「中年ラブなのに、大人になりきれてないこの脚本は何?」ラブ×ドック 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
中年ラブなのに、大人になりきれてないこの脚本は何?
吉田羊演じる40近い女性が、歳上の男性、同い歳くらいの男性、歳下の男性と異なる3人の男性と恋に落ちるラブコメディ。
設定が40歳くらいの女性の恋のお話なのだが、観ているうちに「何?この大人になり切れていない恋物語は?」と40代の私としては全然共感が持てなかった。
決め台詞に「歳相応でも恋したもん勝ち」など謳っているが、それはどこの年齢対象なのだろうか?
30歳過ぎて結婚に焦っている女性へだろうか?
私は想う。
「こんな恋愛話がお手本になるの?」なくらい歳相応の話には観えなかった。耐えれなかった。
30過ぎれば歳相応の恋になるよ。
40過ぎれば、更に歳相応の恋になるよ。付き合いがあるよ。
この作品は何故かそこが未熟なまま。ホント大の大人が、大人の恋愛話を作ったのだろうか?と不思議でならなかった。
そんな脚本に豪華な俳優陣、しかも変な所で大物歌手のコメディを入れてくるもんだから腹が立つ。
後半の加藤ミリヤの音楽連発で更に腹が立つ。
太鼓の達人ネタって、、、幼稚か!!
観て行くうちに映画の意図・目的が分からなくなる本作。あやふやな作品には良い評価は付けられない。
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