「ちょっと怖すぎる」ザ・サークル bluetom2000さんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと怖すぎる
政府や警察が国民を管理するという近未来もののSF映画は多くあるが、この作品ではもうそれは民間企業が主体になっている。申込ベースとはいえ、もうそこには個人の秘密はない。
個人情報の開示による利便性とプライバシー、相反するテーマの境界をどうするのか? ここではトイレ時間だけだった。申込なのがわずかな救いであるが、空恐ろしい感じがする。
この映画では、エマ・ワトソンの明るさと爽やかさが強調されすぎていて、トム・ハンクス達指導者の腹の底が分からず、ここが知りたい。これを明らかにしないところに、底知れぬ気味悪さを感じた。
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