「「トム・ハンクス」」ザ・サークル そんぼさんの映画レビュー(感想・評価)
「トム・ハンクス」
オーラが消えてしまったのは悲しいことだ。
あれほど出演する映画をつぎつぎと成功させ、独特なキャラクターで映画を輝かせたのがウソのようだ。きっとむかしの彼を知っている映画好きはそう思っていることだと思う。
トム・ハンクス。年をとってひげを生やしている。
けっして似合っている、と思えない。
「ビッグ」にはじまり、「メイフィールドの怪人たち」「プリティ・リーグ」「フォレスト・ガンプ/一期一会」
数え始めたらきりがない。彼の栄光に陰りが生まれるなんていちども想像さえしなかったと思う。
「プライべートライアン」あたりから、ぼくの好みとは別の方向へむかうが、それでも「キャスト・アウェイ」がまだ残っていた。。
最近は、見るたびに「残念だな」と思う。
一方でここ20-30年のコンピュータの進化とインターネットの深化が世界を変えている。
この映画の導入部がよく物語っている。
ぼくらはどこへ行こうとしているのか。。?
しかし、思うほど世界は変わっていないのかもしれない。それは、人の見る世界という意味。
世界はテクノロジーで変わり続けているが、ひとの世界はそれほど変わらなくて保守的だとも言える。
実は、保守的なひとが見る世界の方が本当なのかもしれない。
つまり? ソニーがそれほど大きく世界を変えられなかった。
DNAががんこものなのだ。
秋田犬のパティが大好きな田舎の女の子を、ぼくもすきになる。
もちろんYouTubeの中の話。
「変だ。。」と、キーボードをたたく小指の骨がつぶやいている。
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