ちはやふる 結びのレビュー・感想・評価
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「宝物です」
劇中のセリフである。
観たいものは観れた。
それで充分。
画面の中で、思いっきり青春してる姿が清々しい。
滑り出しに、ふとした違和感を覚えるも、観劇中は、何度も何度も涙を流してた。
あのキャストが、この世代にいてくれた事に感謝。唯一無二のチームというか…ちはやふるは、これで完結でいいと思う。
年齢的にも限界があるのは勿論の事だが、二番煎じを観たくない。
他のキャストで観たくないというのが本音。
どのキャストも埋もれる事はなかった。
相も変わらず広瀬氏の目は澄んでて、力強い。過去作品と比べてハイスピード時の表情が崩れすぎなような気もしたが。
全てのキャストとスタッフに感謝!
忘れたくない作品になった。
余談だが、エンドロールに
「演技ワークショップ…平田オリザ」
とのコールがあったが、どんな役割りを担ってたのだろうか?
新しい試みなのか何なのか……。
かなり興味深い。
人生の選び方
自分がこうなりたい。
高校で見つけられる人は
素晴らしい。
ましてや、
ある時期に自分の全てを
かけて目指した道の延長に
あれば最高。
そうならない事も多いけど、
今を真剣に生きた事は
あとで、
宝物になったり
誇りとして自分を成長させる
エンジンになる。
最後の、ちはやの後ろ姿で
目頭があつくなりました。
いい作品と思います。
三作共におすすめ。
期待通り!
原作既読、上の句と下の句も劇場にて観賞、金曜ロードショーで復習して挑みました。
ちはやふるは映画化が決まる前から大好きな漫画でした。
最初、千早が広瀬すずだと分かったときは正直ミスキャストだと思いました。
小泉徳宏監督の初監督作品が「タイヨウのうた」、最近だと「彼女は嘘を愛しすぎている」などがヒットしました。
どちらも共通しているのが、オーディションにて無名の子を起用していること。
だからこそ、事務所のごり押しの女優を主演にもってきたことを監督らしくないなあと思っていました。
けど、広瀬すずは千早そのまんまでした!広瀬すずが一気に好きになった作品です。
この人はほんとに演技力あると思います。普通の女優さんではこんなに自然に千早を演じることはできなかったと思います。
何かで読んだ記事によると、小泉監督は広瀬すずが「学校のカイダン」の主演が決まる前に千早を決めていたらしいですね。つまり、ごり押しされる前から監督は広瀬すずの素質を見抜いていたんでしょうか?流石です。
三作目となると、期待度も大きい分、リスクもあります。
下の句で終わればよかったのにとも言われかねません。
けど、結びもしっかりとまとめてきた印象がありました。
新しく入った、名人と我妻さんもよかった!
太一は一度かるたをやめたけど、周防さんと出会って自分に合うカルタを見つける。千早を抱きしてお前のためにカルタやってたって言った時は、なんて切ないんだって思ったけど、そのあとちゃんとカルタに戻ってきていてやっぱりカルタをやめられないんだな。それくらい、もうカルタが一部になってるんだなと感じて、感動しました。太一が決勝戦に戻ってきて、しかも新に勝っちゃうのは原作と違くてびっくりしました。笑
あとは、最後の運命戦の場面でみんなが太一を信じて札を揃える場面も感動しました。
チャンスにはドアノブがないから開いたときに飛び込めるかどうか、っていう名言?が、上の句で屋上で千早が飛び込んでくる場面と重なって、ちゃんと伏線を拾ってきてて印象的なシーンになりました。
漫画同様、恋愛要素はまったく進展を見せないところも、もどかしいですが原作に忠実で好感がもてました。
最後に太一が千早を連れて新のところへ行き、返事をさせる場面では、なんてことするんだ!もし千早がokしたら目の前でフラレるんだぞ太一!って思って変にハラハラしてしまいました。笑
一番最後、千早がクイーンになって母校の指導者となる場面は、チアダンの広瀬すずのラストを思い出してしまいました。あるあるのラストでしたが、私的にはまあよかったです。
太一と新のその後も知りたかったなあ。
あと原作のときからずっと、私的にはやっぱりしのぶちゃんは橋本愛なんだよなあ。
意義ある続編!
素晴らしかった。前作のキャスト陣にそれぞれ見せ場もあって上手く組み込まれてる。机くんの笑顔で勝利を確信するのも粋でした。太一の登場だけが若干のやりすぎ感もありますが、とてもかっこよかった。新しい登場人物も意味ある出し方なのがまたいい。特に清原伽耶ちゃんが素晴らしい。笑顔のない表情が素敵。逆にストーリー的には出さなくても成り立つ松岡茉優ちゃんを出したこともいい。
出演者は相変わらず素敵です。野村くんは最近良い感じになってきたな、と。世間的イメージはまさに帝一の菊馬ですが、知的な男をやらせても様になっています。前回からの成長を感じさせてくれました。賀来賢人さんがこんなにもいい役者さんだというのも始めて知りました。
相変わらず気分の高揚する映画でした。最後チアダンと同じ終わり方というのもまた面白かったです。
完璧!
上の句、下の句からのながれをひいた、完璧な着地。
各キャラクターの成長、明確な勝敗におけるロジック、無音使とアニメーション使いの巧さ、素振り、耳に手、つめ、などの表現。。。もう、いいところを挙げだしたらキリがないほど素晴らしい作品でした。
ちはやとかるた部の3年間のまとめとして、そして次世代への継承の物語として、文句なし!の傑作だと思います。
今作は、太一が主人公!?ですよね!?笑。
ええやん!
まぶしいキラキラ青春やなぁー
競技かるた 熱い!
みんな存在感あったなぁー
広瀬すずちゃんの目力すごいわぁ!
可愛いし魅力あふれてるやん!
大女優になっていくんやろな。
話自体は そんなアホなぁー
そんな奴おらんやろ! の
てんこ盛り!漫画やがな!
…楽しんだもの勝ちで…
『チャンスにはドアノブが付いてない』
すごくよかった
ひたむきでまっすぐで、うちの子もあんな風に青春時代を過ごして欲しいと望まずにはいられない。
今回は完全にマツゲくんの話だった。羨むべき人物なのに、苦悩していて、彼は彼なりに大変なんだろうけど、世の中にはどう考えても彼より何も持たずに苦しんでいる人が大勢おり、それを思うとなんとも言えない気持ちになる。
クライマックスの短歌の意味があまりよくわからなかった。それをきちんと把握して見たらより深く感動できたような気がする。恋と競技と短歌が見事に噛み合った、素晴らしい構成なような気がする。
昇格です。良作に!。
「続編映画はかくあるべし」の見本となる作品の誕生です。2次元の漫画の世界を単純な実写化ではなく、漫画の味付けを尊重しつつも原作を上回るリアルな青春群像劇としてまとめ「結び」とした点は秀逸の一語に尽きます。日テレさん&小泉監督はgood job!です。(フジ関係者さんは見習ってください。)
主演のすずさんを筆頭に役者陣の頑張りも皆さんお見事。今回は特に男優陣が高印象で、真剣佑くんと賀来さんは特に光ってましたね。更に國村隼さんのお師匠様は、作品に厚みを齎らす存在で、流石の安心感を醸し出していました。因みに「運命戦は運命じゃ無い!」は「賭けてから言いなさい」に続く本作の名言だと思います。
この日本古来のカードゲーム、世界に評価されることは難しいでしょうね。だとしたら、尚更日本人に生まれた事に感謝したい。1000年前の恋愛歌を聴けるって、素直に凄いと思います。😺
この作品、1年後に何か賞を取って貰いたいな。三部作の部門でもあれば当確‼️です。🤠
原作と違う
原作ファンの私には、少し残念な内容でした。
途中で部活を辞めた奴が、いきなり決勝の舞台に立って良いものか…ありえません。それだけで気持ちが萎えてしまう。
千早は、66代のクイーンになるの?
新が名人で、太一が挑戦者?
じゃあ、原作の太一と新の対戦は、新が勝つのだな。
原作ファンをもっと大切にしてもらいたい内容でした。
結びにふさわしい
漫画もアニメも観てませんが映画は一作目を観てハマりました。
青春や恋愛も詰まった物語ですが私がこの作品で一番好きなのは競技かるたをしている時の相手との真剣勝負だったり、静から動へ転じる動きだったり、団体戦の一体感だったりと、その所作や姿に熱いものを感じるところです。
千早という才能、それを超える新。
もがきながらも二人に努力し追いつこうとする太一。
この三人が魅力的です。
その周りを固める部員達。
そう言えば肉まんくん演じる矢本くんが直虎に出てた時には、ちはやふるの人だと気づかなかったんですが、今作の西田を見た時に直虎の人だって思ったのは内緒です(笑)
私は天才キャラとか飛び抜けた才能があるキャラクターに惹かれるんところがあるんですが、最初は千早に魅了され。
その千早も驚くクイーン詩暢に魅了され。
そして今回の新キャラ、クイーンの更に上を行く周防久志にも魅了されました。
ドラゴンボールで悟空が天下一になったけどベジータがいて、その上にはベジータも震えあがるフリーザがいてみたいな。
こういう展開は好きです。
周防は感じは悪いですが要所要所でとても良いことを言う。
講義をしてる場面は好きでしたね。
そして新キャラと言えば新入生の二人。
新入生を前にした部の説明シーンはおもしろかったです。
挑発する筑波に本気になる千早、ドン引きの新入生達(笑)
あとで太一にすがるように謝ってる千早が可愛かったです。
新と伊織の掛け合いも面白かったですね。
笑いあり感動ありで、その中にある真剣勝負がたまらなくカッコいい、熱い話が好きな方にはオススメです。
スピオフとかで詩暢の話とか観てみたいなぁ。
優希美青よかった
優希美青、清原果耶、賀来賢人の今作から登場したキャラクター良かった。特に優希美青はすごい。あの変な役をやり切れる。松岡茉優は安定の良さ。
ストーリーも原作でやらなきゃいけなかった展開をやってて良かった。
でもやっぱり思ったけど、真島が部活辞める必要ないよね。
原作だと二年生で全国優勝しちゃって、スポ根にありがちなインフラ状態に陥ったから、ちょっとマイナスにもってくために真島やめさせたんだよね。それで大失敗でグダグダになったけど。
映画だと三年生で初優勝だから、普通に真っ直ぐに闘って良かったと思うけど。冷静に考えて、辞める理由ないよね。
このシリーズ、徐々に面白さが減ってったんだけど、これは原作反映しちゃったからしょうがないんだな。原作にない清原果耶と新田の「付き合って」「好きな人おる」は面白かったよ。
あと前半は若干込み入ったストーリー説明したからもたついちゃったけど、しょうがないね。
春いちばん
ちはやふる前作に続き、今回続編となるちはやふる結びは、更なる感動を与えてくれました。
瑞沢高校かるた部に加え、新たに後輩そして強敵が出てきました。それでも面白くなるのに、さらに新がチームを作り戦いにくるという。とにかく凄くやばいことになっておりました。
ちはやふるの特徴は、感動だけでなく、面白さ、青春、ライバル、色んなものがひとつになり、それぞれに対し観ていていろんな感情が芽生えます。
ぜひ!皆さん観てみてください!
春一番の映画です!
間違い無く、今春1番の作品!!
地上波で上の句・下の句を見て、続きが見たくなったので鑑賞しました。
結論から言うと、"最高"でした!!迷っている方は今すぐ映画館へ!
※ここからネタバレあります。
大きく「試合シーン」「笑い」「感動」の3つが"最高"の理由です。
まず「試合シーン」は、上の句・下の句同様、ハイスピードカメラを使用した臨場感のあるシーンで、映画であることを忘れて、まるで本当の試合を観戦しているように、手に汗握りなが"観戦"していました。劇場内も試合シーンになると、ポップコーンを食べる音もしませんでした(笑)。
「笑い」に関しては、前作に続き、ますますレベルアップした絶妙な間とテンポの掛け合いが所々にあり、緊張感のある試合シーンと「笑い」のシーンが良い感じにバランスをとっていました。後述もしていますが、周防名人、綿谷新、我妻伊織が私のツボでした!
最後に、「感動」は、青春映画ならではの要素はもちろん、部活以外にも何かに一所懸命取り組んだことのある人、今頑張っている事があまり上手くいっていない人など、誰しも、見終わった後「明日からも頑張ろう」と前向きな気持ちになれるメッセージとエネルギーがたくさん詰まっていると感じました。特に原田秀雄さん演じる國村さんの言葉の1つ1つがじわじわと胸にしみました。
今作から加わった新入生部員3人もすごく個性的で、こんな後輩いたら大変だろうなと思いましたが(笑)、中でも我妻伊織役の清水果耶さんの試合シーンでの気迫がとても印象的でした。新田真剣佑さん演じる綿谷新との掛け合いも声を出して笑いました(笑)
また何より、周防名人役の賀来賢人さん!「結び」の最高のスパイスでした!強烈なキャラクターの周防名人をサラッと違和感なく演じていて、周防名人が出てくるたびに、また何かやらかしてくれるんじゃないかとワクワク(笑)。周防名人視点のストーリーも見てみたいなと思ってしまいました。
長々と語ってしまいましたが、少しでも「ちはやふる結び」の魅力が伝わったらと思います^ ^
最終
原作は続いていますが、最後までと、5年後まで描かれてます。しかし主人公、あれだけ部長いなくて泣いてたのに、なぜ自分の感情に気がつかぬ⁉️物語と言えばそれまでだが、人間としてはありえん。でも良い物語でした。
控え目に言って最高!!
前作から広瀬すずちゃん主演のちはやふるですが、
本当にすずちゃんの可愛さが一層引き立つ作品です!
個人的には、どの映画よりもちはやふるでのすずちゃんが一番かわいいです笑。
新と太一が想いを寄せる千早の返事の言葉も、あぁやっぱり千早は最後まで千早なんだなぁと思ってクスッと笑ってしまいました。
こんなにも真っ直ぐに純粋に物事に取り組めることって本当に才能だなぁって。
この映画を通して、物事にひたむきに真っ直ぐに取り組むことの素晴らしさ、仲間がいるとこんなにも頑張れるんだっていう事を感じれました!
もう一度見よう、人生全力で今を生きるぞっ!と強く思えるステキな映画です。
原作ファンとしては今一つ
まあまあ、見ていて飽きなかったが、原作と違いすぎて。
太一のことだけ中心に脚本出来ていることが、気になる、いろいろ過程があるわけだがはしょられている。
新の告白は原作はもっと素敵な感じだし、返事のシーンもいちいち太一いるの?変じゃないって思った。
しのぶれどもいいけど藻塩をいれてほしかったし、机くんとカナちゃんにもっとスポット当ててもよかったのではと思います。ひょろくんの主将としての葛藤もいれてもらいたかったです、まあ、2時間なので限界はあると思いますが、結び上下でちゃんとしたものをつくってほしかったです。
今ここに、青春の全てを、結ぶ
前2作が予想以上に面白く、アニメ版にもハマった、『ちはやふる』実写版待望の完結編!
『リメンバー・ミー』とどちらを先に観ようか悩みに悩み、彼らにまた会いたくてこちらを選んだ。
冒頭は名人・クィーン戦。
閲覧してる千早たちお馴染みの面々に、スッと帰って来たような気分にさせてくれる。
クィーン詩暢もさることながら、冒頭いきなり異才を放つのは、遂に登場の周防名人。
超変わり者ながら、その強さは超能力者レベル!
読手が下の句を詠む寸前に発する空気の音だけで聞き分け、他者より一秒も早く札を取ってしまう。その次元違いの強さに相手は完全に打ちのめされてしまうほど。
誰が演じるか気になっていたが、賀来賢人の浮世離れした佇まいはなかなか。
掴み所の無いキャラだったが、本作では終盤ある人物の背中を押す。
瑞沢高校かるた部に、新入部員が二名。
ところが二人共、問題あり。
菫は太一に憧れて入部しただけの恋愛体質。
筑波はかるた経験あり故協調性ナシ。
こんなんで全国大会に行けるのか…?
惜しむらくは、筑波のキャラ設定がちと改変されていた事、菫が少しずつかるたの面白さに惹かれていく様が弱かった点。
新も千早の情熱に触発され、かるた部を作る。部員の現準クィーン我妻は映画オリジナルキャラながら、新との漫才みたいなやり取り、試合でのキリッとした表情などなかなか好印象。
千早たちも3年生。受験、そして最後の全国大会への挑戦。
そんな中、各々に悩みが。
千早は新から突然告白され、動揺する。
今回心情がクローズアップされていたのは太一だと思う。
学年成績トップの太一。厳しい親からプレッシャーかけられ、部長としてかるた部をも背負い、いわゆる爽やかイケメンキャラながら、誰よりも感情移入出来て特に好きなキャラの一人。
そんな太一が突然かるた部を辞めた。受験に専念したいとの理由だが、本当は…。
千早、太一、新の三角関係。
結局恋の悩みかい!…と言うなかれ。
三人の恋も友情も成長もかるたで繋がれ、かるたが三人を突き動かしているのだ。
高校3年という大人と子供の中間の最も複雑な時期。
悩んで、悩んで、悩んで…
いよいよ迎えた全国大会団体戦決勝。
奇しくも、千早たち瑞沢高校vs新たち藤岡東高校。
様々な想いを胸に、だからこそあんなにも白熱するのだ!
クライマックスは千早とクィーンの再戦、太一と新の個人戦も見たかった気もする。(クィーンなんて今回ほぼお笑い担当)
が、
遥か昔から語り継がれてきた百人一首。
千年の時を経て、青春の全てを、皆の想いを、今ここに結ぶ。
アニメとは違うが、悪くない終わり方だったと思う。
3作通して、彼らと一緒になってもう一度青春の日々を過ごさせてくれたような気持ちにさせてくれた。
青春映画としても、コミック実写化作品としても、本当にお気に入りのシリーズの一つになった!
小泉徳宏監督の青春映画大好きです。
"競技かるた"というマイナー・スポーツを有名にした、末次由紀の大ヒットコミックを映画化。2016年3・4月に公開された「ちはやふる 上の句」、「下の句」の2部作につづく完結編。
実時間も公開後2年が経ったが、劇中の綾瀬千早(広瀬すず)も高校1年生から3年生になっている。
なによりも主要キャストたちの2年の成長が、映画の完成度を大きく押し上げている。かるた競技シーンや、演技の安定感は見事というしかない。もし前2作を未見でも本作だけで十分楽しめる。
この2年、主演の広瀬すずの大躍進がめざましい。先日の日本アカデミー賞で、最優秀助演女優賞を19歳にして獲得した (「三度目の殺人」で)。長澤まさみの17歳という記録はあるが、10代での受賞は快挙である。
また、共演の上白石萌音は、「ちはやふる」出演後の「君の名は。」の主演・宮水三葉役として有名になっている。
千葉真一の長男である新田真剣佑は、前作では映画初出演の新人だった。芸名は"真剣佑"で、映画デビュー作の「ちはやふる」の役名である"綿谷 新"(わたやあらた)から、"新田"の姓を取って現在に至る。本作では序盤で、綿谷 新が千早に告白するところから始まる。
本作は、小泉徳宏監督の、"ちはや愛"がビシビシ伝わってくる完結編である。いつもながら小泉監督の映画は、BGMの使い方タイミングと間(ま)がいい。かといって音楽ばかりでなく、無音シーンの挟み方が素敵だ。
原作連載中の映画化は、どうしても原作とは違うストーリー展開にならざるをえない。その点、小泉監督といえば「カノジョは嘘を愛しすぎてる(カノ嘘)」もそうだったが、原作を読み込んで自身で脚本を書き下ろし、独自の展開とオリジナルの結末を導き出している。
今回のこだわりも半端なく、原作にない新キャラクターの登場させている。千早のライバルとなる準クイーンの我妻伊織(清原果耶)、そして史上最強の名人・周防久志(賀来賢人)である。それぞれが重要な役割なのだが、登場の仕方に違和感がない。
面白いのは、その我妻伊織が綿谷 新に何度も告白して振られるシーンが繰り返される。
"付きあって"と言う伊織に、新のセリフはいつも、"ごめん、好きな人いる"であるが、徐々にその返しが早くなっていく。それを、かるた部のメンバーが"一字決まり"、"二字決まり"と表現をしている。これは百人一首の、上の句の"決まり字"を引用したものだが、このかるた的ツッコミは、小泉脚本のオリジナルである。
これで終わってしまうのは切ないが、高校3年間を駆け抜けた、瑞沢かるた部の青春の一瞬が輝いて見える作品である。
そして小泉監督の次の青春映画、待ってます。
(2018/3/17 /TOHOシネマズ日本橋/シネスコ)
これで終わって欲しくない
今回は全国大会団体戦がメインのお話しです。
映画冒頭で太一がかるたを辞めてしまうところから始まり、終始太一に焦点が当てられてる感じがします。
正直千早、新は主人公太一の引き立て役にしかなってないです。
これで実写版は完結するようですが、個人的にはちはやが成長してクイーンを倒し、新と太一のどっちかと結ばれるところがちはやふるの最後だと思っています。
原作もまだまだこれからなので最後は曖昧な終わり方だし、これで完結にしちゃうのが本当に悲しい。
キャスト、音楽、アニメーション、演出全てが大好きなのでこれからも続いて欲しい!!
太一~!
最高の結び!太一が帰ってくるところとか、運命線とかもう鳥肌ものです。私も太一に抱きつきたくなりました(笑)新キャラの周防さんも面白いし、上の句の感動を上回りました。
それにしても、すずちゃん本当に素晴らしい!かわいいのはもちろんながら、赤い着物がよく似合うし、演技も千早の熱もすごく伝わってくるし、今後の作品も楽しみです。
全40件中、21~40件目を表示