パーティで女の子に話しかけるにはのレビュー・感想・評価
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ピンクの蕾
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」を観たのはテレビ東京の夜中の映画で。その毒々しいしかし強烈なメッセージ感は未だに忘れられない作品である。その監督の作品と言うことで、どれだけのハイテンションムービーなのかと期待しての鑑賞。
結論から言うと、進化に著しく華麗に飛んだ出来映えであった。プロットとしても興味深いSFテイストな構成になっていて、その下地に、下品で粗野なパンクや前衛音楽、R&Bやポップスと素敵な音楽がシーンを彩る内容となっている。異星人達とパンク仲間との攻防というか触れ合いや、イギリスの寂れた街角や、異星人達の借りている一軒家の中の出来事等々、多重的に意味を持たせていて、映像としての華やかさを演出している。ただ、それにも増して、主人公役のエル・ファニングのキュートさには一発で持って行かれた。アイドルとしての地力が非常に優れている女優さんである。ラストの展開は中々涙を誘う難い演出でこれも又秀逸である。『♪生きたまま食べて ママ』の曲は、流行っても良い位のパンクロックだ。
エルファニングかわえぇ〜
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
が好きで
エルファニングに
ニコールキッドマンも出るし
結構楽しみにしてました。
良かった‼︎好きだな‼︎
不思議な感じのラブストーリー
ラストはちょっと
ウルっとしちゃいました。
儚い青春とパンクとSF
うーん、全てを理解しきれない映画だった
パンク好きの冴えない男子と異世界の女子の青春ラブストーリーと言えばいいのか?
エルファニングの儚い美しさと愛らしさはあのくらいの男子なら惹かれて当然くらいの輝きを放っており、主演の彼も情けないようで、もがきながら頑張っている姿も見ていて良い。
2人の輝くような交流は10代のキラキラとした輝きを魅せてくれるので見ていて心地よい。
作品の解説を読んでいると大人達への反抗が描かれているとあるものの、あのSFじみた設定は何を意味しているのか(何かの暗喩とかはあるのだと思うけど)理解しきるのは難しいので、???が多くなってしまった。
パンクもそこまで印象的かと言われるとそうでもないか?(あまりパンクは分からないので)
独特の世界観なのでついていくので必死な印象。
ものすごく叩き潰して平たく考えるならば、保守的な考えを持つ一族の女の子がパンク好きの男の子と出会い、外の世界に触れることで周りの大人達も考えを改めていく…ということでいいのだろうか?
他のレビューも参考にしよ
壮大
様々な問題が色々な比喩の中で描かれているように感じました。人種、家庭、恋愛、承認等々。いずれも若者独特のパンクに成長が中心の話です。
最後にエンが話す自分は自分、彼女は彼女という一言になぜ繋がるのか考察が止みません。
良かった!ラスト良かったー泣いちゃったぜ。 ぶっとび設定なのに高校...
良かった!ラスト良かったー泣いちゃったぜ。
ぶっとび設定なのに高校生の青春としてとても楽しめたし、あっとゆう間だった。ポストカードみたいな印象的なシーンがたくさん。
あー面白かった。
怪作かと思ったら傑作だった
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチの監督(LGBT)が作った異星人の女の子とのボーイミーツガールものでパンクだ、ということだから、
「これは絶対イケてる怪作」に違いないという確信はあった。
LGBT的なもの、異星人的なもの、パンク的なもの・・・、これらのモチーフは、「境界」的なものだ。境界的なものを境界的な人間が描くわけだから、これはイケてる怪作だろうと。
映画が始まって前半はむしろ予想を上回る感じで「まじか?、なんなんだこれ?むっちゃイケてる映画だな」と衝撃を受け、ワクワクしながら浸っていた。
しかし、後半、というか最後の30分が驚きであった。
なんと優しい、愛に満ちた映画なんだ、と。
境界的な人間が境界的なモチーフをふんだんに使用して作った映画なんだから、あくまで境界的なままで終わるものだと踏んでいたのに、ものの見事に裏切られた。
境界的な人間が境界的なモチーフを使っているのに、ここまでユニバーサルに物語を収めてくるとはなあ・・・。
優しい、愛に満ちあふれた、素敵な映画でした。
辺境の題材だらけなのに、ヒューマンな部分で王道にまとめている。
題材の使い方とストーリーのまとめあげ方を総合すると、この映画は怪作どころか、むしろ歴史に残る傑作になり得るのではないだろうか。
なお、「パンクとはブルースの最終形」なんだそうだ。パンクには詳しくないので、そのへんのことはわからないが、いったいどういう趣旨なんだろうか。
ハリウッド系映画馴れの人にはキツイかな?
77年のイギリスを舞台にした、SFチックな青春もの?
空気感はイギリス映画っぽく、時間の流れも激しくは無い、割と穏やかな展開。
時代はスター・ウォーズ登場以前(製作された年)、英国はパンク・ムーブメントという背景。
しかし低予算系のフツーの映画らしい感じが、'60年代後半の低予算アメリカ(SFホラー)映画みたいな味も?
取り敢えず、『ロッキー・ホラー・ショー』とか『ギャラクシー・クエスト』に『さらば青春の光』あたりは(『ワイルド・パーティー』なんかも?)、どちらかというと嫌いじゃ無い、いや、むしろ好きという守備範囲が広い人なら、なんか良い感じに楽しめるように思える。
ただしイギリスの“階級”社会とか、そのことと関係深い、当時の“パンク”の存在等、やや社会的、歴史的背景の理解が無いと、表面的なストーリーしか見えないかも知れない。
勿論、(上記から想像出来るように)一般的な反応としては、100点満点にはホド遠い作品だろうとは思う。
だから、万人受けする、誰でも楽しめる映画系が好きな人は、やめといた方が無難です。
個人的には大好きですね、(ヤヤきびしい部分もあるとしても)オッサン的には気に入りました。
まあ、愛ですね。
エンディングも良し(曲も含めて......)。
予想の上をいくカオス
この監督の他の作品を知らずに見たら、
そりゃ混乱しますよね、という内容。
パンクとは?カルトとは?SFとは?
そんなことは無駄に考えず楽しめばいいと思う。
良い意味で狂っていて観る人を選びますが、メッセージ性の強い作品だと思いました。
あんまり好きじゃないけれど。
シュールな展開が好きじゃない。
だけど、ほろ苦い初恋や、
恋の後の、パンク少年たちが、
それを卒業しそうな雰囲気なのも、
ぐっと来た。
もちろん、ラストも。
エル・ファニングじゃなかったら...
と思うと、ゾッとする。
ファッションパンク
パンクを語るのに人の名前や言葉が必要な登場人物達に最終的にはパンクを大人になる過程の青さとして描くストーリー。
ファッションパンク(パンク・ファッションではなく)を描いているのかもしれないが簡単に無力化されてしまったり、パンクの形はこうだと決めつけていたりとパンクの理念へのリスペクトが感じられず個人的には好きになれなかった。
消費社会を否定していたのに青春の思い出を金を稼ぐ為のネタにしてしまったラストは大人になったと取るか大人になってしまったと取るか人によって感じ方が変わるだろう。
1977年のロンドン郊外。パンクスのエンは仲間と風変わりなパーティ...
1977年のロンドン郊外。パンクスのエンは仲間と風変わりなパーティに乱入して不思議な女の子ザンと出会う。素っ頓狂なことばかり言う彼女はてっきりイカれたアメリカ人だと思っていたら実は絶滅の危機に瀕した異星人の末裔で・・・からのケッタイな青春譚。
曇天のロンドンで繰り広げられるバカ騒ぎは実は異星人の仕業で、彼らもまた社会のルールに雁字搦めでフラストレーションを溜めていたというどうかしている解釈が意外と70’s末期の空気感と相性よし。地元のパンクスを束ねる女ボスをニコール・キッドマンが『ラビリンス 魔王の迷宮』に出ているデビッド・ボウイみたいな出で立ちで素っ頓狂な演技をブチ撒けているのが感動的ですが、やはりエル・ファニングの美しさが驚異的で、『スーパー8』、『20センチュリー・ウーマン』に続く70’sヒロインをまた全く異なるアプローチで軽快に演じています。パンクネタなので昨今の若者にはピンとこないのか、客席は自身も含め色々拗らせた風のアラフィフばかりが目立っていましたが全員きっちりクレジットを最後まで見届けてから席を立っていったのが印象的でした。
作品として力はありそうだが……
予想の斜め上を行く作品で視聴して大変面食らいました。カルト的、と言ってさしつかえないかなあ(「的」であって「カルト」にあらず)。
心離れずに最後まで観れましたが、楽しめたかと言われると……。今日のぼくの評価としては星2つ。ただ、爆発力があるのはわかるし、ハマったときはものすごいことになりそうな予感が。期間を空けてもういちど観てみてもいいかも。
個性的な映画なので視聴を迷っている方は一度はみてみても良いかもしれませんよ(^ω^)
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