坂道のアポロンのレビュー・感想・評価
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沁み入る、、、
なんとも言えない、淡く、
もどかしくも前進する日々を
見事に表現していると思います。
漫画の原作を既読でしたが、
原作の良さがダイレクトに伝わってきました。
特に演奏シーンがしっかり盛り込まれていた点と、
キャスティングのマッチ具合(特にりっちゃん)が、個人的にですが完璧だと感じました!!
原作の描写も良かったですが、
やはり、ジャズをメインの題材にしているだけあって実際に音があると全然違いますね!
映画館で観れて良かったです。
しかし、どうしても1つだけ気になる点が、、、
土砂降りのシーンで、
あれだけガッツリ晴れていて、
影がくっきり見えてしまったのが残念でなりません。
細かいことなのですが、
すごく気になってしまいました、、、
逆に言うと、それだけ細かいところにしか
ケチがつかないほど良い映画でした(笑)
皆さん評価高いですね。 ジャズ演奏のシーン、頑張っているとは思いま...
皆さん評価高いですね。
ジャズ演奏のシーン、頑張っているとは思いますが、どうしても日本の若者とジャズがしっくり来ない感じがしてしまいます。
お決まりの交通事故とかもやっぱりって感じですし。
土砂降りのシーンで2回とも日が射してるのもどうかと思います。
最高の演技に最高の音楽!
知念さん、大志くん、菜奈ちゃん、それぞれのキャラクターがすごく原作にちゃんと沿っていて、また3人の仲の良さも伝わってきて、とても質の良い映画でした!
セッションシーンはどれも圧巻で、体育館でのシーンは涙が止まりませんでした。
最後の協会でのセッションシーンも涙がドバーッと。続く小田和正さんの「坂道を上って」でも涙がドバーッ、、、。
本当に感動しました。
知念さんはピアノを振付のように覚えたと仰っていましたが、何曲も演技しつつ楽しそうに弾けるまで仕上げるのは本当にすごい事だと思います。凄すぎて言葉に出来ません、、。本当に感動しました。
もちろん原作を読んでこの映画に臨みましたが、きれいに上手く2時間で収まっていて、脚本も素晴らしいなと思いました。
すべてが忠実な訳ではないけれども、映画というスケールでは十分すぎるかなと思いました。
本当にどの世代でも共感、感動できる作品だと思いました。
素晴らしい映画をありがとうございました!
高校生の皆さん‼️
この映画、あなたのお爺ちゃんとお婆ちゃんが高校生だった頃の素敵なお話です。
是非、お爺さんお祖母さんを誘って、ご一緒にご覧になさって下さい。確実に距離が近づきます。お年玉がupするかも?です。
JAZZ以外にROCKが出て来たりしますが、当時は不良の代名詞だったことなどをお爺さんは語ってくれる筈です。
さて、主演のお二人は賛否ある様ですが、お見事!だったと思います。当然エアーだと思ったら、吹替無しのマジsessionだというから驚きです。ジャニーズとか関係無く、素直に熱演と評価します。👏
マドンナ役の小松菜奈さんの存在感も良かったですね。それにしても三木監督は美人を撮るのが本当に上手い!。5年後の菜奈さんと三木監督の新作をまた観たいです。
今のところ、2018年1QのNo.1邦画だと思います。👏🙌😸
これが私のお気に入り
自分の故郷が舞台なので、原作、アニメ版とそれぞれ楽しんでおりましたが、今回はどういう風に料理してくれるか興味津々でしたが、ほとんど記憶の彼方にある昭和40年代の故郷の風景がよみがえっているようで、それだけでじーんとしてましたよ。
オープニングでリアル古写真と、古く見せた劇中の風景とうまくミックスされてモーニンの曲とともにタイムスリップした感覚がありました。
色々書きたいことはありますが、場面場面で、あーっここで撮影してたんだと、遠く離れた故郷を思い出しては、懐かしい気分にさせられましたね。
自分もかつてはあの忌々しい坂道を登って登校したもんでしたし。しかし、実写になって思い知りましたが、アニメ版の現地再現度が凄まじく正確だったことを改めて確認できました。物語の展開は大筋原作通りですが、百合香が20歳の東京の美大生で、すでに淳兄いと深い仲になってるとか、千太郎の事故と失踪は3年の時の文化祭前がクリスマスの教会での演奏になってるとか時間短縮のための演出になってますし、千太郎の妹幸子や、薫の従姉妹のまり子が幼い年齢設定になっており、同年代のキャラが排除されて3人が引き立つよう考慮されてましたね。
千太郎の事故も原作では幸子を後ろに乗せてた時に起きてますが、今回は律子を後ろに乗せてます、話の流れとしてむしろ自然で違和感はなかったですね。
千太郎と薫それを見守る律子という構図は、最後まで変わることなく、千太郎がロザリオを残して姿を消した時から止まっていた三人の時間が動き始めるところで物語は終わりますが、その後がハッピーエンドだったことを誰もが感じるラストでしたね。
律子が歌おうとしていたのは、当然クリスマス教会で行うはずだった曲「My Favorite Things 」だったことでしょう。
「My Favorite Things 」はモーニン以上に今回使用された曲の中は重要な場面で使用されてましたし、劇中で律子が涙を流すシーンでは自分も目から水が出てくるのを感じましたよ。ジャズは同じ曲を聞けば聞くほど味がわかりますが、この映画も同様ですね。1回目より二回目の方が流れ出た水の量は多かったですし。
引き込まれた
前評判良かったので期待していきましたが
期待以上の作品でした。
飽きることなく最後まで集中して観ました。
来てる方の年齢層も広くかなり年配の方もいらっしゃってました。
懐かしい映像と、ストーリーと、清々しく観れました。
音楽はやっぱり良い
劇場を出た後に「いい時間を過ごせたな」と思える映画でした。
『疲れて何も考えたくないけど、なにか映画が観たい』という人にもおすすめしたい。
良質な音楽と佐世保の風景が、心地よく物語の世界に連れていってくれます。
近年の流行と言うか、注目を集めるのに有効な手段として、特にCMなどではミュージカル調やビッグバンド系のショーの要素を取り入れることが多いですが、この作品一番の盛り上がりはなんと言ってもピアノとドラム、2人だけの演奏です。
"青春を描く音楽物の邦画"と聞けば、普通は『みんなでコンクールを目指すぞ!』とか『このバンドを成功させるぞ!』というゴールに向かっていくことになるかと思いますが、坂道のアポロンはゴールを目指さない。
ただただ友情のために音楽を鳴らしていきます。
そのうえ山場のシーンは2人の為の、2人のセッション。
でも不思議なんですよ。ビッグバンドに慣れた耳でもまったく寂しく感じません。
ジャズという音楽の特性か、音の遊び、アドリブ・ソロのぶつかり合い。
むしろ華やかなんです。
また手元だけ別人と言うこともないので、我に返らずに済むのは本当にありがたい。
4分33秒* の演奏の間、完全に演奏者2人(薫と千太郎)だけの世界に入ってしまっているのに、観ていて置いてけぼり感もありません。
それは主人公組3人のうちの誰かに、自然と感情移入出来るからでしょう。
ラストのおかげで「ああ、終わってしまった」という落ち込みもないんですよね。
後味がいいから何回でも観たくなる。監督はそこを狙ったんでしょうか?(笑)
残念ながら現段階では興収が振るわないようなので、気になっている方は絶対早めの観賞をオススメします!初見がDVDではあまりに勿体ないですよ。是非映画館のスクリーン、音響で。
( *= 演奏時間はサウンドトラックを参考にしました)
また観たくなりました!
娘の付き添いで観に行きましたが、青春っていいな、音楽っていいな、友情っていいな、と、ジーンと来ました。評判のセッションシーンは映画館で味わえて本当に良かったです!映像も美しく、佐世保に行きたくなりました。幅広い年齢層で、中村梅雀さんのシーンでは皆さん笑っていられました。小学生の娘にとってもあっという間の2時間だったようです。
美しきマリア様
記念すべき初レビュー作品です。
涙腺への影響:特になし
集中力:途中やや低下
見所:小松菜奈ちゃんの唇・・・。思わず、ボンが奪いたくなる気持ちが分かりますね。菜奈ちゃんは、スクリーンで観たい!
いや、観るべき女優さんの一人だと思います。
内容は友情と恋愛ものですが、比重としては完全に友情ものです。
「ガサツな俺と、都会育ちの繊細なボンじゃ違う」劇中出てくる
この言葉(ウル覚えですが…)グサッときました。
分かってるんですよね・・・。初めからお互いに。
「ちょっと(いや、かなり)タイプが違う」って。
それでも、出会い、心通じた者同士には、それらの壁を軽く飛び越えていける絆が生まれます。それだから、面白い。
「友情は一生もん」
主人公の3人は、簡単に手放してはいけない大切なものをちゃんと分かっていたことが、駆け足で迎えるラストを観ればよく分かります。
大人になると、限られた範囲で、安全圏な人を嗅ぎ分けながら、
自然と線引きしながらの人付き合いになれてしまう…。
学生時代のような「気が合う」「一緒に居るだけで楽しい」
そんな関係が築けなくなってしまう。
それでも、そんな頃に出会った友人たちとはどんなに時間が
経っても、再び会えば笑い会えるから不思議。
(もちろん、そうでないケースもあるのでそんな再会美談は
お互いが現状に満たされていてこそ成立するのかも知れませんがね…)
とにもかくにも、劇中、ただ一人、少年のような父親や不器用な
男子たちを常に見守り、微笑み、涙する菜奈ちゃんの姿は
まさに!マリア様そのものでした。
最後に・・・妄想劇場。ポイント
ずっと「忌々しい」と嘆きつつ歩いていた
坂道を、文化祭での仲直りセッションの後に、走りながら下る
男子二人の姿。特に、ボンの跳ね上がるような足取りは、
見ていて微笑ましかったです。
久々に坂道、走って下ってみようかな。ズッコけない程度に。
とても素敵な作品でした。
ジャズセッションのシーンには鳥肌が立ちました。予想を遥かに超えた演奏で、楽器は初心者だったらしく10ヶ月近く練習をされていたと聞いて驚きました。薫と千とりっちゃんキャスト皆良かったです。とても素敵な作品に出会えました。
演奏が凄かった
公開前から知念さんと中川さんのセッションが凄いと言われていましたが、楽器未経験で限られた練習期間ではそこまで上達出来ないのでは、と正直なところ思っていました。
映画を観ると、本当に凄かった。圧巻です。そして二人が練習した曲っていうのは、1曲だけじゃないんですね。何曲も演奏されていて、「演奏を聴きに行った」と言っても過言ではないくらい。聴き応えがあり、演奏シーンでは涙が溢れてしまいました。
メインが音楽と青春。スパイスに恋愛が少しだけ見え隠れするのが観ていて心地よく、楽しかったです。
また観に行きたいと思います。音楽が好きな方は勿論、たくさんの方に是非観ていただきたいと感じました。
音楽は凄くいいです‼️
音楽は本当に良かったです‼️映画館で観て良かったと思いました‼️
ただ周りの役者さんがしっかりしてるので、主人公の演技の下手ぶりがメチャクチャ目立ってました……。
もっと西見さんは選ぶ出来だと思います‼️
見たあとからじわじわくる
見終わった直後は正直展開の粗さが頭に残ってしまって消化しきれずもやもやしていた。
だけど、しばらくたつとあの3人と、ジャズが響いていた地下のスタジオを思い出している。
ジャズも、レコードも、からっとした派手な殴り合いも、千太郎が抱えるような孤独も、今ではもう滅多に見られない。あの時代にしかなかった"若さ"をキャスト全員が見事に表現していた。素晴らしい映画だった。
小田和正さんの主題歌は原作者のリクエストとのことだが、あの時代を象徴する「オフコース」のボーカルがまたノスタルジックで涙が出てしまった。
若い人には今の自分達と比べながら見てほしいし、特に主人公たちと同じ60年代後半~70年代に青春していた大人たちにも見に来てほしい。きっとたくさんの発見と懐かしさがあると思う。
私は今日も気がついたらMoanin'のイントロを口ずさんでいる。公開期間が続く限り何度も観に行きたいと思います。
演奏シーンがどれも素晴らしい!
恐らく猛特訓したであろう役者達の圧巻の演奏と、心底セッションしている感じがよく伝わってきて素晴らしかったです。演奏シーンだけでも映画館でみる価値ありだと思います。
ただやはり原作を2時間にまとめるには無理が…。原作を知る者としてはそのほころびが質を下げてしまっていたように感じました。前編後編でたっぷり見てみたかった!
あの時代の雰囲気がかすかに匂う
シニアでみた爺さんですが、涙をこらえるのに苦労。「くちびるに歌を」では無理やり泣かされた感じだったけど、この作品では素直に感情移入できました。小玉ユキは短編しか読んでいなかったので、映画の後に一気読みし、またまた泣けた。
漫画の後に映画を見ていたら、省略された設定に悔しい思いをしたかも知れませんが、限られた時間枠の中であそこまで原作の空気感を再現できれば十分でしょう。脚本家と監督に脱帽。
ところで、薫さんと律ちゃんが大学に入ったのは、1969年。そう、70安保闘争で東大の入試が中止になった年です。佐世保北高(作品では東高)で薫さんたちの1年後輩だった村上龍は、高校生のくせに学生運動のまねごとをしたことを「69sixtynine」に書いていますね。李相日+クドカンで映画化されているので観た人も多いと思います。
この作品では70安保には直接触れられていませんが、基地の町佐世保のあの時代の雰囲気がかすかに匂うと感じるのは、爺さんだけでしょうか。
青春を思い出し、友達に会いたくなる映画
正直9巻もある原作漫画が2時間にまとめられているので、「なんでこうなった?」と感じる場面もありました。
しかし、そのもやもやを補い、満足感を感じられるほど千太郎と薫のセッションシーンが最高です。2人の表情が本当に楽しそうで、言葉がなくても音楽を通して気持ちが通じ合っていることが伝わってきて、思わず自分自身の青春時代を思い出しました。大切な友達と心を1つにして演奏する楽しさと充実感、幸福感を映画を通して思い出すことができました。
また、客観的にも薫と千太郎と律子の友情が微笑ましく、中でも薫と千太郎の男同士の友情が美しく、何度も律子と同じ表情をしてしまいました。
青春を過ごした全ての方に観ていただきたい映画です。忘れかけていたあの時の気持ちが蘇ってくるのではないでしょうか。鑑賞後に友達に会いに行きたくなる温かな映画だと思います。
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