ちはやふる 結びのレビュー・感想・評価
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「瞬間の光」が「永遠」に刻み込まれた
最後の夏(どの夏も「二度と来ない夏」)という「瞬間の光」を映画という「永遠の芸術(かどうかはわからんけどそうであると信じたい!)」に刻み込んでみせた青春映画の快作!広瀬すずの輝きは言うまでもなく最も光ったのは野村周平。持たざる者の迷いと戦いに心を掴まれた。有終の美
観てる間ずっと「いつまでもこの夏が終わらないでくれ」と思っていた。多分この先もふとした時にこの夏に帰って来たくなると思う。青春はぬるま湯。いつまでも浸かっていたくなる。でも時は不可逆だからこそ眩しい
スポーツ映画としても三作の中で一番。『上の句』のようにロジカルで『下の句』のようにエモーショナル。そしてフィジカルでビジュアルでオラクル!『メジャーリーグ』におけるチャーリー・シーンの最後の登場ばりに「待ってました!」と言いたくなるドラマティックな展開もある。文句なしのカタルシス
「しのぶれど」「こいすてふ」の句と野村周平と真剣佑の関係性が呼応してきて盛り上がる感じも上手い。全体的にちょっとした台詞が後々に響いてくる。何より本当に大事なことは台詞にせずに寸前で場面が変わる!感情が高ぶる場面で音楽が止む!『上の句』ではやや冗舌だった小泉監督の演出やけど本作ではもはや余裕すら感じた
野村周平のメンターを演じた賀来賢人も良かった。作品のテーマとかしようとしていることを説明する役割も担っとんやけどこれがまた凄くて…物語の射程が百人一首という芸術の意義にまで及んでいる。百人一首に興味が湧いたよ
カルタに青春をかける高校生のみずみずしさ
面白かった!
とても良いスポ根
2作完結じゃなくて良かった!
登場人物紹介や、過去の伏線の説明など一切ないので、過去作を見てから視聴することをオススメします!
今回のテーマは「3年生になったカルタ部」
進路、受験、卒業がテーマのようです。
1作目に立ち返り「チーム戦」に重きが置かれています。
全員が同時に札を取りに行く様が今までとは違った視点で撮影されていて目を惹きますし、今チームがどういう状況なのか説明も入るため見やすくなっています。
千早はいつも通りで、新の描写が少なかったのは残念ですが、太一へのスポット当てが多く、太一ファンには堪らないストーリーになっています。
奏ちゃん節もしっかり描かれていて、脇役に個性があって魅力的なところは健在なため、3年経ってみんな少しずつ大人になったなと感慨深いものがあります。
波乱もあり、瑞沢を応援したくなる気持ちが湧く展開で、よくまとまっていて見やすいと感じました。
涙ぐむシーンはなかったですが、安心して見ることができました。
最初から3部作で制作されていたら2作目のラストも違ったでしょうし、今作も同じシーンが描かれることもなかった気がしますので☆4.5にしました。
期待が大きかったかも・・・
「ちはやふる」の最初のやつを見て、結構面白かったので、下の方も期待していたのですが、結構評価がいまひとつだったので、下の方は、WOWOWで見たんですが、私としては、下も大変に良かったので、今回の「結び」を見に行ったのですが、私的には、てっきり、千早としのぶちゃんの戦いだと思っていたのですが・・・・ある意味、期待が大きかったかもな・・・・
ま、本作品、1作目の上は、意外にノー天気なスポコンモノだったけど、下から本作品は、結構ヘビーな内容かな・・・・
私的には、しのぶちゃんとの対決が見たかったな・・・
スピンオフで、しのぶちゃんと、新の、物語も、見て見たいな・・・
ま、それでもシリーズ3作品そこそこ良く出来ていたので、なかなか邦画としては評価出来る作品かもね。
しかし、カルタのルールが分からないから、見ていて、何とも言えない場面が多いかな・・・・本作品、松田美由紀さんの活躍が多かったのが嬉しかった。
よかったです^ ^
新の強さが伝わりにくい
☆☆☆☆ 《名選手必ずしも名監督にあらず》 記録が残るアスリートな...
☆☆☆☆
《名選手必ずしも名監督にあらず》
記録が残るアスリートならば。生涯で成し遂げた成績によって、後世までその偉大さは語り告げられる。
但し、だからと言って必ずしも…なのがモヤモヤするところでも有る。
例え名選手では無かったにせよ、試合に於ける戦略や分析力で、自軍に勝利をもたらす働きをする人物等は、何者にも代え難い存在となる。
競技かるたを題材とした本作品。形は個人戦では有るけれども、団体戦を通してのチームとしての絆の大切さを訴えるのは前作同様。いや!前作以上と言える。
負けたら終わり。3年生は高校生活での公式戦にはもう出られなくなる。
だからこそ、この瞬間に全てを賭ける青春。
その純粋さが胸を打つ。
最終章となる今作品には新たな新キャラクターとして男2人。女2人の計4人登場する。
人知れず想いを抱きながらも、ただ見守るだけ…。
その苦しい胸の内の句と、その想いを余すところなく伝える句。
千年以上も前に詠まれた甲乙つけ難い恋の2句。
これを新たに登場した、女性新キャラの特徴を際立たせる句として。
そしてその2人の想いは、それぞれ太一と新が千早に対する想いとも重なり合ってもいる。
更にこの2つの句を、上の句にて提示されていた【運命戦】に当て嵌め。クライマックスに於いて、観客の心をハラハラとさせるアイテムとして使用する等。その秀逸な設定に唸った。
男性新キャラ2人は、その登場の仕方がどこか似ている。
だが、内面で葛藤する名人の彼に対し。団体戦=個人戦の延長の考え方を持つ新入生の彼。
この新入生の彼は、登場した時には強烈なキャラクターなのですが、徐々にそのキャラクターが薄まって行くのがちょっと勿体無い。
とは言え。彼の登場によって、より団体戦ではチームとしての絆の大切さは強調されている。
そして名人の彼…。
本来は個人の戦いの意識を強く持っている。
そんな誰とも強調出来なかった彼に興味を持つ眉毛君。
胸の奥底に深い悩みを持つ眉毛君の気持ちに気付いたのか?名人の彼は心を開き始め、やがて眉毛君の背中を押す事となる。
人が生きて行く中で、価値の有る生き方とは何だろう?
素晴らしい記録を残す(仕事をこなす)事は価値の有る事には違いない。
でも世の中からは例え知られない存在では有っても、次の世代へ伝統を繋げる事の(後輩等のスキルを上げる役割を)出来る人物こそが真のレジェンドと言える存在となって行く。
上の句は眉毛君の物語。
下の句は眼鏡君の物語。
そして本作品は千早を巡り、眉毛君と眼鏡君との恋愛関係の縺れを縦軸に置き。横軸には、3年生は負けたら終わりの競技かるたの現実とチームの絆と和。そして次世代への継承が伝統を育む為の大切さを描く。
実は鑑賞中にはそれらの新キャラクターと、ストーリー上での関係性に気付きながら。どことなく纏っていない感覚を持ちながらの鑑賞でした。
でもこうしてレビューを書くにあたり、少しずつ作品を思い返して行くと、段々と合点が行く内容だったなあ〜…と思えて来ました。
最後に強調しておきたい人物について。
キャラクターは実に地味。それ程目立つ訳では無い。でもこの作品にとって、決して欠かせ無い人。
それが大江さんだ!
彼女はチームが上手く行かない時には、その柔らかな性格からチームの和の中心にいる。
彼女の存在こそが真にチームの支えになっている。
映画を観た多くの人は、クライマックスでの眼鏡君チームとの死闘が1番の見所になると思います。
しかし私が本作品で1番のクライマックスと思った場面は別に有りました。
それは千早が屋上に1人で居る時に、大江さんが話し掛け、これまでの3年間を振り返る。
もう直ぐ高校生活も終わり卒業してしまう。
今後の進路について2人は話し合うのですが。
その中で大江さんは、この屋上で千早に「かるたをしない?」…と誘われた時の事を話す。
その後の3年間での出来事が、自分にとって実に有意義な時間だったのかを千早に語る。
高校生活は2度と戻らない。
その大事な時間を大切な友人達と過ごせた素晴らしさを、ゆっくりと噛みしめる様に…。
この場面こそが私にとって、本作品での1番のクライマックス場面でした。
3部作の締め括りとしてだけでなく。青春映画の傑作として相応しい作品だったと思います。
2018年3月18 TOHOシネマズ市川コルトンプラザ/スクリーン8
イッッッチバン好きな映画
上の句、下の句を見て、まずこの映画に恋をしましたね、しばらく笑
そこからしばらく「はちはやふる」が終わってしまったという"ちはやロス"に襲われましたね笑
そこからの続編発表!!
いやー歓喜歓喜。
ですが今度こそ「ちはやふる」は本当に完結してしまうので"永遠のちはやロス"に襲われてしまうのではないかという不安に襲われて見に行くのをためらってしまうチキンな僕。(笑)
でもなーやっぱり気になるし、ということで見に行きました。←やっとかい!笑
はい、レビュー書きます。笑
もうなんというか、、全てのキャラクターが輝いていました。上手く言えませんが、みんなが眩しすぎました。ここまで映画に出てくる全てのキャラクターを好きになったことはないです!!
もう序盤から「この映画が永久に続けばいいのに」
なんて冗談なしに思いました。
僕の語彙力では上手く言い表せないですが、
とりあえず見てください!笑
きっとこの映画はみなさんの心に残る作品になると思います。
僕は原作は読んでないですが、原作もブックオフで全巻集めて、DVDも買おうかなと思っています。笑
予想通り、しばらくは"永遠のちはやロス"になりそうです。笑
長々と失礼しました。
結び
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