「時代背景のシンメトリー」あゝ、荒野 後篇 もんぐうさんの映画レビュー(感想・評価)
時代背景のシンメトリー
通算3回目の視聴。
菅田将暉のポテンシャルをものの見事に引き出した快作。
皆様のご指摘のように冗長な部分はありますが、原作の世界観をシンメトリックに現代に蘇らせるためには必要だったのだと推察します。
・戦後の復興→東京オリンピック(昭和)→ベトナム戦争と日米安保に対する若者の反発
・震災からの復興→東京オリンピック2020→保守一極政権による右傾化への若者の危機感
この最後の部分”若者の危機感”を描くのにかなり無理があったのでしょう。
それにつけても菅田将暉とヤンイクチュンの役への入り込みは凄いの一言。
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