「やっぱり邦画に期待は出来ない。」今夜、ロマンス劇場で hiknobさんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱり邦画に期待は出来ない。
端的に言うと全てがチープ。
グレイテストショーマンを観た直後ということもあり、余計につまらなかった。
少なくとも映画にする価値はない。
脚本は分かりやすさ重視なのかとてもうすっぺらく序盤で結末(泣かせたいであろうところ)が予測出来る程。
いい意味で観客を裏切ることもなく進行するストーリーは大団円に向かう面ではいいのかも知れないが、その分必要な感情や動作に細かな意味を持たせることもなく、ご都合主義に流れていくだけ。
評判がよかったので機会あって観ることになったが、やっぱり邦画に期待することは無理だと思った。
おかしい点、くだらない点
・人を殺しかねない行動をお転婆の表現としていること(ダイナマイトや橋の欄干を歩かせたり)
・それを一瞬咎める程度で結局自ら咎めたことを謝ってお転婆が大事なものと言うお守りを探してあげる主人公
・そのお守りも進行上大した意味を持っていない
・化粧の仕方はわかると言って、経験したことないはずの白黒の肌(首下〜手足まで)まで塗り込むお転婆の気概
・その塗り込んだ化粧がすっごいウォータープルーフ
・そのくせちょっとこすると落ちる
・毎日違うお転婆のオシャレ服(撮影所から拝借しているならば毎日主人公が泥棒している)
・更には勝手に主人公のカバンで盗品の服を荷造りして出て行くお転婆
・しょうもない主人公に惚れて最後まで身を呈する人のいい本田翼を捨てて顔が好きなだけのお転婆と添い遂げた主人公
・後に本田翼は親の事業が破綻したり、報われなさすぎて、そちらに感情移入する
・前に虹を見た場所をお転婆がたまたま通りがかって同じように虹が見えただけで、それを虹を見ただけで超能力で感じ取った主人公
・主人公に触れて消えようともせずに商店街でよく知らない人に触れて消えようとする気は触れているお転婆
・実体験をおとぎ話のように語る使い古されたストーリーテリング
・容態が急変した連絡を受けて病院に行っても病院関係者が誰もいない
・死にかけの年寄りの温もりを感じて満足するお転婆
・患者が死んでいるのにサボったことや職務を全うしなかったことに何も感じずに死体の前でヘラヘラしている無責任な看護師
・終始ガヤに甘んじていたキャストを最後に集めて華やかに終わらせればいいだろうという安易なラスト
予算がない邦画は演出や脚本、感情の機微を伝えることで戦わないといけないのにこれではまるでダメ。
綾瀬はるかが死にかけのおじいちゃんを抱きしめて、温もり云々言いながら天に召される映像がシュール過ぎてやばい。
泣ける映画は大好きだが、取り敢えずこの映画は笑える。
別にこの映画が好きなわけではありませんし、人の感想は人それぞれなのですが、、、、グレイテストショーマンこそ、歌って踊ったら全てが上手くいく、というあなたが言うおかしい点で構成されてますね笑
映画は沢山観ますけど、
この作品には夢も希望もありません。
作り手の情熱も微塵も感じません。
TV放映ではなく、お金払って観てるんですから、こんなクオリティを観せられると溜息を通り越して、、、
わざわざコメントあざーすw
商用映画ですから批判も受けるべきでしょ。褒めたい人が褒めればいいだけのこと。個別にお答えすることは差し控えますが、少なくとも人の観方や感想に文句言う方が論点おかしいですよ。