「暴論」ザ・サークル KOKUさんの映画レビュー(感想・評価)
暴論
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少し頭をおかしくして言うと、この映画はエヴァンゲリオンだ。巨大SNS企業「サークル」が目指す、全てがシェアされ「透明化」した世界は、正にサード・インパクト後の状態であり、全てがLCL化し一体となるように全世界と繋がることで「完全化」する。しかしこれは近未来ではなく現代に正に起きている事象であるため、その世界はジョージ・オーウェル『1984』のビッグ・ブラザーのような監視世界という側面もある。…などと意味不明な誇大妄想を広げたくなるくらい面白いテーマなのに、映画自体のストーリーは尻窄みで、視点も偏っていて残念。もっと面白くできそうなのに。
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