「巨大IT企業ザ・サークルに就職したメイはふとした自分の失敗が功を奏...」ザ・サークル よねさんの映画レビュー(感想・評価)
巨大IT企業ザ・サークルに就職したメイはふとした自分の失敗が功を奏...
クリックして本文を読む
巨大IT企業ザ・サークルに就職したメイはふとした自分の失敗が功を奏して企業の広告塔を任され世界中から注目される存在となるが、それによって自分のプライバシーだけでなく家族や友人のプライバシーが世界中にさらされることになり、やがて悲劇が訪れるというITサスペンス。
会社の中庭でシレッとベックがライブ演ってたりするイカした企業のCEOを演じるトム・ハンクスによる相当周回遅れな感じのジョブズのモノマネ、終始スマホを弄っているだけで何を考えているか解らないカリスマプログラマー役のジョン・ボイエガ、世界中の物好きが暇に任せてスマホ片手に人探しするというポケモン抜きポケモンGOにしか見えない同社開発の人物検索エンジン”ソウルサーチ”、そもそも主人公の自業自得に終始する物語は何もかもが中途半端で全く納得のいかないエンディングまでどこまでも消化不良。
パーキンソン病を患っていて介護が必要だが娘メイに負担をかけまいという思いを滲ませる父親役を演じたビル・パクストンの名演だけが光っていますが、本作が遺作となりました。残念です。
コメントする