「象徴的な赤い扉は心の扉」イット・カムズ・アット・ナイト しげぴいさんの映画レビュー(感想・評価)
象徴的な赤い扉は心の扉
謎を謎のまま置いていく筋書きに
観客も登場人物たちと共に
疑心暗鬼の渦の中へ捲き込まれ…
個人的には好物のプロット
「それ」の侵入を防ぐための
固く閉ざした赤い扉の内側に
信頼の置ける家族以外の者たちが
入り込むことを許したとき
もはや歯車は狂いだしていく。
船頭が増えればできることも増すが
猜疑心も同時に大きくなるのか。
救いのなさに満たされて劇場を出た。
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