レオンのレビュー・感想・評価
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鉄板の入れ替わり映画
入れ替わり映画は永遠の素材なんだろうね。
いくつも世に送り出されてるけどどんどん新しい設定で出てくる。
見てるこっちも、入れ替わったことで起こる周りとのコミカルなやり取り、本人たちの戸惑い、そして終局はお互いを違う目線から見つめることでの改心によるハッピーエンドと、展開がわかっているので安心してみられる。
その中で入れ替わりの二人をどういった関係にするかが個々の映画の魅力になってる。
今回は同じ会社の社長と従業員。
会社を乗っ取ろうとする陰謀と、遊ばれた男に対する仕返し。
なんかそれだけだとあまり魅力を感じないが、そこは竹中直人と知英のふっ切れた芝居で大いに笑わせてもらう。
そいで大政絢。
主人公の親友やらせたらこの人の上にでる人はいないんじゃないか?
さらには隠れ設定の、実は二人は父娘だったという関係。
その辺りが話に捻りをもたらす。
そして安心のハッピーエンド。
想像の範囲内だけど、これはそれで良い。
でも題名は変えてほしかった。
あの名作レオンをないがしろにしている気がする。
コメディ好きにはハマる作品
ストーリーはありきたり…といえばありきたりだけれど総キャストがとても良くて楽しめた(^^)
竹中直人の演技の振り幅も良かったし、ジヨンもとても可愛くて演技も全力で頑張っている感じが、ありきたりストーリーでも白けさせず良い作品にまとまったと思う。
ジヨン…どこかで見たことあると思ったら、元KARAのメンバーなのね!知らなかった。
山崎育三郎くんはめちゃ悪役だけど、あの役回りは彼にしかできなかったと思う。ピッタリはまり役だった!
ワンマン社長かと思いきや、実はそうでもなくて…
会社を我が子のように想っている立派な社長さんだった。
しかも、愛する人に見放されたと思っていたけれど…実はそうではなく。
しかも娘と入れ替わるという、いろいろ詰め込んでいるけどうまくまとまって楽しめる作品だった☆
クセになる
結局のところ…なんだこりゃ?と思いながらも最後まで見れてしまった。
終始おふざけ感が漂っていて、B級待ったなしな感じなのである。
だけど…知英さんはもの凄く良かった。
舌ったらずな日本語は時折耳障りではあるものの、彼女の振り切り方は半端なく…時折、竹中さんと被る程だ。
ワザとらしい芝居が渦巻く中で、彼女の仕草にだけは違和感がなかった。
気づいたり、驚いたり、恋してみたり。
目は口程にモノを言うって諺通り、彼女の芝居の熟成度を彼女の目が物語ってた。
知英さんを堪能する為の作品。
奥ゆかしい彼女は、とても可愛いらしい!
まぁ、乙女な竹中さんも見応えあるといえば、ある…んだろう。
タイトルに隠されたオチに、"なるほどね"とひざを叩く
いきなりマイナスイメージだったりする。というのも、オジサンとOLの身体が入れ替わるという陳腐な設定だし、タイトルがリュック・ベッソンの代表作「レオン」(1994)を連想させるのはいかがなものか…と。
しかしフタを開けてみると、意外と面白い。原作はスマホマガジン 「Hot-Dog PRESS」の連載マンガなので、映画化など想定外だから、名画とカブるとは思いもよらなかっただろう。そして観ればわかる、"重大なオチ"がタイトルには隠されている。
OL・小鳥遊玲音(たかなし れお) は派遣社員で、彼氏にフラれたうえに派遣契約を解除される。その玲音と身体が入れ替わるのは、玲音がクビになった会社の社長・朝比奈玲男(あさひな れお)。一代で会社を立ち上げたワンマン経営者で、典型的なオンナ好きのセクハラ上司である。
OL・玲音を演じるのは、一世を風靡した韓国の少女アイドルグループ"KARA"の元メンバーである知英(ジヨン)。映画初主演である。
KARA脱退後はソロ活動と並行して、たびたび日本のドラマに出演している。スタイル抜群のジヨンだけに、地味で引っ込み思案のOL玲音がファッションで見違えるように変化する様子はダイナミック。何よりも"ジヨン"だと言われないと、韓国人であることすら忘れてしまうほどの流ちょうな日本語。失礼ながら、韓国人タレントの"ごじゃいます"発音は悪寒が走る。なのでジヨンの演技に大拍手である。
セクハラ社長を演じるのは、竹中直人。そのオヤジっぷりはイメージ通りといえば、その通りで新味はない。しかしその共通認識を逆手にとって、ジヨンのシーンをそのまま竹中直人で演じさせる。
男に迫られるジヨンが、スカート姿の竹中直人だったりして、たびたび劇場は笑いに包まれる。これは劇場版の「ぼくたちと駐在さんの700日戦争 」(2008)や、テレビドラマを数多く手掛ける塚本連平(れんぺい)監督の笑いのツボがいかんなく発揮されている。
タイトルに隠されたオチに、"なるほどね"とひざを叩く。
(2018/2/24 /ユナイテッドシネマ豊洲/ビスタ
気楽に見られる一本
何にも考えずに観られる映画ないかな?
と思った時に見かけて鑑賞。
頭を使わずに始終「ふふっ」と笑える映画でした。
知英さん、あまり存じ上げなかったのですが(すみません)、可愛くて強くてはっちゃけた演技に楽しませてもらいました。
スタイル抜群で何を着ていてもカッコイイ!
君の名は。のパロディのあとの
「第一部 完」
に笑う。
前半の細かいモチーフ(伏線)が後半一気に回収されるのも面白かった。
竹中直人さん相手に演技する共演者の方々がよく吹き出さないなぁとそこにも感心(笑)。
センシティブ過ぎるかも知れませんが、性の表現はちょっと眉をひそめる方がいるかも、と感じた。
(女は年をとったらどうの、という表現や男性の描き方など)
この辺りの感覚がもっと現代に寄り添っていればもっと多くの観客を見込めるのではと感じました。
あえてのチープな演出も、自分は楽しく観られました。
友達とワイワイ観たい一本。
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