少女ファニーと運命の旅

劇場公開日:

少女ファニーと運命の旅

解説・あらすじ

ナチスドイツ支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで旅を続けたユダヤ人の少女の実話を映画化したヒューマンドラマ。1943年、ナチスドイツの脅威がヨーロッパへ広がり、フランスも支配下に置かれた。13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに児童施設に匿われていたが、密告者によって存在が暴かれてしまい、別の施設に移動することに。しかし、ドイツ兵の厳しい取り締まりのため、移動中に引率者とはぐれてしまう。見知らぬ駅に取り残された9人の子どもたちは、ファニーをリーダー役に、一路スイスを目指して子どもたちだけで移動を開始するが……。実在の女性ファニー・ベン=アミの自伝を原作に、フランスの名匠ジャック・ドワイヨンを父に持つローラ・ドワイヨン監督が手がけた。

2016年製作/96分/G/フランス・ベルギー合作
原題または英題:Le voyage de Fanny
配給:東北新社、STAR CHANNEL MOVIES
劇場公開日:2017年8月11日

スタッフ・キャスト

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(C)ORIGAMI FILMS / BEE FILMS / DAVIS FILMS / SCOPE PICTURES / FRANCE 2 CINEMA / CINEMA RHONE-ALPES / CE QUI ME MEUT - 2015

映画レビュー

3.5残酷で美しい旅路

2018年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

ナチス支配下のフランスからスイスへ、子どもたちだけで脱出した実話を基にした作品。美しい映像とスリリングな展開で飽きさせることなく娯楽作品としても歴史の悲劇を訴える作品としても完成度が高い。

9人の子どもたちが引率の大人と逸れてしまい(ナチスにつかまった者もいる)、子どもたちだけでナチスの監視網をかいくぐる。96分の上映時間で次々と危機が襲いかかり、緊張感が途切れることなく続く。残酷な旅だが、それでも子どもたちは楽しみも見出し、たくましい。

監督のローラ・ドワイヨンは名匠ジャック・ドワイヨンの娘だが、子どもを瑞々しく描く手腕は父親にも負けていない。『ポネット』のような美しい少女が本作にも多数登場する。特に注目はミヒャエル・ハネケの『ハッピーエンド』にも出演したファンティーヌ・アルドゥアンだろう。本作では台詞は少ないが存在感は抜群。強いスター性を感じさせる。

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杉本穂高

2.5子役の演技は素晴らしい。演出と脚本が無能

2025年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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うそつきかもめ

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.5子役みんなが可愛いい…

2021年4月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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KEI