きっと、いい日が待っているのレビュー・感想・評価
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3.85 児童養護施設事件
PVだけだとイマイチ平凡でつまらなそうなカントリーな印象を受けるが、メインは児童養護施設の虐待事件である。宇宙を夢見る少年ばかりがPVではフォーカスされるが、それによって見る人の数が減っているような気もした。
全体的に映像もきれいで、とてもカントリーではあるものの、内容が内容だけに緊迫感もありかなりバランスの取れた映画。グロい場面や胸糞の直接的な描写もなく、見やすい部類だとは思う。
背景の映し方もよく、デモの看板やヒッピーなど間接的に時代背景を描写しているところも好きだった。
キャラクター陣も個性的で見やすかった。エルマーの最後の悟りきった男気に、「強すぎるだろ」と思ったのであった。
むしろフィクションであって欲しかった、、、
見ていて辛かった
重いですが是非観てほしい作品
弟エルマー君の成長が凄い。翔べ!!〇〇〇〇(違うか😄)
1967年、シングルマザーに育てられていた2人の兄弟のお話。裕福で無い家庭が更に母親が病気になり、2人は擁護施設に預けられる訳だが。。。
所々に宇宙ロケット「アポロ〇〇号」の話が出てくる。当時「宇宙」「月」というものはかなり関心が高いものだったろうなと実感させられるし、それに対して僅かな情報ながら夢見る子供達は「なんて、屈託の無い子供達なんだ」と清らかさを感じさせてくれた。
それに対比する様登場する大人達。
暴力、虐待、いじめ容認、幼児性的行為。裏切り。隠蔽。
目を背けたい位の大人による行為は時代背景が成せる技。
話が進むにつれ、主導権は兄のエリック君と思いきや、後半はあの弟の方のエルマー君とは!!😬
エルマー君が月の引力に惹かれ、自由を勝ち取ろうとする所は何故かガンダムを思い出す。(あちら逆には地球で魂を引かれた人達=悪しき物例えで、それを宇宙側が解放ですが。)
面白かったです。
善悪
過去の話にしてしまって良いか
子供が夢を持って成長していく姿こそ大人の希望
60年代デンマークの児童養護施設での実話をもとに作られた、鑑賞中も鑑賞後も心に重く響く観ていて辛い作品でした。
まだ15歳に満たない子供達に起こったできごとだと思うとあまりに可哀想で、周りにあれだけ大人が関わりながら、なぜ誰一人声を上げないのだろうともどかしく感じました。
お子さんを持つお母さんだったら尚さらそう感じるかもしれません。
校長の眼光の鋭さは心底恐ろしく、己が「暴力による支配」に支配された狂気と狡猾さが滲んでいました。
役者さんの力がとても大きかったと思います。
なぜ暴力による支配が横行していったのか、人物や背景の描写がないことに、最初は首を傾げました。
だけど暴力による支配が増幅する背景には狂気と恐怖しかなく、言い訳など与えないと言っている様な気がします。
救いだったのは、兄は立ち向かう勇敢さ、弟は希望を捨てない心の強さと賢さを持っていたこと。
強い眼差しで決断するほどたくましく成長していたこと。
そして彼らに勇気づけられ、他の子たちも少し変化があったこと。
子供が夢や希望を持てるような社会にすることが大人の希望であるといいですね。
熱闘
誰にも束縛されずに日常を謳歌している日々の自由に感謝。
多くの人に観て欲しい映画
無理に時間をつくってでも観るべき作品
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