「1%の違和感と99%の好奇心のせめぎ合い」ザ・サークル 居眠りんタカちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
1%の違和感と99%の好奇心のせめぎ合い
この作品をみてSNSに自分の日常を公開することの危険性を感じた。確かにいつでもどこでも世界中の人たちと繋がれる可能性があるというのは刺激的な響きではあるし、自分の可能性を広げるチャンスのような気がする。身近な人と好きな手段で連絡をとれるのは、自分や相手の都合を考えなくてもいいという意味では実に便利だとも思う。しかし、その便利さ、というものが時に誤解を招いたり人と人を疎遠にさせると感じている。←知り合いの日常を覗き見する罪悪感は誰しも一度は感じたことがあるだろうし。
この作品は最後に理想の世界をつくってハッピーエンド、とはならず監視される世界の中で我々はすでに生きていて、その中で選択するのはあくまであなたですよ。という問題提起をしてエンディングを迎えているように感じた。←カヤックを楽しんでいる所へドローンが飛んできたから。
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