ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命のレビュー・感想・評価
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実話と言うのに驚き
戦争映画なので当然悲惨。
幸せシーンは有るけども、
辛い現実場面が大半。
友人から始まり、
赤の他人のために助力する。
真似しようとも到底できないであろう事をやってのけた人間がいるということに驚愕。
ヘック役の人は常に嫌な感じの役な気がする。
出てきた途端にこの人は。。。と勘繰ってしまった。
あまりスポットライトは当たらなかったが、従業員のおじさんがやたら格好良かった。
戦争の怖さ、人が人ではなくなる。
怖い、重い。
歴史である程度は分かっているユダヤ人の虐殺迫害。
辛い。しかも一部のユダヤ人を、救う人達の話なのにも関わらず…。
普通の人も普通ではなくなる。
沢山の人達が虐殺された過去はぜったいに消せないけども、戦争で同じ過ちは繰り返してはいけないと改めて思う。
世界情勢が荒れているいまだからこそ。
感動。
実話に基づく作品ということで、とても心に響くストーリーでした。
アントニーナ役のジェシカ・チャスティンが素晴らしかったです。
「女神の見えざる手」のスローンとは全く似ても似つかないキャラクターで、表情から全然違う。
同じ女優さんが演じているなんて驚きでした。
このような作品を観ると、本当に戦争のない平和な世界を望んでやみません。
ユダヤ
本日2作目のナチ関連映画。
あんなに美しい日常が第二次世界大戦ワルシャワで無残に変わって行く様子。
恐怖だ。
監獄実験さながら人間の怖さを感じた。
ただ夫婦の尊い思いを感じて涙。最後に号泣。
すごくいい映画なのに私が見た時4人くらいしかいなかった。。残念。
やっぱ映画館いいなぁ。
感動のストーリー
『シンドラーのリスト』『杉原千畝』と同じく、感動の実話。
第二次世界大戦時のユダヤ人迫害からの救出の話しだが残虐シーンは少ない。
『世界ふしぎ発見』で取り上げられていたが、もっと宣伝して多くの観客に鑑賞させるべき良作なのに宣伝が少なくて残念です。
2017-98
奇しくも、今日はシャンシャンのデビュー日だったはず。
「パンダって、目の回りの黒いの取ったらただのクマでしょ、かわいくないよ」とか言うかわいいこと言わない母親に育てられたので、あまり興味がないわたしはこちらの動物園へ行きました。
ジェシカ・チャンスティンは、ケツアゴ界のホープだと勝手に思っていて、映画ファンに好まれそうな映画に出てるイメージ。
期待して見た割には、期待を越えなかったなぁ……。
舞台はポーランドなのに、なぜか英語でしゃべってる。
まぁそれ言ったらハリウッド終わりなの重々わかってます。
でも『空海』(予告編だけだけど)、中国語喋ってるし。
それに、ポーランド人の友達や、ポーランドに旅行したときに思ったんですが、若い人たちは英語話すけど(訛りは、劇中の感じです)、50代くらいから結構通じないんですよね。
そういうの見てるから、違和感だったんだと思います。
あとは、駆け引きを描くのは女性ならではの苦悩を現してるのかもしれないけど、それよりか、
逃がしたユダヤ人たちとの再会シーンのほうが見たかったかなぁ。
それって日本人的な感動パターンなのかな。
父親のいなくなった家で母親を強く支える息子と、動物園スタッフのおじいさんがいい味出してたと思います。
普通に感動。
最近、ほんとにヒトラーものが多い。
今回は迫害されたユダヤ人達をかくまって逃したワルシャワ動物園の園長夫妻のお話。
さらっと描かれてると思うけどそれでもこの時代の理不尽さは伝わってきます。とんでもない時代の恐怖政治にもしっかり争う人たちがじっさいにいた、という事実に毎度のことながら感服。わかりやすい良作。
普通の人の、勇敢な戦い
実話を基にした作品。
第二次大戦時、ナチスに追われたユダヤ人をワルシャワ動物園の園長をしている夫とともに、動物園で匿った女性の姿を描く。
ナチスからユダヤ人を救った人物って、たくさんいるんですねぇ。今回のジャビンスキ夫妻も、そのような人物に名を連ねます。不勉強ですが、この映画を見るまで、彼らの活躍は知りませんでした。
それにしても、ナチスの裏のかき方、と言うか、このジャビンスキ夫妻とナチスの近さは、他の人たちと比べても一二を争うのではないでしょうか?ナチスの高官が、元々友人であったと言う事もあって、何かとちょっかいを出してくる状況の下での活動の緊張は、如何ばかりか。いやぁ、5年?、よくバレなかったと思います。
それにしても、ダニエル・ブリュール、彼は芸達者ですねぇ。今回は、ナチスの高官を演じたわけですが、明示的に権力を笠に着る訳ではないものの、それも権力を漂わせる人物を上手く演じていました。アントニーナに目を奪われていなければ、もっと早く、からくりを見破る事が出来たのではないかと思います。それだけ上手く、アントニーナが手玉に取ったとも言えるのかもしれませんが。
冷静に考えてみると、ポーランドでの話なので、話されるべき言語はポーランド語なのでは無いかと思いますが、英語での作品でした。そのかわりと言うべきなのか、みんな妙な訛りのある英語でした(苦笑)
普通の夫婦の、勇敢な戦いです。
いつまでも大切にしたい映画
戦時下、ナチスの目を逃れてゲットーから少しずつユダヤ人を救い出していくことは生ゴミの回収という隠れ蓑を機能させることでヤン夫妻にとっての一種のルーティンだったわけです。そして、このルーティンはナチス占領下という非日常の中のひとつの日常となっていました。
あの優しい夫のヤンが嫉妬のあまり、外(現場)の悲惨さは家にいると分からない、とアントニーナを詰るシーンがありましたが、兵士になれない妻は家を守る以外に選択肢はないわけですし、終戦後、結局男たちが帰る場所は妻が守っていたその家(建物というよりはHOMEという空間)なのです。
妻が経験できないことを取り上げて、お前には分からないんだと責めたり、やり込めるパターンは
現代の夫婦間でもありますね。お前には酒の付き合いの大事さが分かってない、とかね。男って身勝手でズルいなぁ。
戦時下の日常に於ける残された人たち(特に女性)の闘い。
これは『この世界の片隅に』と共通する要素なのですね。淡々と時間を追っていく描き方も似ています。
劇的でなくてもジワジワと感情が揺さぶられ、心の深いところに何かが刻まれる、『この世界の片隅に』と同様、いつまでも大切にしたい映画です。
余談ですが、『女神の見えざる手』でジェシカ・チャステインの演技を競演させ、『否定と肯定』でナチスのホロコーストについて全く違う観点から迫らせるとは、日比谷映画街の面目躍如といったところですね。東宝さん、なかなか粋な計らいだと思います。ありがとうございます。
よくやりましたね。怖いね。
よく頑張って、ユダヤ人の命救いはりましたね。女性であるが故にに、色ものに見られたりしたけど、自分を貫く、戦時下に出産までするとは、たいしたものです。銃で撃たれた動物たちは、気の毒
人間の良心
ユダヤ人を救った実話って意外とあるんですね。人間の良心はどんな時代にもあるんですね。なんか信じたくなりました。
映画的には、演出上仕方がないのだろうけど、主人公のクライマックスの行動は浅はかすぎるだろ!とひとりでツッコミ入れてました。
今日の次は明日ではない、戦争。
兵士ではない、敵でも味方でもない市民が戦争に巻き込まれるという、
当然の現実です。
この現実の状況下で、瞬時にどう生きるかを決断し、その結果を受け
入れることになります。
この現実を受け入れた結果が、仕事も、夫婦も、家族も、友人も
押しつぶしていくという緊張感があります。
今、戦争が起きたらどうしますか?
戦争を経験したことのない、戦争の話を直接聞いたことがない
人には想像することすらできないと思います。
戦争は想像できないとしても、ハラスメント、嫌がらせ、いじめ程度
なら経験はあるのではないのでしょうか?
ハラスメント、嫌がらせ、いじめを見たとき、聞いたとき、立ち上がって
手を差し伸べることができますか?
アントニーナとヤンとポーランド人に拍手!
ダビデの星
第二次世界大戦時にワルシャワゲットーのユダヤ人を外に出し匿ったワルシャワ動物園園長夫婦の実話に基づく話。
エピソードそのものや人の繋がりや優しさは非常に面白かったけど、深刻さやスリリングさがあまりない。
ポーランド人がユダヤ人を匿ったと言う話は聞いたことがあったけど、この夫婦は300人もの人を助けたというから驚いた。…だけどそれも字幕処理。
時代背景とかホロコーストとか頭の中で補完しないとならず物足りない感じはあるものの、鑑賞する意義を感じられる良い作品。
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