「腕利きの殺し屋フランク・キッチンはあろうことか依頼主に宿泊先を襲撃...」レディ・ガイ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
腕利きの殺し屋フランク・キッチンはあろうことか依頼主に宿泊先を襲撃...
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腕利きの殺し屋フランク・キッチンはあろうことか依頼主に宿泊先を襲撃されて負傷し意識を失う。見知らぬ小汚い部屋で目覚めると自分が女性の姿になっているのを知って愕然とするフランク。誰が一体何のためにオレを女に!?という中学生が昼休みに書いたようなお話。『ザ・ドライバー』や『48時間』を撮った巨匠ウォルター・ヒル作品なるも中身は相当なスカでした。
そもそも性転換される前の主人公が付け髭したミシェル・ロドリゲスにしか見えない時点で詰み。誰が何のためにこんな手術をというのは冒頭5分くらいで精神病院に収監された謎の外科医役のシガーニー・ウィーバーがバラしてしまい、あとはダラダラとシガーニーと医師が延々会話するシーンとミシェルが自らの心情をモノローグで語るシーンがほぼ全編に渡っており、サイレンサーを使った爽快感皆無の銃撃戦がチョコッとあるだけでジ・エンド、ダメ映画のテンプレここにありと声高に叫ぶかのような壮絶な駄作。『48時間』を想起させるようなセット撮影シーンもあったりしますが、そんなものは何のエクスキューズにもなっていません。全くもって時間の無駄でした。
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