「心のなでなで」ボブという名の猫 幸せのハイタッチ fukui42さんの映画レビュー(感想・評価)
心のなでなで
映画化になる前に、フジ系「奇跡体験!アンビリバボー」でこの話を見てました。だから結果も知っているんだけど、見ちゃいました。
「みんな誰かを頼る」。そのセリフが心に染みました。
薬依存のストリートミュージシャン。ひとりぼっちで淋しいから、余計依存しちゃうのかもね。
そこに偶然転がり込んできた猫・ボブ。その二人?のコンビが癒されます。
前半はボブが逃げ出しちゃったり。クリスマスに実父の新しい家を訪ねたら「何しに来たんだ」と冷たく門前払いされると、家に侵入してツリーをひっくり返すボブ。猫、あるある。
隣人の女性の心の支えもいい。かつて兄を薬依存で亡くしていたから付かず離れす、話し相手になってくれるのも心の拠り所になってたな。ここに恋愛感情云々がなかったのがすっきり。
依存症から抜け出したジェームズが、実父を再度訪問する場面。「お前をずっと見放したりしていない」「今、息子と話しているんだ!」。ジェームズもボブのように「心の”なでなで”」してほしかったんだろうね。
カメラがボブ目線になるところや、ボブを丁寧に撮っているところもよかったなあ。
原作は500万部の大ベストセラー。ボブが「ボブ」を演じてるってあったけど。ちょっと顔が違うところがあった気がするけど、ま、いっか。
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