「人間同士の関わり方を考える」あゝ、荒野 後篇 零式五十二型さんの映画レビュー(感想・評価)
人間同士の関わり方を考える
前編に続いて。
ボクシングの世界。
社会の底辺から拳一つで這い上がる。そこにドラマがある。
そんな人もいれば、スポーツとして極めて上る選手もいるので、全てがこんな世界ではない。
社会からはみ出て、どこにも帰属できなかった2人が心で寄り添って目指すボクシング。
そんな2人にも抗えない運命。
同クラスが故に、自分の「つながり」を求めるため対戦する事になる。
前編のプロテストの計量時にほぼ同じ体重と分かった時、後編の流れはほぼ見えた。
彼ら2人に関わるそれぞれの思いがラストシーンに集約され感動と涙を誘う。
最後、あそこまでの打ち合いは現代ボクシングではありえない。
TKOで終了だ。
そこは映画。
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