「残念」検察側の罪人 META坊さんの映画レビュー(感想・評価)
残念
原作未読。
主演の二人がお目当てなのでしょうね。
パッと見、観客の7割ほどが女性でした。
肝心の作品はといいますと、内容は悪くないのに、いろいろと残念な感じです。
主演の二人は頑張ってましたよ。
特に、ニノの取り調べのシーンは迫力があり、あれだけのセリフをあんな早口で、よく言えたものだと感心しました。
キムタクも、人に向けて拳銃の引き金を引く時の、恐怖心が伝わってきて、とてもリアルに演じていました。
人殺しでない限り、こんな感じなのだろうと思えた。
それでもやはり、キムタクはキムタク。
何を演じても、どうしてもキムタクにしか見えない。
そもそも主演の二人は、彼らでなければだめだったのか疑問だ。
脇を固める役者さんたちはいいし、いろいろと考えさせられるテーマは嫌いではない。
しかし、脚本がどうにもいけません。
雑な部分が多過ぎていまいち深く入り込めない。本筋とは関係ないエピソードも不要だし、ましてや笑いやボケは要らない。
逆に、キムタク演じる最上が何故そこまで固執するのか、登場人物の相関関係を含め、もっと丁寧に描いて欲しかった。
その辺が感情移入ができない要因かな。
完結しないまま、まるで次に続くかのようなラストもなんだかなぁ。
なんだろう、とにかく残念な作品としか言いようがない。
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