「ありがちな始まりから、一転して非日常へ。」トレイン・ミッション アルさんの映画レビュー(感想・評価)
ありがちな始まりから、一転して非日常へ。
単純な列車パニック系ではなく、完全なサスペンス・スリラー。定年間近の何処にでもいる男が、自ら手にしてしまった報酬により、与えられたミッションの謎に迫っていく。
顔見知りの多いいつもの通勤電車から、普段は降りる事無い終点で、降りる標的を探す。無理難題なミッションの中に、リーアム・ニーソンのアクションが際立って光る。動機付けに少しだけ違和感を覚えたが、ラストにその伏線の回収もあり、納得。
悪い癖だが斜めから観て伏線を探すのも楽しく、登場人物全てが怪しく見える脚本が素晴らしい。
旧友、顔見知り、初対面とのやりとりが、ストーリーの厚み、緊迫感を上手く増している。安心して観られる心地良いラストも○。
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