ラプラスの魔女のレビュー・感想・評価
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誰が主人公なのかな?
登場人物の大部分がそれぞれキャラの立った役割を担っているので,ストーリーが進行してもほぼ全員が最後まで何らかの役回りで登場してくるという点でちょっと不思議な印象を持ちました.だから主人公は,ラプラスの魔女でも青江教授でもないし,ケントでもその父親でもない.最後まではっきりしませんでした.その中で,最初から最後まで登場する櫻井さん演じる教授の貢献度が低いのが残念でした.超能力的現象を科学的に説明するのが不可能なのは仕方ないのですが,櫻井さんの残念な演技力が印象に残りました.それと,映画の最後でサトエリさんがトヨエツさんに杖でボコボコに殴られるシーンにびっくりしました.汚れ役ですね.
初めてお金を返して欲しいと思った作品
#ラプラスの魔女 時かけ知世、マギカ暁美ほむら、に連なる旬の美少女...
これぞまさに、"映像読書"
オープニングからちょっと暗くて微妙な空気が映画全体に続いていました。この"パッとしなさ"というんでしょうか、これが低評価につながってんのかな~と思いながら見進めて、あるとき、小説の実写だと気づいたらよくわかりました。この不思議な感覚こそ、読書をしているときの脳内再生の感覚だと。
そうなんです。私はこう思ったんですが、三池監督はまさしくも脳内再生のような映像をそのまま映画にしたのではないのでしょうか。そんな映画を見た私は、まるで映画を見ながら読書をしているようでした。つまりそれは、感情移入を誘うような余計なつけたしを取っ払い、"実写"という言葉の的を得た実写映画だったのです。
昨今の映画には実写映画というものがほとんどで、それらは「小説は小説。映画は映画。」と本作と映画を切り離した見方を誘うようなものばかりです。これによって「思ってたんとちゃう」現象も起きてしまいます。三池監督はこのような実写映画に歯向かい、読書そのものを実写化したように感じました。
あと、ジャニーズの棒っぽい演技は時として絶妙な効果を発揮すると私は思います。『坂道を上って』の知念くんもいい感じでした。
広瀬すずの秘めた演技は感無量。やっぱりね、潤しいんだよね。そしてFadedを主題歌にしてくれてありがとうございました(評価が滅茶苦茶だったので当初はこの二つ目当てでした)。
Where are you now...?
P.S. 三池監督…ケータイ捜査官7から10年なんですねぇ………
なんかしょうもなかった。
全然つまらんかったぁ…
微妙
東野圭吾、最終的にこれにOK出した心境が知りたい(笑)
キャストは悪くないし、演技もそれぞれにはまる物があった。それでも見終わった頭の中には結構な数の?マーク。原作を読んでからもう一度観る。DVDだな。三池監督、もう少しCGにお金かけてほしい。せめてぶっちぎりは止めて欲しかった。
映画化しない方が良かったかも
本の方が面白いという方がいますが、そりゃ映画は時間が限られてるので...
東野圭吾ばっかり。
東野圭吾の原作を三池崇史監督が映画化。
ほんとは、三池崇史のもっととんがった映画を観たい。東野圭吾原作だとウェルメイドなものしかできあがらない。そういうのは他の人に任せればいい。
東野圭吾原作の映画を観ると思うことは、原作には想像の余地が相当あるなぁということ。他の原作ではあまりそういうことは思わない。これは、映画の作り手が原作に依存しすぎているからではないか。
今回でいうと、物理的な現象から気体の動きを予測する、というシーン。もっと驚きを伴ったシーンになるはずだったのに、いかにも地味なシーンになってしまった。
「真夏の方程式」(西谷弘監督)のペットボトルロケットの秀逸さが際立つ。
そんな中にあって、豊川悦司の怪演は特筆すべきものであった。
東野圭吾原作はこれからも続々と映画化されるが、果たしてうまくいくのだろうか。
未来がわからないから、人は夢を持つ
異才
雰囲気が凄く良かった。
暗中模索とでも言うのだろうか?
たった1つの可能性が物語冒頭から提示される。でも、それは事実上不可能な可能性であるが理論上は可能な方法。
それを探っていくように物語は進む。
凄く緻密なファンタジーにも思えるのだが、それを構築した作家が凄いと思う。
その漠然とした濃霧のような状態を映画はよく表現してくれてたように思う。
明るくもなく暗くもない。
至って日常であるかの世界観に異能とも異才とも思われる人物が生息していた。
ただ一つ。
刑事が国家機密を探り当てたかのような台詞には疑問が残る。
刑事が知らないまま、機密を吐露する博士でも良かったのではないかと思う。
まるでお芝居合戦のようにブロック毎に物語は段階を経ていくのだが、その辺りは好みが分かれるかに思える。
櫻井氏のキャスティングは正直微妙ではあるのだが…彼が唯一、僕らに馴染みのある日常を背負ってたと言えなくもない。
彼だからこそ、そんな感想に至ったのかとも思えるし、彼でなければもっと違う感想を抱いてたようにおもう。
つまりは、バランサーのようなもので、彼がいたからこそ荒唐無稽なファンタジーにはならなかったのか、とも思う。
そう思えば、実に的確なキャスティングだ。
追記
そう、例えば彼や彼女が活躍するヒーロー物語の前日譚とするなら最高に面白い!
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