劇場公開日 2017年12月15日

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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のレビュー・感想・評価

全66件中、61~66件目を表示

4.5慈悲に始まり慈愛をはぐくむ姿に感動しました

2017年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

もともと映画や物語を好きになった根幹となった作品が『コルチャック先生』なので、ナチスのユダヤやロマの迫害の歴史にとても興味がありました。
もちろんアントニーナの話も子供のころに知っていましたが、あらためて映像で作品に昇華されるとこれほど力強く愛しいものになるのかと。感動しました。

昨日まで隣人として過ごしていた当たり前の日常が一変する戦争。
我が身さえどうなるか時代の流れも見えない中、「正しいことをしたい」と普通の人でいることの困難に真摯に立ち向かう家族。
慈悲に始まり慈愛をはぐくむ、その姿が美しくて切なくて力強くて。
いとおしさに涙が止まりませんでした。
戦争と迫害の時代なので目を覆いたくなる苦しいシーンも多いですが、愛にあふれた映画に感謝です。

余談:個人的にアンジェイ監督作から30年近くたって、今描かれたコルチャック先生の姿にも涙が止まりませんでした。
児童の権利の先駆、ユダヤの子供たちに最後まで寄り添った先生の信念を短いカットでも描いてくださったことにも感謝です。

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ちいまめ

4.0人間も動物も、全ての命の重さは等しく尊い

2017年11月28日
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鑑賞方法:映画館

泣いたわー

1939年の第二次大戦中、ドイツの占領下にあったポーランドのワルシャワ動物園で
経営者夫妻がナチスドイツ兵の目を盗んで、多くのユダヤ人を救った実話を描く

ドイツ兵はユダヤ人だけでなく、多くの動物も殺していて
この夫妻は一頭でも多くの動物、一人でも多くのユダヤ人を救おうと奔走する

命がけで人々を救おうとする彼らの愛や、命の大切さを改めて感じる作品

とても分かりやすくできていて、当時のポーランドの情勢を知らなくても理解できるところも良かった

映画の上映後にはジェシカ・チャステイン登壇の舞台挨拶もあって
んもーーーー
ジェシカは美しくて可愛かった

これは実話で、こんなに素晴らしい人がいたんだと、全ての人に知って欲しい作品

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とえ

5.0命を守り続けた女神のような女性に感動です!

2017年11月20日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

これがノンフィクションだとは…。

動物たちをこよなく愛したアントニーナの慈悲深い心に感動しました。

綺麗なドレスを着ていても、象のお産で子象が命の危機になると、汚れなんて気にせずドロドロになって子象を助けます。

動物たちを家族のように扱う、彼女の深い愛情に癒されました。

ですが、感動の気持ちはあっという間に消え失せてしまいます…。

徐々に戦争が激しくなると、ポーランドはドイツの襲撃に遭ってしまうのです。

ワルシャワ動物園の動物たちも、ドイツ軍の攻撃により、たくさんの命が奪われてしまいました。

彼女がこよなく愛してきた沢山の動物たちが犠牲となる現実に、涙が止まりませんでした…。

非力な動物たちの残酷な死に打ち拉がれるアントニーナと夫。

空っぽになった動物園に愕然とする中、夫の「この動物園を隠れ家にする」という一言が、沢山のユダヤ人の命を救うことになるのです。

夫の真面目な優しさと妻の真っ直ぐな愛情。

命を守ることに必死になる二人の姿に涙しました。

動物も人間も同じ生き物であり、かけがえのない大切な命。

自分たちの命の危険を顧みず、数多くのユダヤ人の脱出に協力した二人に拍手を送りたいです。

また、夫がワルシャワ蜂起のレジスタンスだったことに驚きました。

革命軍であったからこそ、彼が沢山のユダヤ人たちを匿っていたのだと思います。

動物を愛し守ってきた優しい夫が、戦争という悲劇によって人殺しに成り替わる現実は複雑な心境でした。

戦争さえなかったら、彼が銃を構えることもなかったでしょう。

第二次世界大戦の悲劇が一人の動物園の飼育員の生き方さえも変えてしまうと思うと、戦争は本当に恐ろしいです。

杉原千畝さんのように、多くのユダヤ人を解放してきた夫、オスカー。

彼の功績が21世紀の現代に認められ、映画化されたことに感動しました。

本当の英雄とは、命を守る人のことは言うのだと思います。

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ガーコ

5.0感謝

2017年11月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

観終わって、1939年~1945年のポーランド歴史やユダヤ人への迫害についてきちんと知らなかった自分、こういうものを観たときしか戦争のことを考えてこなかった自分が無性に恥ずかしくなった。

戦争は、こんなにも簡単に人々の幸せな日常を奪うのだということを改めて実感した。同時に、今も世界中で起きている紛争や内戦、戦争への空しさを感じた。

夫妻は、どんなひとでも、出会ったひとりひとりの命を守るため、自分達の命を懸けてナチスドイツと戦った。自分は、もし夫妻と同じ状況に置かれたら、同じような行動ができるだろうか。自問する。

この映画は妻の目線で物語が描かれているためそういう題名がついているが、夫も同等に素晴らしい行動を取った。並の覚悟ではできないことだ。

また、子役たち含め俳優陣たちの迫真の演技に拍手を送りたい。そして、このような作品を世に送り出してくれた関係者の方々に改めて感謝の意を表したい。

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FMov

4.0今冬必見!!!

2017年10月21日
iPhoneアプリから投稿

全ての命を愛する事は、自分の命を愛する事。

命を平等に扱い愛するアントニーナの高潔さと、ナチスに寄る選民主義の恐ろしい末路のコントラストに誰もが心打たれ戦争の愚かしさを受け止めずにはいられないハズ。

私たちの祖父の世代にあった事を更に若い世代に繋ぐ為に、高校生以上のお子さんがいたら是非誘って映画館へ。

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たっつん P子