劇場公開日 2018年2月16日 PROMOTION

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リバーズ・エッジ : 特集

2018年2月5日更新

【行定監督×二階堂ふみ×岡崎京子 伝説的コミック×小沢健二】
衝撃を受けたい? かみごたえのある邦画? エッジーな作品を探してる?
ならば、青春の欲望と焦燥感をとことん突き詰めた本作しかない──

二階堂ふみと吉沢亮、人気実力派の2人が“生の実感”を得ようともがく若者を熱演する
二階堂ふみと吉沢亮、人気実力派の2人が“生の実感”を得ようともがく若者を熱演する

他にはない強烈な映画が見たい、でも共感もしたい――そんなあなたにふさわしい“トガった”邦画が生まれた。「GO(2001)」「パレード」「ナラタージュ」など、挑戦的な作品で邦画の可能性を切り開いてきた異才・行定勲監督が、突出した演技力を誇る異端の女優・二階堂ふみと組んだ「リバーズ・エッジ」(2月16日公開)だ。原作は衝撃作「ヘルタースケルター」の岡崎京子、そして多くのクリエイターが支持する小沢健二が主題歌を担当。あなたを満足させる次の1本は、本作――。


今なぜ、伝説の作品「リバーズ・エッジ」が求められているのか?
それは、本作の4つのエッジが“あなたの生き方”にクサビを打つから──

昨今、再ブームの兆しが見られる90’sファッションも、本作の注目ポイントの1つ
昨今、再ブームの兆しが見られる90’sファッションも、本作の注目ポイントの1つ

心をどうしようもなくひりつかせる映画は、いつの時代も私たちの内側に響き、かけがえのない“人生の1本”になる。本作は1990年代を舞台にしているが、見ればきっと、ハートの部分で“今の私たちの映画だ”と思えるはずだ。それは、時代に左右されない普遍的な“若者の痛み”を丁寧に、かつ切実に描いているから。原作・主演・監督・主題歌――これ以上ない夢のコラボレーションが生み出した奇跡の化学反応が、あなたの感性に訴え、心に深く浸透していく。

90年代に多くの若者をとりこにした伝説的コミックが、約25年の時を経て実写映画化 左「リバーズ・エッジ オリジナル復刻版」(宝島社)
90年代に多くの若者をとりこにした伝説的コミックが、約25年の時を経て実写映画化 左「リバーズ・エッジ オリジナル復刻版」(宝島社)

伝説の漫画家・岡崎京子が、ストリート系ティーンに絶大な人気を誇ったファッション誌「CUTiE」(宝島社)で発表した原作は、リアルな青春をビビッドに描き、93年の連載から25年経った今もなお、多くのファンを生み出している。ファッショナブルな絵柄からは想像できないエッジーな物語も人気の理由の1つ。

原作の大ファンであり、映画ファンからも圧倒的な支持を誇る二階堂ふみが存在感を放つ
原作の大ファンであり、映画ファンからも圧倒的な支持を誇る二階堂ふみが存在感を放つ

同世代の女優たちとはひと味違う、独特の空気感を持つ二階堂ふみ。「ヒミズ」「脳男」「日々ロック」「私の男」などひとクセある作品で存在感を発揮してきた彼女は、10代で原作と出合い衝撃を受け、出演を熱望したという。本作では主人公が乗り移ったような迫真の演技で、異次元の輝きを放つ。

国内外で高く評価される行定監督は、細部に至るまで“空気感”を生み出そうとこだわった
国内外で高く評価される行定監督は、細部に至るまで“空気感”を生み出そうとこだわった

「GO(2001)」「パレード」「贅沢な骨」「ピンクとグレー」――若者の危うい感情をこれまでの作品を通して見つめてきた行定監督は、まさにドンピシャ。原作にほれ込み、「漫画の映画化はやらない」という自身のルールを撤回してまでメガホンをとった本作は、これまでにない“入魂作”といえる。

多くの名曲を生み出し、ムーブメントを生み出した“オザケン”がこん身の書き下ろし 「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のあとに(2/14限定発売/ユニバーサル ミュージック)
多くの名曲を生み出し、ムーブメントを生み出した“オザケン”がこん身の書き下ろし 「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のあとに(2/14限定発売/ユニバーサル ミュージック)

「モテキ」でも使用された名曲「今夜はブギー・バック」や、SEKAI NO OWARIともコラボするなど、世代を問わず人気を誇るミュージシャン・小沢健二。本作では作品のエッセンスをちりばめた爽やかなナンバー「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」で、物語のラストを鮮やかに彩る。


“登場人物 全員病んでる”=それは、私たちの映し鏡──
河原に放置された“死体”がつなぐ《ゆがんだきずな》が向かう先とは?

誰もが苦しみながら生きている――若者たちの“痛み”や“叫び”が、浮き彫りになっていく
誰もが苦しみながら生きている――若者たちの“痛み”や“叫び”が、浮き彫りになっていく

どれだけ見た目がエッジーでも、その世界で描かれるキャラが魅力的でなければ、私たちの心には残らない。だが、本作はその逆。どのキャラクターも刺さりすぎて、誰が1番か決められないほどに全員が“生きて”いる。皆問題を抱え、欠落している――孤独、空虚、焦燥、嫉妬、欲望、衝動、私たちにはやりたくてもできない生の感情を放出する彼/彼女たちを見ているうち、その誰もが自分の分身だと思えてくる。必死にもがく彼らの姿は、あなたにとっての“救い”になるかもしれない。

二階堂ふみが見せる“がらんどうのまなざし”が、ヒロインの空虚感を引き立たせている
二階堂ふみが見せる“がらんどうのまなざし”が、ヒロインの空虚感を引き立たせている

誰といても他人事、何をしてても退屈。心が低体温症のようなハルナは、毎日に流され気味の私たちが抜け出たようなキャラクター。だからこそ、クラスで浮いている山田と出会ったハルナの“変化”がすっと受け入れられる。あるシーンで彼女が感情を爆発させる姿は、鳥肌が立つほどリアル!

「アオハライド」「銀魂」など話題作に立て続けに出演する吉沢亮が、新境地を開拓した
「アオハライド」「銀魂」など話題作に立て続けに出演する吉沢亮が、新境地を開拓した

自分らしくいるだけなのに嫌われ、攻撃される。周囲になじめない山田のような経験が、これまでの人生であるだろう。理解者であるハルナだけに見せる穏やかな表情も、こっそり“秘密の宝物”をめでるのも、私たちと一緒。クールに装う山田の“魂の叫び”を、あなたなら感じ取られるはず。

「一週間フレンズ。」などの注目俳優・上杉柊平が、欲望に振り回される若者になりきった
「一週間フレンズ。」などの注目俳優・上杉柊平が、欲望に振り回される若者になりきった

衝動や欲望が抑えられない、そんなときどうする? 浮気、ドラッグ、暴力――観音崎は一見するとエキセントリックなキャラクターだが、その行動理念は私たちと同じで、心に空いた穴を埋めたいから。彼に隠された“ある事実”を知ったとき、あなたの心は納得と共感に包まれるだろう。

Charaと浅野忠信の娘で「装苑」専属モデルのSUMIREが、豊かな表現力で役をひょう依
Charaと浅野忠信の娘で「装苑」専属モデルのSUMIREが、豊かな表現力で役をひょう依

人気モデルながら山田と同じ“闇”を抱えるこずえは、虚無の中で生きるハルナにシンパシーを抱いていく。パブリックイメージと“本当の自分”の間で葛藤し、過食症にまで追いつめられていくこずえの姿は、TwitterやFacebookなどいくつもの顔を持つ、現代の私たちと重なるのかもしれない。

ドラマ・映画・バラエティと活躍する森川葵が、暴走していく女子を生々しく演じている
ドラマ・映画・バラエティと活躍する森川葵が、暴走していく女子を生々しく演じている

好きになってほしくて、振り向いてほしくて重くなりすぎてしまう――そんな苦い経験、思い当たるふしがないだろうか? 女子力にあふれ、献身的なカンナは、山田への思いがエスカレートしてついには驚きの行動に――。だが、否定はできない。彼女もまた、純粋すぎる人物だからだ。

「赤い玉、」「少女」などエッジーな作品で知られる土居志央梨が、体当たりの演技を披露
「赤い玉、」「少女」などエッジーな作品で知られる土居志央梨が、体当たりの演技を披露

普段言わないだけで、“ほしがり”な欲望は誰の心にも宿っているもの。お金がほしい、愛がほしい、自分の欲望に任せて“略奪愛”に走り、セックス中だけ生きている実感を得られるルミは、ある意味本能にとことん忠実なキャラクターだ。危なっかしい生き方だが、説得力は抜群。



「生き方にクサビを打ち込まれる」映画体験、久々にしてみませんか──?
良質の証=ベルリン国際映画祭も認める、本作は久々のかみごたえのある邦画

行定監督は、2010年に「パレード」でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞
行定監督は、2010年に「パレード」でベルリン国際映画祭の国際批評家連盟賞を受賞

自分の心に突き刺さる映画には、価値観すら変えてしまう力がある。あなたにとって本作が、その1本になるかもしれない。なぜなら、本作は“世界3大映画祭”の1つ、ベルリン国際映画祭のパノラマ部門にオープニング作品として正式出品されることが決定済みだから。オープニング作品は、たった1本しかその座を得られない狭き門。そこに日本の作品が選ばれたのは、快挙だ。つまり、それほどのボーダーレスな魅力が、本作には備わっているということ。ぜひ劇場で、“真価”を確かめてほしい。

多くの観客が心を打ちぬかれた伝説の邦画たち――本作もその1本になるかもしれない
多くの観客が心を打ちぬかれた伝説の邦画たち――本作もその1本になるかもしれない

人生に影響を与えたのは、どんな邦画? 行定監督の「GO(2001)」や、本作と同じく傑作漫画を映画化した「青い春」、もしくは「キッズ・リターン」や「スワロウテイル」「愛のむきだし」「ゆれる」だろうか。これらの作品に共通するのは、唯一無二の圧倒的な“個性”。本作にも、時代を作った名作群と同じ遺伝子が流れている。あなたを変えるかもしれない1本との出合いは、もうすぐ――。

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