劇場公開日 2018年2月16日

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「二階堂ふみの演技を楽しむ映画」リバーズ・エッジ たろうさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0二階堂ふみの演技を楽しむ映画

2020年11月22日
PCから投稿

アマゾンプライムにて鑑賞。
現代人が抱えている問題(ドラッグ、摂食障害、セックス、同性愛等)がこれでもかというぐらい盛り盛りの映画。そんな問題を抱えながら生きている若者たちを役者たちが体当たりで演じている。特に二階堂ふみのヌードシーンはとても美しく魅力的だった。また吉沢亮の終盤のある表情は見事。あまり意識していなかった役者だが今後の活躍に注目したい。

一方で高校生たちが高校生に見えないという問題もある。流石に二階堂ふみは高校生役にしては大人っぽすぎる。

正直、あまり物語そのものは面白くはなかった。登場人物の多くはイカれているし、感情移入は絶対無理。唯一まともな二階堂ふみ演じるハルナは、何度も吉沢亮演じる山田君を気遣うが、それもよくわからない。

本作はシナリオを楽しむよりも、役者の演技と、様々な問題を抱えながらも懸命に生きる人が醸し出すダークな雰囲気を楽しむのが一番の楽しみ方かもしれない。

たろう