劇場公開日 2018年1月20日

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「知らなくてよいもの」嘘を愛する女 いぱねまさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5知らなくてよいもの

2018年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

知らなかったのだが、TSUTAYAの企画でクリエイターズプログラムというものがあり、そこでのグランプリとのこと。まぁ、TSUTAYAのお手盛り作品と言うことだ。
で、邦画によくある作品名のキャッチーに惹き寄せられての鑑賞である。これの問題は鑑賞後とのギャップなのだが・・・
今作品は自分としては残念ながらの分類にいれてしまう。監督もそうだが、なんだか全体がTSUTAYAの意図に全て絡め取られてしまって、これといって特出すべきモノがない。プロットも、ストーリー展開も、マクガフィンも、劇中歌でさえ、必要性が余り感じられないのだ。編集に至っては、CM出身の監督だからからか、目は惹くのだが、ストーリーに対しての意味を見いだせないのである。はっきりいってこれはTVの深夜ドラマで単発で放送すべき内容なのではと思う。俳優も非常に勿体ない配役であり、別にここまでの有名な人を起用する必要が感じられない。そうなるとどう勝手に導いてしまうかというと、結局有名どころブッキングすりゃ客は来るんだろ?って穿ってしまうのである。そうなると、超合金のマジンガーZでさえ、同時期に上映されているあれと上手く被せたんじゃないかとか、つまらない発想に至ったりしてしまう。
金を出す会社はもっと懐を広く持て、監督はもっとスポンサーを裏切れ、そんなスペクタクルを観客は期待しているのだ。

いぱねま