テルマのレビュー・感想・評価
全51件中、1~20件目を表示
観客が憂鬱になる涼宮ハルヒの中途半端なカレッジ・ファミリードラマ版
この映画をどうも2回観たらしい。前半、何だか覚えがあるなと思っていたのだが、半ば過ぎまできたら、はっきり記憶にあるシーンが出てきたので、「あー、一度観たのを忘れていたのか」と思い至った。それだけ記憶に残らない、つまらない映画だったのであるw
内容を要約すると、田舎から出てきた大学生の女の子が涼宮ハルヒのような神の力を持ち、その能力を使いたくなくて悩むが、無意識のうちに力を使って人を簡単に消滅させたりしてしまう。父親は娘に薬物を呑ませて廃人にし、「リング」の貞子の伯父のようにその能力を消滅させようとして、逆に消滅させられる。解放された彼女は明るく生きていくといったものである。
まず、前半は普通のカレッジドラマで、少女が男女の友達と交流する姿が描かれているのだが、彼女に異常なところがあることを示唆しながら焦らしまくる。これが長々と間延びして退屈極まりない。
半ば過ぎになると彼女が超能力らしきものを見せ始め、そのDNAの元になる祖母を訪ねていくところなどは「お、何が出てくるんだ??」と思わせるものの、結局、何も出て来ないのであるw
その後はファミリードラマに移り、世界を破壊しかねない超能力者を廃人にしてしまおうとする父と少女の戦いになる。しかし、そこにまったく緊迫感がないまま、あっけなく父親は殺されてしまい、少女は母親の下半身麻痺を癒して実家を出ていく。最後は自分が消してしまった愛する女性を復活させ、2人で元気に歩いていく…。
ストーリーそのものは悪くないのだが、せっかく超能力モノなのに能力を使い惜しんでいるばかりか、使った結果がはっきり言ってショボいw そのくせ彼女の能力は神様並みに全能らしいから何でもありとなり、ドラマ性が希薄となって印象に残らない。
ま、映像が頑張っているのはわかるが、いかんせん中身のなさをカバーできるわけもないのだった。
無自覚?な選択肢
ライフルを突きつける場面が徐々に活きてくる序盤からホラーと言うより超常現象モノへと突き進む印象、そんなダークな雰囲気はなかったかのようにLGBT映画をハッピーエンドに描く恋愛モノとして終わらせる物語に驚愕してしまう。
弟や父親、彼女に対する思いが何かしら違う形でありながら邪魔な存在として無自覚で無意識のままなのであろう、果たされてしまう残酷でもある現象、己の力を悟りながらも自分の幸せを選ぶ選択肢だけは残されたが制御不可能な自分自身の行く末と将来は不安定。
幼いながらの嫉妬心と従いながらも幻滅に陥り、正しき意志を掻き乱される嫌悪感からの愛情だけは真実に委ねられる。
母親に対する気持ちだけは平常心を保ちながら!?
【”抑鬱からの解放”ノルウェーから遣って来た、ロマンティック・スーパー・ナチュラル・スリラー。あのラストをどのように捉えるかは、貴方次第である。】
ー 少女の力は封印された筈だった。初めての恋に落ちるまでは・・。-
■物語は、幻想的な序章から始まる。そして、美しく成長したテルマ(エイリー・ハーポー)はオスロの大学に通うために一人暮らしを始める。
人里離れた小さな田舎町で、”信仰心が篤く厳格な”両親の育てられたテルマにとっては、総てが新鮮だった。
そんなある日、彼女は激しい痙攣発作に襲われる。
その時に助けてくれた同級生のアーニャ(カヤ・ウイルキンクス)と親しくなっていく、テルマ・・。
◆感想
1.映画の雰囲気が、「モーリス」や、「キャリー」「RAW 少女のめざめ」に似ている。曇天の元、次々に起こる超自然的現象。
・北欧の酷寒の地を舞台にした詩的で、美しい透明感のあるラブストーリーであり、
・孤独でテレキネシスの能力を持つ少女という設定
・自分の内に秘められた隠された本性に気付く少女の苦悩と変異、家族のダークな物語が似ていると思ったのである。
2.本作は、同性への初恋の苦悩、疎外感、自我の目覚めを美しくも幻想的に、且つ寓意的に描いているが、根本には悲痛でダークな家族の物語がある。
<ヨアキム・トリアー監督の、独創的でスタイリィッシュで、刺激的で、衝撃的な美しき作品である。>
・眼から赤い血を流すテルマのアップの表情が印象的な、フライヤーに記載されているコメント。
”神に背く許されぬ初恋は、封印されたはずの”怖ろしき力”を呼び起こす。”
”少女の中の”願い(タブー)”が目を覚ます。”
<2018年12月29日 今は無き半田コロナワールドにて鑑賞>
フォースと共にあらんことを!
久しぶりに鑑賞後にどっぷり浸れる作品に出会った。またもノルウェー産の作品。個人的にブームが来ているのであろう。他作品もそうだが、本作も「ノルウェーらしさ」が伺える作品だ。静かで、透き通るような描写の数々。これが不思議な空気感を生んでいる。恐らくこれをハリウッドリメイクするとまた違った世界観に感じるはずだ。このノルウェーが生み出した空気感こそが本作にピッタリなのである。
一応ホラーという位置づけの本作だが、その様子はあまり伺えず、ミステリー色の強いヒューマンドラマのように感じる。劇中の台詞から強いキリスト教信者の両親の元で育った様にとれる場面があるが、そういったものが最後の最後で回収されていく。物語の展開から何となく主人公の身に起きている事や結末がある程度予想出来てしまうのは残念であったが、それを何となく理解しつつも引き込まれていくストーリーには非常に魅力を感じる。主人公の身に起きている事は恐ろしい事であり、今回彼女はそれによる良い事と悪い事の両方を経験することになるのだが、彼女にとってそれに支配されない様にただされるがまま指示に従っていくよりも、彼女の持つそれ自体も含めて何を今後求めていくかによって、本作のラストの感じ方が変わるだろう。
これがサイコホラーだったらマジ怖い
と思いました
いや私はそう観てしまったのですけども!
だって誰にもわからないわけで・・・
映像は美しく、内容はだるい
雰囲気は抜群で、ラストはもやもやする
そんなフランス映画みたいな割り切れない内容
ハリウッド映画好きな方は避けた方が無難です
万人にはおすすめできないけれど、観て楽しくはありました
ホラーじゃない、に一票
上映当時、観に行けなかったのだが、今回テレビで。
娘を銃撃しようとするシーン。そしてポスターでも使われている顔のアップ。これらをフィーチャーした予告を観て、相当上質なホラーか!と、そそられた。
しかし結果は、かなりの期待外れ。
内容がよくわからない。
しっかり観てなかったからかな?
(英語じゃなかった事も一因かもしれない)
なんで好きな相手を消しといて、そして最後に呼び戻すの?
呼び戻せるんなら、悩んでないで、もっと早くやりいな
なんでお父さんは殺して、お母さんの脚は治すの?
それから現実問題として、あんなので弟殺してたら、世の中の赤ん坊、もっと死んでまっせ。
確かに評論やレビューにある通り、「キャリー」に通ずるものがあるかもしれんが、
まぁ相当暇でなければ、も一回観ようって気にはならない。
北欧映画に温水プール
特殊能力の頼りなさ制御しづらさの塩梅が良い。
他人なら絶交で充分だけど、恋人親兄弟は絶交では不充分、消さねば、か。
美しくないポスタービジュアルで損してる感も。
「ぼくのエリ200歳の少女」然り、北欧映画には温水プールが映える。
百合表現も好調。
推す。
テルマ
は田舎町出身の少女。大学で彼女が出来ます
それから奇妙なことが自分にも他人にも起こるようになり最後は覚醒します
実はそれは…という話。
幼少期の記憶が思い出せなく、それが何故なのか分かる後半に掛けて盛り上がってきます
VFXも綺麗だし
途中眩しいので部屋暗くしてみる人は気をつけて
娘の能力を見誤る親の話
ノルウェーの田舎町で育った信仰心が強い一家の娘が、都市オスロの大学進学を機に自分の能力に気づく話。
前半はホント退屈。話が暗い。口数も少ない。
窮屈な宗教性が強いだけに、無宗教の私にとっては「そこまで窮屈にならなくても、、、、」状態に。
また、中盤秘密が明かされるのだが話が中々次が広がらず、私には「だからどうだっての?」状態に。
ぶっちゃけ、育て方で子供は神にも悪魔にでも成ると言う御話+まだどっちにも心が傾いていないオーメンの未発達ダミアン風。
親はオーメン観過ぎじゃね?
だからお馬鹿の様に信仰心に走るんだよ!
私なら小さい頃から正直に話して接する形を取るけどね。
薬漬けにはしないかな。神頼みするのも好かない。
(まぁ、これに関してはこの様な意見が出る様に意図されていると思う訳で)
VFX演出もいまいち。
炎で焼かれるシーンも「いっその事水中花火にでもなってくれや‼️」と思う程。
やりたい事は分かるんだけど、設定だけで話が広がり見せないんだよね💦脚本力不足。
広がる前に終わるし💦
物足りん‼️
親の行動(抑制)が子供を不幸にさせる様な形。
いっその事エックスメンの施設に預かってもらえと思った映画でした。
PG12。「フラッシュライトにご注意ください」。能力者の苦悩
オープニングは氷湖、魚が透ける
雪森に父娘。鹿。向ける場書!暗転からタイトル
一気に大学生?
母車椅子に理由が?
てんかん発作
鳥の次は蛇
生物学専攻
厳しい父親
何でも知ってる親。人との違いを感じてるテルマ
さらっと女性とクラブ
過保護な母
相手とリンクした?また発作が
仲良くなってワインまで飲むようになった
現代舞踊見ながら ふれあう二人 震える手
共振する天井
百合キス戸惑うテルマ
キリスト教会
ワイン飲んでるやん
飲みすぎてる
マリファナまで
ヤバイヨ覚醒した!?
透けて光った
黒をバックに幻想的百合
蛇が口に。タバコやった。ちょっと吐いた
MRI検査、これがポスターか
6歳に既往歴、レボトミン
父親医者かよ
記憶蘇る、赤ちゃんおる。いやな予感
消えた!弟出てきた‼
あ、これがポスターか。入院検査
発作を誘発
アンにゃが映る。電化製品に不具合
ヒュンてなった
鼻血
遺伝的素因
心因性非てんかん発作
魔女扱いされた歴史
おばあさん生きとったんかい
念が強すぎる
プールで発作
ガラスに髪の毛が挟まってる
怖いから実家帰る
一服盛ったな
弟氷湖瞬間移動
母自殺未遂の結果
投薬と信仰で治るのか
テルマ無気力裸シャワー介助
ボートに親父このくだりは
鳥騒ぐ
親父人体発火。水から上がるとまた燃えるの斬新
湖に潜ってプールのアンニャに
と思ったら湖か
虫
アンニャから着信
黒い小鳥は身代わりか
力で母の足を直し出かける
何事も無かったかのような引き絵がオープニングと
才能を感じる画作り
テルマはアンニャ心経を唱えた
敬虔なクリスチャンだった家族に育てられたテルマ。冒頭では凍り付いた湖を渡り、鹿狩りをする父トロン。しかし、鹿を狙いつつも銃口はテルマの頭部に向けられていた・・・といった映像だけで大満足。その後のストーリーはそれを確かめるためだけのオマケといった感じ。
ホラーっぽくはないが、その映像力が冴えわたる。大学キャンパスの俯瞰、突然くる発作、レズビアンに目覚める過程、などなど全てが美しい。ただ、その美しさを保つため平坦なストーリー展開になり、眠気も襲ってくるのだ。オープンング映像からは超能力を持った少女を殺してしまいたくなる衝動。しかし、愛娘テルマをさすがに殺せない葛藤。ノルウェーという舞台だけに、寒々しさもビンビン伝わってくるのです。
癲癇じゃないかと疑われるも検査結果はノー。しかし、幼い頃の医療記録によると、大人用の精神安定剤レボトミンを服用させられていたといった過去が暴かれてゆく。自分、いったい何なのさ!?と、もっと疑ってもいいのに、恋する乙女だから深く詮索しない。家族は好きだけど、過保護みたいに毎日電話をかけてくる母親に嫌気をさしていたこともあった。
水泳のシーンと、氷上から見える魚の群れ。そして、その魚が・・・と、ぞっとするシーンもなかなかのものでした。勝手に使ってしまう超能力なんて要らない!
ヨーロッパが持つ神秘さ
この父親との関係は?
冒頭のシーンが、ラストにわかる。
ノルエーの片田舎から
オスロ大学へ
そこで愛する女性と出会い
欲望とクリスチャンの合間に悩む
テルマ
しかし彼女には、凄い能力があった。
テルマも初々しい色気に魅力を感じる。
ホラーじゃなくてミステリー、サスペンスだと思う
正直言って怖い、ホラーと感じられる部分はあんまりなかったと思う。
どちらかというと、ミステリー・サスペンスですかね。
不思議なところや不気味な表現はありましたが…
主役の女性が一体何なのか、どんな特殊能力なのかを徐々に明かしつつ、物語は進んでいきます。
何故か彼女の身体が痙攣し始めます。周りには不可解なことが起こります。最初は動物や人が自然に勝手に?自分の所へ来たり…、物を動かしたり。中盤からラスト・過去のシーンでは相手の存在を消したり、現したり…。テレポートみたいなやつです。この辺りは自分の隠された潜在的?な超能力を上手くコントロールできていない感じ。
基本的に彼女がストレスやトラウマなど精神的に不安定になると、それと同時に周りへ強い影響を及ぼし、不可解な現象が起こる感じです。
最後の辺りは、親父を燃やしたり、母の足を治して立てられるように?してあげたり…など他の超能力も見られました。
主役の女優、エイリハーボーちゃんも可愛くて、エロティックな表現もあり、魅力的に感じました。
映像も北欧らしく、全体的に綺麗で素晴らしかった。また部分的にはフラッシュの連写や現実感のあるリアリティさと幻想的なファンタジックを混ぜ合わせたシーンが印象的だった。
ホラーじゃない
ホラーと謳ってあるけど、ホラーじゃないです。最初、日常生活が描かれてて、どこがホラーだ?って思いました。初めての発作の時、おっ、これでホラーらしくなるのか?って思ったけど、そんな感じもなく…。ポスターも、ホラー感あるのに、ポスターのシーンは訪れないし、どうなることかと思ったくらい。結論、ホラーではなかったって話。
でも、面白かったです。特殊な力を持っているテルマと、お友達、両親とのストーリー。母親が、すごく過保護だなぁって思ってたけど、娘の力を心配して、詮索してたんだろうね。テルマの「愛している人がいる。彼女も愛してくれている。」みたいなセリフの後、「それは、お前が望んだからだ。」って父親が言うんだけど、最初はピンと来なかったの。でも、意味が分かった時に、怖くなった。映画を終わった後、じわじわと恐ろしくなりました。
ホラーでなくスリラー
まったりとした、テンポでストーリーが進みながら、徐々に不穏さが増していきます。序盤で挫折する人がいるかもしれない。はじめ、両親怖いなと思いましたが、テルマが一番怖かった!少女の能力が分かる後半で一番重大な秘密はすぐ分かります。
テルマはサイコでなくても、なんらかの精神は病んでますね。父親も殺されるつもりだったかもしれない。最初と最後の引いた画も彼女は何処にでもいる子と印象付けたかったのかもしれません。怖いというより、気持ち悪い、という印象の映画でした。
逆に新鮮なクラシックホラー
90年代に作られたサイコホラーです。と紹介されても納得してしまうと思う。本編の内容は、力を持つことと力の封印の苦悩や苦痛だけ、ほぼ。無尽蔵の力を、無造作に発揮しまくるモンスターだらけの今日、逆に新鮮だった。
テルマのオッπの見せ方にはクレーム付けときたい。雑過ぎ。もう、あそこまで来て、見せる必要無いでしょ。
よかった
サイキック少女が自分でも制御的なパワーを発揮してしまい、周りも本人も苦しむ。赤ん坊がかわいそうだった。うちの子にもしそんなパワーがあったら、イオンでおもちゃを買わない度に半殺しにされそうだ。テルマが、薄っぺらい男を見抜いて携帯の仕組みを説明させようとして周りをしらけさせる場面が面白かった。お友達が生きていてよかった。
全51件中、1~20件目を表示