ちはやふる 結びのレビュー・感想・評価
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あらぶるからちはやふるへ
午前中に上の句を見、午後下の句を見たらいてもたってもいられなくなり、夜映画館に足を運んでしまいました。
メジャー系のエンタメ青春物で自分がこんなにはまるとは思ってもなかった。
熱く、激しく、静かにせつなく。
あらぶるからちはやぶる展開は見事。
色鮮やかに咲
ぎりぎり高校生に見えたような、見えなかったような。もう少し前に撮ってもらいたかったかな、というのが正直なところ。
それでも作品は色鮮やかでまっすぐで、こんなふうにうちこめるものがある日々のキラキラやもらう側から贈る側になる成長していく過程が、いやみなく、ストレートに響いてきました。
映画を観ている観客も固唾をのんで対戦を見守り、エールを贈る気配が伝わってきました。それってすごいことで、ちゃんと結んでくれました。
広瀬すずさんへ
とても素晴らしい映画でした。
さて、話は変わりますが、そろそろ海外進出を視野に入れた外国語の習得に取り組んでみてはどうでしょうか?
朝ドラを残して日本の女優としてやれることはもう全てやり尽くしたのではないでしょうか?
民放ドラマに関しては「anone」、商業映画に関しては「先生」「ちはやふる」、本格映画に関しては「怒り」「三度目の殺人」でこの国の女優としての仕事は全うしたと個人的には思います。
まだ20歳という若さなので、ここから10年間思いきってチャレンジしてみるのもいいのでないかと思います。もしこれが25、6といった中途半端な年齢なら、このまま日本で映画やドラマの主演を務めて、バラエティーやCMにたくさん出て、プライベートも充実させてという安全な道を歩めばいいと思います。しかし、まだ20歳なので一度きりの人生だし、すべてを投げ合ってでもまだ見たことのない景色を探してみてはいかがでしょうか。日本の映画界にとっては大きな損失ですが、あなたのような天才だからこそできることだと思います。このまま日本にとどまって歳を重ねるのはもったいない気がします。アジア、アメリカ、ヨーロッパなど選択肢はたくさんありますよ。
素晴らしい青春映画でした
すでに上の句、下の句があるために登場人物の説明の必要がなく、仲間が帰ってきた感じがとても良かった。自分もあんな高校生活があったような概視感。本当は全然違うけど、3年生の最後の試合の感じは部活をやったことがある人ならば。
前2作でちょっと可哀想な立場だった太一くんにフォーカスを当てているのもとても良かったです。
また会いたい仲間たちだけどこれで完結。
小泉監督、出演者の皆さんの頑張り、素敵な映画をありがとうございました!
松岡茉優さんはやっぱりGOOD。
最高の青春作品です。
ドキドキやもどかしさを感じさせられて、最期は全てをスッキリしました。
細部までこだわりを感じました。
広瀬すずさんの演技力に魅せられました。
かるたをテーマにしてましたが、競技のしーんは演者さん達は相当な訓練を積んでこられたのでしょう。緊迫したムードを感じ引き込まれていきました。
最高!!大好きです!!
ちはやふるは上の句下の句結び、どの作品も見終わったあとの余韻が本当に大きい映画でした。
仲間と同じ目標に向かって助け合って頑張ることが本当に素敵なことだなと改めて感じさせてくれた映画だったし、これからも私の中で残り続ける作品です。
しいていうなら、千早と太一と新の恋の行方をもうちょっとはっきりして欲しかったのは少し(笑)
青春だなあ。いいなあ。
なぜにかるた?と思って見始めたこのシリーズもついに最終話。
出てくるキャラクターが一人一人愛せるのと、話のテンポがいい。
普段のコミカルな掛け合いに続いて競技会のシーンではピンと張り詰めた緊張感があり、シーンごとにメリハリが効いたテンポのいい展開に時間を忘れてしまった。
今作は伏線の貼り方もわかりやすくてよかった。
仲間たちとの大事な三年間、まだ終わらないでほしい、この先の彼らの行く末も見てみたい。
そんな時間をこの映画であじわうことができました。大好きなシリーズの一番の作品だと思います。
期待以上
前作まで熱い作品だっただけに、さすがにネタが尽きて、ドラ○ンボールみたいなグダグダな末路を辿りはしないかと思いつつ鑑賞。
だがしかし!今回も熱い展開だった。
新人達も良かったけど、歴代メンバーの
身のこなしが堂に入ってて演技以上のものを感じた。
飛び散ったカルタ並べ直すの面倒くさそうと思ったのは素人ゆえだろうかw
全世代に送りたい
ここまで文句をつけられない映画だとレビューもしにくいものだ。
ちはや(広瀬すず)の安定のかわいさ、そしてその、この日本にほんのわずかしかいないであろう天真爛漫さにはとても癒された。
真島(野村周平)と新(新田真剣佑)の、かけがえのない親友なのだと思わせられた場面は印象的だ。(最後の場面)
その裏で周防(賀来賢人)の真島に対して投げかけた言葉の数々はとても心に響くものであった。
よくわからない名人だと思っていたがむしろ素晴らしい人間だった。
また、我妻伊織(清原果那)と新のやり取りは面白かった。
清原果那は3月のライオンの時から好きな役者なのでまた別の演技を観れて良かった。
個別に書いていくとあまりにも長くなりそうなのでこの辺でやめておくがこの作品に出会えたことに感謝したい。
余韻がまたよい
よい映画でした。最高です。
彼らが高校三年生になって最後の夏。
将来への不安と、今への渇望。すごくよくわかりました。
そんななかでも千早は一途にかるたで、太一とも気持ちにずれが出てくる。
二人とも高校三年生なんです。後輩ができたことでまた見えてきたものもあり、それが前二作との違い。
千年歌い継がれてきた歌と、彼らの想いが重なって、素晴らしい映画が出来上がった。
そんな感じ。
何となく避けてたけど
久しぶりに面白い映画に出会った。
旬のキャストを集めた、ただの恋愛モノだと勝手に思って避けてた。
この映画のよさは、「キャスティング」「演出」「セリフ」にある。
確かに、恋愛要素はあるけど。
「かるたの世界を伝えようとしている」ことがいい。
競技かるたが、いかに難しくて、奥が深い、スポーツなのか。
その凄さが伝わってきて、やりたくなった。
それから、百人一首とストーリーをリンクさせているところが素晴らしい。
有名な歌合の話も出てくるので、面白かった。
ただ、星5ではないのは、嫌いな人が徹底的に嫌いそうだから。
まず、笑いのレベルが中高生向け。
くだらない笑いが好きじゃないと、だめかも。
それから主題は「かるた一筋」「かるたで繋がる絆」という感じなので、ストーリーに深みがないと感じる方もいるかも。
でもその真っ直ぐな感じが、いい。
あと、かるたのルールで混乱した場面があった。もう少し解説がほしい。
とりあえず、1回観ていい映画。
演出力に唸らされる
漫画を読んでるわけでもなく、百人一首が題材なんてと、特に気にしていなかった作品だったので、前作は昨年DVDをレンタルして何気なく視聴。そしたらとても面白い。こんなに引込まれる傑作を危うく見過ごすところだった。それが続編公開と言うことでいそいそと足を運んだ。
今回も変らず面白かった。前作から引き続きの魅力溢れるキャラクターたち。彼ら彼女らを取り巻くストーリーの面白さが堪らない。そして何より脚本と演出の巧妙さ。カメラワークやアニメーション、回想シーン挿入のタイミングなど、多岐にわたる脚本力・演出力に唸らされる。
たくさん笑ってほろりと泣いて、良い台詞もいっぱい。まだまだ続きを見ていたい、愛すべき作品。
スポ根青春映画史に残る偉業達成
3作を通じて、これほどバランスのとれたシリーズは珍しい。もともとは2部作構成であったため、この「結び」が蛇足になることを危惧していたが、そんなことは全くもっての杞憂。このシリーズはスポ根青春映画史に残る偉業を成し遂げたと言っても良いだろう。
「上の句」では団体戦、「下の句」では個人戦を描き、そして「結び」では再び団体戦へと物語をシフトさせる。だからと言って、「上の句」の単なるバージョンアップではない。「下の句」ファンは、主人公・千早と最強クィーン・若宮詩暢との一騎打ちがないのを不満に思うかもしれない。だが、本作が真に描きたいことは、優勝の行方ではない。彼女たちが部活から何を学び、その後の人生をどのように切り拓いていくか?という成長物語なのである。
シリーズ完結までに要した3年間は主人公たちの高校生活の長さともリンクする。優勝したいという想いはもちろんだが、後輩指導の難しさや卒業後の進路選びといった競技以外の悩みが生じてくる。そして、この上映時間が終わったときに、彼女達の部活も高校生活も終わりを迎えるということがひしひしとスクリーンから伝わってくるのだ。
やがて挑む最後の大会。途中敗退しようが、優勝しようが、終わりがくる。その終わりに向かって、次第に激しさを増す白熱の競技シーン。どの札を選ぶか?どこに手を出すか?巧みな演出とカメラワークは過去2作を凌駕し、見る者を圧倒する。しかし、何よりも素晴らしいのは、主人公たちが勝ち進む背景に、他校の負けの姿をさりげなく映し出していることである。敗者がいるからこそ、勝者は強くなれる。得られた勝利から何を学んでいくか?物語はこれ以上ない完璧なラストシーンを映し出す。観客は一分の迷いのない「ちはやぶる」千早の姿を目にすることだろう。
☆4.5は全3作のトータルの評価。ただ欲を言えば、シリーズのテーマ曲として今回もPerfumeの『FLASH』がエンディングに流れて欲しかった。
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