ローズの秘密の頁(ページ)のレビュー・感想・評価
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こんな哀しいことがあるのか、、、
不寛容があたりまえの時代の悲劇
不幸中の幸い
たまたま映画館で見る機会があり鑑賞。
ストーリーはざっくり言えば主人公ローズに関する事件を解明していくものだが、過去の回想と現在が行ったり来たりする。
正直、内容は難しかった。その当時の時代背景、国同士や宗派の対立は鑑賞しながらも理解できるものの、割と疑問に思うシーンが多かった。そうゆう面では世界史やその当時の人々のバックボーンを知った上での鑑賞が望ましいであろう。個人的には不必要な情報も多かった気がする。現在、過去ともにもう少し情報を絞ってもいいのかもしれない。最後のオチがこの映画のミソであるが、見ていると「もしかして…」となってラストの予想が付く。もう少しラストシーンへのもってき方には工夫が必要だったと思う。鑑賞者は序盤に疑問が生じてしまうと、その後のシーンでもそれを引きずって最後まで鑑賞してしまうためである。
演技は誰かが際立って良かったと感じることもなかったが、ルーニー・マーラが美しい。
ハマる人にはハマる、そんな映画に感じた。
厳格な非寛容が人間の尊厳を損ねることについて
同じ宗教でも『光をくれた人』は〝赦し〟について考えさせられましたが、本作は厳父的な〝非寛容〟について語られているように受け止めました。
教義とか聖書の解釈の一部が、元々は人間の勝手な思い込みであったとしても、それが神や教会という権威を背景に定着すると、人間の尊厳を損なう行為でも正当化されてしまうことがある、ということだと思います(もしかしたら〝人権〟という概念もそのような宗教的な大義名分への危機感からキリスト教社会で生まれたのかも知れません)。
戦時下の日本でもそれは起きたし(非国民と見なされれば人権はなかったわけで)、現代社会に置き換えれば、会社とか学校という組織のルールや業績目標なるものがひとたび権威を持ってしまうと一部の勘違いした上司や先生が弱い立場の部下や生徒の尊厳を傷つける行為を、良かれ、と思ってしてしまうこともある、ということですね。
なんでもかんでも、信念、という言葉に依存して(酔い痴れて)自分を語ったり、説教する人がたまにいますが、信念に反することは赦さない、という非寛容さと裏表の関係ということですので、そのような人には用心した方がいいかもしれません。
ルーニーマーラによるルーニーマーラのための映画 今までピアスつけた...
ルーニーマーラによるルーニーマーラのための映画
今までピアスつけた奇抜なハッカーな役や同性の人間に恋心を抱く役をやってきた彼女だが、今回は凛々しくも時代に翻弄されながら胸に抱いた信念を捨てずに生き抜く女性を演じているが、いやーホントにね彼女の魅力というのがスクリーンに溢れている
凛々しくもありながら何処かふとした誤りで割れてしまいそうな、だけど瞳の奥ではしっかりと世界を見据えてる佇まい、そんなルーニーマーラの唯一無二な存在がこの映画を支えているのは間違いない!
ほんとルーニーマーラにはこの輝いてる時期にどうにかオスカー取ってほしい、だってかなり奥深い映画でてるじゃんこれの他にも、とまぁルーニーマーラを堪能するならいかがでしょうか、という映画でした
あんまり内容触れられてない、いや、ちゃんと胸に染みるようなジンワリとした出来に仕上がっていると感じた。
主役はこの上なく魅力的
愛のかたちは人それぞれ
ストーリーもさることながら、色々な愛を感じる映画でした。結末がどうとかでなく、非常に面白く映画に引き込まれました。
神父の嫉妬に歪む表情も愛ならば、ローズがマイケルを想うことも愛。マイケルの最期も愛してこそ。グリーン医師の両親が子供を想う気持ちも愛。全てを見守る看護師の視線も愛に満ちていました。
映画早々は聞き慣れない地名にヨーロッパの何処の話かわからなかったのですが、アイルランドも綺麗に描かれ、戦時下にも関わらずアイルランドとイングランドの歪んだ関係も良かったです。
バネッサ・レッドグレーブ、ルーニー・マーラを始め、役者さんも皆んな良かったです。看護師の視線が観客である私たちの視線のようで、監督ジム・シェリダンの巧さに脱帽です。
マイケル役のジャック・レイナーってシング・ストリートのお兄ちゃんだったのね。まあアイルランド映画としてはそれもそのはずか。
ルーニーが好きだ〜
何となく途中から、オチが。
ごり押しでないかしら?
謀略
胸が締め付けられる、この気持ちが愛。
とにかくルーニー・マーラ
【ミステリアス。 そして後半、深い感動が、訪れる作品。】
自分で自分を守る!
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