レディ・ガイのレビュー・感想・評価
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伝説の巨匠が好き放題にやってみた。
『ストリート・オブ・ファイヤー』の、という枕詞だけで80年代育ちに郷愁と興奮をよみがえらせるウォルター・ヒル監督。その功績を讃えるだけで何文字あっても足りないが、老いて発表した新作はご本人が「まじめなテーマとかない」と言い切るジェンダーレスアクションだった。
荒くれ女番長ミシェル・ロドリゲスが凄腕のヒットマン(男)役。ところがある女医の逆鱗に触れて復讐のために女性の身体に整形されてしまうという荒唐無稽なアイデア。ジョン・ウーの『フェイス/オフ』のジェンダー版みたいなものか。
とはいえ先に書いたようにヒル御大はあくまでも「奇想天外なアクション映画」のために考えた設定で、内容が内容だけにかなりの低予算映画でもある。それでいてトーンはやたらと真面目なのが不思議だが、ロドリゲス姐さん/兄さんは大マジで役に挑んでいて、ああ、なんでも全力って美しいなあと目を細めてしまう愛らしい珍品なのである。
派手さはないが面白く観られた
男のときのフランク・キッチンをミシェル・ロドリゲスが演じている冒頭を観たときに、いっそのこと男の時は全くの別人が演じて女になったら骨格から全然違うじゃないかよっ!くらいのことを期待していた。
というのも、オレを女にしやがって!復讐してやる!ドンパチドンパチ!みたいな少々アホっぽいアクション映画だと思っていたからだ。
しかし中身は、いたって真面目でシリアスな、ミシェル・ロドリゲスがフルヌードを披露する(多分初めて見た)ほど気合いの入った力作であった。
ストーリーも設定から受ける印象以上にちゃんとしているし、敵役のシガニー・ウィーバーが過去を回想する形をとることで多角的なアプローチによるサスペンス要素もなかなか良かった。
大がかりで派手なアクションがないので小ぢんまりした地味な作品だが、エドガー・アラン・ポーとシェイクスピアをスパイスにした辛味のある良作。
面白かったです。
コメディじゃない
レディガイね
かなりメチャクチャな設定
マフィアに裏切られ、性転換させられた殺し屋。主演に「バイオハザード...
女性版ハードボイルド?ひょっとして男性版?
女性といっても元は男。ミシェル・ロドリゲスの低めの声だからこそ成り立ってるようなもの。そんな彼女も主演にして大胆なヌード。自分の胸を確かめる光景はまるで大林監督の『転校生』でした。下を向くと、あ・・・ない。
ハードボイルドとは言え、主人公フランク・キッチンのみならず、変態医師ジェーン(シガニー・ウィーバー)にまで多く語らせているのが失敗なのだろう。過去のシーンも多く登場するので、時系列はややこしくはしてるが、要は復讐vs復讐という構図であり、感情線はわかりやすい。ちょっとひねったSF作品ならジェーンの正体もフランクだったというどんでん返しがあるだろうと、オチを期待しすぎてしまいました。
平坦に冷血主人公の性格を描いてはいましたが、元闘犬ポンチョにだけは笑顔を見せるロドリゲス。犬を預けるところなんてグッときてしまいましたし、もしかすると犬好きにはたまらない映画だったのかもしれません・・・
いい素材がダメダメに
宝塚で舞台化したら???
シガニー・ウィーバーの怪演が見もの
なんとなくニヤニヤしてしまう
期待しすぎた
殺し屋が主人公なのかな
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