劇場公開日 2018年1月20日

  • 予告編を見る

「鑑賞記録」嘘を愛する女 ハッピー・ホーガンさんの映画レビュー(感想・評価)

2.0鑑賞記録

2018年1月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

我らが小野但馬こと高橋一生といつでも100点の長澤まさみが共演するとあれば、観るしかないでしょう。

現実に起きた事件がモチーフとなっているとのことですが、キャラ造形など、リアリティラインは低め。吉田鋼太郎の探偵、嫌いじゃないんだけど、この人はいつでも「レンタルおじさん」なんだなぁって感じてしまいました。リアリティラインが低いのに扱うテーマがちょいと深刻なもんだから、見ている自分としてはどのような心持ちでいたらいいのだろうと思ってしまうわけです。「車を動かそうとする→ワイパー誤作動しちゃう」とか「手がかり見つかりそう→ケンカ→思い直して再始動」みたいな、どこかで見たことある演出が多いので、ダレてるように感じちゃうんですよね。

あと、いつでも100点の長澤まさみ、今回は全然100点じゃないやい!「ごめんなさい」を素直に言えない大人って…って思いました。あと、ちょっぴりオーバーアクト気味にも思いました。吉田鋼太郎に負けず劣らずって感じ。

高橋一生はいいんですが、思いのほか登場シーンは少ないです。それを目当てにしていくと肩透かし食らうんじゃないかな。途中で帰って行った人もいたし。

クライマックス、音楽で泣かせたる!って感じがビンビン伝わるような演出で、うーん…って感じ。すごくドラマ的というか何というか。。本作全体に言えることかと思いますが、既存の作品のパッチワークって感じがしました。クセのあるキャストを揃えることができたんだから、もう一捻りあっても良かったんじゃないかなと思ったり思わなかったり。

ヤッター