「超リアル!女子カーストの細分化!」女々演 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)
超リアル!女子カーストの細分化!
スクールカーストって上・中・下で表されてるけど、それぞれの階層にも上中下があって、さらに言えばは人単位で上下がある。
高校の演劇部。女子5名、男子1名。
女子5人は明確な序列がある。主に容姿順なのがリアル。
芸能人レベルなひかりは、学校中の人気者なので、他4人はみんなイエスマンになってしまう。
そんなひかりを一番嫌いなのが、そこそこ容姿がよく勉強も出来る沙彩(福原遥)。「自分はひかりよりは劣ってるけど、他の子よりはイケてる」と思ってるのが、ダダ漏れで他3人は不満でいっぱい。
と、こんな感じで誰かを嫌いなことで、裏での絆は固いようで違ってた。
全員が全員に不満を持っているし、それぞれの欠点に嫌気が差してるし、「みんな嫌い」が女子の本音なんだと思う。
その嫌いをもう思う存分にぶつけ合って、「これどうなるの?修復可能?!」ってとこからの、一致団結が不自然過ぎない(きれい事でまとめてない)のはよかった。
欲を言えば、観客が驚くようなまとめ方をして欲しかったな。よくも悪くもありきたり。
スクールカースト最下位の女子が唯一自分を保てる隠してた秘密だったり、男子側の本音もチラリ(悲しい)。
大多数のデブスいじりは悲しかったけど、重苦しい雰囲気はなく、「そうそう!めんどくさかったな〜」って笑える内容です。
人生もう一度やり直せるなら、カースト意識せず生きたいけど、それってやっぱり理想論かな?!
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