「明日へ歩き出す物語」ボブという名の猫 幸せのハイタッチ ポップコーン男さんの映画レビュー(感想・評価)
明日へ歩き出す物語
あんまり猫は好きじゃあないんですよw
ツンツンした猫よりは賢くて従順な犬の方がいいよなーっと(かなりの偏見ですが、、、w)
しかしながらかなりの数の猫の映画があるという事は世界中で猫が愛されているという訳で、この作品をみると少し納得できる点もあるのです。
今作は非常にテンポもよく103分らしいのだがもっとあったんじゃね?と言うくらい長く感じたし入ってみてしまった。
実話と言う事でふーんと思いながら観ていたが作品の中心にあるのは猫と薬物の2点。
薬物依存者と言うのを非常にしっかりと描き、主人公のジェームズがしっかりと猫のボブと前を向いて歩いていく姿に感動した。
音楽も非常に良く、それに合わせたロンドンの街並みもマッチしていて観ていて非常に楽しかった。
カメラワークはボブ目線で何度も表現され、最初は「これいりますか?」と思ったけど、ただただ自然に見れてしまうのが不思議。
人間は誰かの支え無しでは生きては行けないが、それは彼にとっては猫だったと言う事。
しかし言葉も発さないし、表情だって特になし。それでも気持ちが通じてる感じがするのだからなんだかジーンとくる。
作中のラストにジェームズ本人がこっそり出ていたのも面白かった。
是非沢山の人に観て欲しい。
希望と勇気が持てる作品だった。
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