「体感型??」坂道のアポロン しずかさんの映画レビュー(感想・評価)
体感型??
原作が凄く面白かったし、原作者さんも太鼓判を押していたので、実写化は期待しつつ不安もありましたが、素直に素晴らしかったと思います。
とても原作の世界観を大切に撮っているなという印象でしたし、ちゃんと坂道のアポロンでした。
演奏シーンは圧巻ですね。あれは大きなスクリーンと音の映画館で観る価値があります。見て欲しいです。
知念さんはピアノ未経験で、大志さんは中学時代に1年ほどドラム経験があるとは言え、ジャズという事もあり二人とも0からのスタートだったのではないかと。
それを10ヶ月程?であの演奏シーンを作り上げたのは、相当な努力の賜物だと思いました。そこに原作への愛を感じて嬉しかったです
演奏シーンになると自然と身体がリズムに乗ってしまう。
特に文化祭のシーンはまるで自分も体育館に集まった生徒の一人として観てるような気分になりましたね。凄く楽しかったです。
音のない原作とは違う、映画ならではの魅力を感じられました。
ストーリーはアニメもそうですが、やはり時間的にも端折らなければならない部分が出てきてしまうので、あのシーン見たかったなーと思う所はありました。それでも大事なシーンは残しつつ三人を中心として上手くまとめているのではないでしょうか。泣いてる方が沢山いました。完成度は高いと思います。
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