あゝ、荒野 後篇のレビュー・感想・評価
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宿命を切り開け、それこそが運命だ。
愛を求める死闘
前編に引き続き圧倒的な熱量を保ったまま長さを感じさせず最後まで見入る物語だった。
後編は特にヤンイクチュンの演技力の高さに改めて唸らされる。
またユースケ・サンタマリアの独特な飄然具合が堀口のキャラクターに絶妙にシンクロしていて
ユースケと高橋和也の存在はこの物語のほど良いスパイスだった。
ただ、相関にある人物全てが新宿の片隅で申し合わせたかのように一同に集うご都合主義的展開には多少違和感も残り
また自殺防止サークルからの流れや、近未来設定の舞台背景にも物語への必然性や必要性はあまり感じられず散漫な印象も受けた。
漢同士の熱すぎる愛情物語に太刀打ちできず女性陣は身を引いた…という事だろうか。
魂を削り合うような痛みを感じる事でしか得られない絆や愛情も存在するのかとそのような事も考えさせられた作品だった。
いい
ボクシングというより
俳優の熱量が迸る
とてもおしい!
エンディング
物語の舞台を2021年に設定したのは良かった。
映画のリアリティー向上に寄与した。
自殺防止フェス(あってる?)や社会奉仕プログラム法(あってるかな?)とかも面白い社会背景として効果を上げている。
しかし、ラストのボクシングの試合だけはリアリティーが削がれてしまった。2021年になるとレフェリーは試合を止めなくなるのだろうか?惜しいなあ。ここで、自分は若干の違和感を覚えて映画の世界から覚めてしまった。残念。
でも、見終わって気づいた。最後の最後に大ドンデン返しが仕込まれていることに。
ボクシングのリアリティーを考えている時に、気づいた。そうか、新宿は大罪は犯してないなと。リアリティーが向上し、星ひとつ回復だ。
岸監督に会う機会があったら聞いてみよう。
菅田将暉
外の光が眩しかった
バリカン…
バリカンやな❗
夢の跡
むしろ、これはアニキが主役の映画
みんなに見て欲しい
とてもいい映画なのに、上映館が少ないのがとても残念です。前篇に比べ、自殺防止サークル云々のシーンが無く、無駄が無く、3時間弱があっという間だった。ただ、前篇にあった、ほっこりする場面が殆ど無く、終始張り詰めてた印象はある。少し、前篇同様ほっこりするシーンも欲しかったかな?試合の場面では、菅田将暉が他の俳優さんを超えられるかというよりは、前篇の菅田将暉の演技を超えられるのか?という気持ちで観た。そんな心配は要らなかった。もう、圧巻。確実に前作を更新してゆく俳優だと言えます。原作も読んでますが、原作で感じた持って行き場の無い気持ちがだいぶ解消された。新次とバリカンの関係性、バリカンの願い。悲しい最期なのに、納得できる最期だった。バリカンは幸せを感じながらラストを迎えたと思いたい。
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