝福される。三つの時代は昭和35年と
戦前なのだろうか。それと現代。しかし、この二つの時空を超えていく二人を見ることで、現代が忘れてしまった精神的な愛情が忘れられないという永遠の美がなにか懐かしく初めて思い出すのだろうか。清廉な人だったらしい加藤剛の遺作映画となった。名優の最後の作品として恥ずかしくない作品だったかもしれない。
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