劇場公開日 2018年5月4日

「全てに説得力がない」ラプラスの魔女 ヘルスポーンさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0全てに説得力がない

2018年5月5日
iPhoneアプリから投稿

こんな奴いねーよっていう人間が絵空事のような世界で絵空事のようなことをしているだけの作品。

役者それぞれは良い。広瀬すず、志田未来、福士蒼汰、リリー・フランキーなど個人的に好きな役者が多く出ているのだが混ざったことで全員が機能しなくなる。キャスティングが問題だろう。
みんな大好きだからと言ってカレー、オムライス、ナポリタン、ラーメン全部混ぜてさあ召し上がれって言われても食べれない。例え器が人気の傑作品(東野圭吾原作)でもね。

志田未来と広瀬すずはまず合わない。色々と被る。
福士蒼汰と広瀬すずは二人並ぶとリアルが吹き飛びファンタジーなる。(ラブコメ映画ならまだありだが、こういう映画には合わない)
玉木宏と福士蒼汰も合わない。スレンダーで端正な顔立ちで声が良いところが被る。
主役は誰にも合っていない。役柄の説得力0。

クリント・イーストウッド監督はキャスティングで映画の八割は決まると言っていましたが、この映画はその八割を失っているので、残り二割での闘いになってしまいました。

シリーズ化に意欲的らしいですが、キャスト総入れ替えなら観ようかなと思います。

ヘルスポーン