劇場公開日 2018年2月10日

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「フジTVドラマも映画も絶不調~」今夜、ロマンス劇場で 映写技師さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5フジTVドラマも映画も絶不調~

2018年1月26日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

近年フジテレビのドラマが面白くない。社長を交代してもさっぱりである。演出家の力が落ちているとは思えず、不可解なキャスティングミスも多く謎は深まるばかりだ。その最大の原因は脚本力不足だと思える。本作は不振のフジテレビが起死回生を架けて人気俳優の綾瀬はるか&坂口健太郎をW主演に組んだ意欲作である。しかしあまりにも酷すぎる内容にただ呆れてしまった。観客が映画を見終えた瞬間、なるほど~!ポンと膝を叩いて合点がいき、劇場を出た時には満足感でお腹一杯になれるのが映画の醍醐味である。しかし本作はお金はかかっているが実態は大学の映画研究会が8ミリで作品を作り学園祭で木戸銭を頂き上映するレベルとさほど変わりなかった。もし手塚治虫先生や石ノ森章太郎先生がご存命で漫画で本作を描くとしたら、もっと残酷で、もっとスリリングで、泣かせるエンディングへ落し込むはずだ。昨秋上映されたガッキー主演の映画『ミックス』がそこそこ楽しめただけに残念ですね。

映写技師