劇場公開日 2018年8月24日

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「罪を裁く罰」検察側の罪人 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0罪を裁く罰

2018年9月20日
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 ヒトの数だけ、正義はあるわけで。しかも、自分の正義と、お隣さんのそれは、似て非なるものなので、争いが絶えない。それは個人レベルでもあり、国家レベルでもあり…。
 それらの争いを、映画ひとつ観て解決しようと思った私も、罪人かも。
 法廷劇というより、クライムサスペンス?。義を裁くというより、義を掲げ、罪を裁くことに執着する、ヒトの性(さが)を、裁こうとしたのかな?。いずれにせよ、凶悪事件の時効制度、見直してほしいですね。罪を裁く罰を、個人に背負わせるのは、ちょっと…。
 キムタク&ニノのキャスティングで、よかったと思います。香川照之&山田孝之なんぞ起用したら、監督さんの映画生命を、脅かす興行になった気がします。私が観たいのは、そっちですけど。
 すべての道は、インパールに続くみたいになっちゃったのは、原作のせい?。原作未読の私にとって、かなりの衝撃作です。

やっぱり追記
 某国営局が放送した「未解決事件」。基本、取調室のやり取りで展開するので、イッセー尾形と國村隼の顔面芝居が、ひたすら続くという、人によっては至福の時、人によっては拷問のような番組。スポンサーの意向も、客寄せパンダ的演出も感じないので「クライマーズハイ」好きな方は、アーカイブすると、いいと思います。

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機動戦士・チャングム