交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1のレビュー・感想・評価
全31件中、1~20件目を表示
序盤がクライマックス
作品冒頭の25分で新たに描き起こされた人類対スカブコーラルの激戦がクライマックス。
その後はレントン視点で一部設定を変えたTVシリーズ前半の総集編が描かれているが、これが時間がシャッフルしてわかりにくく、新規を切り捨てている。
更にバトルシーンも極力カットされていることもあり、盛り上がらない。
そう、盛り上がるところがないまま終わってしまうのだ。
結局、冒頭の新規作画のバトルアクションを観るための映画だった。
怒りを含んだ笑いを抑えつつのレビューである。
映画から離れていた日々が続いていたのだが、まさかエウレカがまた新しく映画化していたことを知らなかった。
友達に、「そういえばエウレカの新作、次はアネモネだってよ」と言われ、なるほどそうかと思って早速レンタル店に赴いて見たところである。
ちなみに私は原作が大好きだ。特にアネモネが好きだったのだが、友達の話からアネモネは多分一作目には出ないだろうな、と思っていた。
それ以上に「一作目はだめだね」とも聞いていたのだ。私はあの黒歴史の再来を予感した。残念ながらその予想は的中してしまったのだ。
この際だからはっきり言わせてもらおう。エウレカセブンをおもちゃのように組み替えて再生産するのはやめてほしい。
画像が昔張り付いて楽しみにしていたテレビサイズになった瞬間、違和感を覚えた。いや、これは原作を見ていない人にも一から楽しんでもらうためだ。そう思ったが、途中で原作と違うところが出てくる。気になってぐぐってしまった。
その点に関しては長く文句は言わない。声優の起用に関する事情があったことも理解した。
この映画に関して大きく言いたいことはいくつかある。
一つ、過去造ったアニメで映画を作ってるのだから、振り返りで原作の映像を使うことは理解できる。しかしその量があまりにも膨大すぎやしないだろうか?
最初の二十分と最後の出がらし程度しか新規映像が使われていない。それ以外は使いまわし。
構成もよろしくない。それもそのはずだ、「●日前」「●日前」「●時間前」と、レントンの心情を追うために何度も時系列が飛ぶ。その際もさっき見た映像を使うのだ。
おかげで頭が混乱する。自分はいまどの時空に存在しているのだろうかと疑いを持ってしまうのだ。
原作の展開を、この映画との違いを、いやというほど思い出させてくれた点には感謝したほうがよいだろうか?
上に挙げた「●日前」を初めとするテロップ群が画面の半分を占め、情報が読み切れない。初見で全部読むことが出来た人間はいるのだろうか?
そのせいでいちいち停止する必要も出てくる。幸い映像に関しては使いまわしだから、後半はテロップの方に集中していたぐらいだ。
「ポケットが虹でいっぱい」で大コケし、原作ファンの怒りを買った事実があったから、設定は大きく変更することなくリブートでもしようと思ったのだろうか? ならば画を書くことだ。
「ポケットが~」ではエウレカとアネモネとニルヴァーシュがたまらなくかわいいという褒める箇所も存在した。今作はそれもない。
小手先の技術を用いて何度も煎じた「エウレカセブン」という世界を、またもや適当に煎じた程度の評価しかすることが出来ないのだ。
私は「映画」が見たいのだ。アニメの総集編なら録画した原作を見返す。
設定を変えたなら、あんな姑息な手段を用いずに表現する方法はいくらでもあるだろう! なぜエウレカセブンはそんなことさえできないのか!
少々熱くなってしまった。
この作品にも褒めるところは存在する。最初の二十分だ。数々のテロップを除いて、ここだけは素直に称賛したい。新規の板野サーカスを見ることが出来る。
この一点だけで0.5点を勝ち取っているが、それ以外は見る必要がない。パンフレット一枚で済む情報を薄めつつ使いまわして終わりだ。
「つづく!」何て最後に言われたものの、私は自身を失くしている。
別作ではあるが、最近公開予定がようやく発表されたシンエヴァと同様である。あれも見返したのであちらのレビューも書かなくてはならない。既に書いたかは忘れている。
しかし、ヱヴァQに抱いた、「あぁ、ここから続くのか……」という不安、「これどう擁護すればいいんだよ」という諦観、それでも原作ファンとして「最後まで見なくては」という決意。
その三つを改めて抱かせてくれた本作には、謝辞を送りたい。
これで、何があっても先に進む勇気が湧いてくる。
アドロック・サーストンも言っていたのだ。
「ねだるな、勝ち取れ。さすれば与えられん」
この酷評は、私がエウレカセブンがよりよくなるために取った些細な行動だ。しかし、これは偉大な一歩でもある。
理想のエウレカセブンをねだってるだけではいけないのだ。勝ち取らなくてはならない。そうしなければ、我々はまた絶望を与えられることになるのだろうから。
むしろここからどう持ってくるのかが楽しみでもある。これ以上落ちぶれた展開にはならないだろう?
なので、胸の昂り(動悸かもしれない)を抑えながらその日を待とうと思う。
願わくば彼女が汚されませんように……
ややこしい回想
TVシリーズは未見。
犬に追っかけられてる少年が見る走馬灯の如き回想が本編の一部始終。
時系列がバラバラに構成され、初見の俺には鬱陶しかった。
省略されてる部分は、要らない部分なのか、今後紹介されるエピソードなのか…とにかく鬱陶しかった。
養子縁組なんかは特に分かりにくく…とある船団から脱退した主人公が、無一文になり公園で野宿してたところを拾われた。で、合ってるのかな?再会がどうのこうのと話してたけど、省略されてる部分が何年か前なのか、ここ数日の話なのか…サッパリ分からない。
おそらく必要な部分は網羅されているのであろうが…主人公とエウレカに何があったのか多くは語られず、彼がエウレカに会いたいと願う衝動は謎のままだ。
明確な敵もドレかは語られない。
ロボットアニメのくせに爽快感もない。
オープニング以外はほぼ飛んでるだけだったな…。
まぁ、続編もあるみたいだから観てみようかと思うのだが、エンドロールの後、続編の公開は2018とあった。
もうすぐ2018年も終わるんだけど、今、劇場にかかってるのがソレなのかなぁ…。
副題が違うような気がして、劇場に観に行くのに戸惑いを感じる。
意味不明と断ずるはファンにあらず
自身、エウレカセブンを年に1回1周する程度のファンなのですが、劇場に足を運ぶ機会がなかったのと、ネットでの評価が異様に低かったことから、鑑賞まで至りませんでした。
ポケ虹は好きだったのですが、AOの再来を考えてしまい、尻込みしていました。
AmazonのPrimevideoで出たことを知り、視聴しました。
本編で1番好きだったビームス夫妻のパートを重点的にまとめられていたので、非常に良かった。ここが違っている、ここはそのままだなどと考えながら楽しめました。途中からは何故か涙が出てきました。
端的に言えばファン向けの映画。しかし、これを意味不明というようであればファンではないのでしょう。もうすぐ公開のハイエボリューション2、Anemoneはどんな評価であれ、劇場まで足を運ぶと決めました。それほどの体験をさせて頂けました。
総集編として…いや!新たなエウレカとして見るべき
テレビの使い回し、世界観変更、改悪、色々と言われていますが、、、
ファンと名乗るならいいシーンが使われたことに喜ぶべきだと思う!
声優が亡くなられたり、病気療養だったりと変更せざる終えない所があるのはしょうがないと思います。
ただ、世界観変更で許せないことが多すぎて悪評に繋がっているのかなと…
テレビ番のパラダイスロスト回を使うならそのままでプレイバック映画にしなかった方が良かったのではないかと、
まぁ、そのままの流れだと新しいエウレカにはならないんでしょうが、チャールズ、レイのセリフの重みが変わりすぎて初めは受け入れられないです。
キャラクターの心理描写がわかりづらく、とても複雑な気分になります。
設定がわかれば良い作品になると思います!
次回作品にも期待!
かなしくなった
エウレカセブンが大好きだった。
何度も観たし、何度も助けられた。
ハイレボリューションの情報を知ってから、公開が楽しみで楽しみで仕方がなかった。
総監督が「作りながら「この作品は本当に愛されてるのだな」と思うことが何度もありました。
それに応えるべく、…(略)」とコメントを残していた。
今までのTVシリーズを進化させると言っていた。
公開日を楽しみにするくらいの映画へのワクワク感は、はじめてだったかもしれない。
だけど、その期待は裏切られた。
いや、期待が大きすぎたのもあるかもしれない。
まったく、このエウレカセブンの「物語」に没入できなかった。感情移入できなかった。
・昔の映像そのままに、別の設定が入っていること
・セリフが"説明的"なこと
・時系列がバラバラなこと
によって、レントン少年がなにに悩み、苦しみ、葛藤しているのかが理解できなかった。
なにを愛し、なにを目指して、なぜ行動しているのか、
なぜ"彼女"を好きなのか、なぜ彼が出ていこうと決意したのか、なにもなにもわからなかった。
映画を観ながら、悲しくなってきた。
これは何を描いているのか。
たしかに、TVシリーズをみていたからこそ、細部の差も気になってしまい、集中できなかったのもあるかもしれない。
だけど、それを含めて、「入り込めなかった」のはほんとうに残念な気持ちでいっぱいだ。
"ファンのため"の映画にもなっていなかった。
続編への良い意味での「予感」を感じさせる優れた助走。準佳作。
座席f7
思った感想を書きます。まず、デューイとその仲間達とのシーンを
もちっと増やして欲しかったかも。
デューイの周辺人物とか人間関係をもっと作り込んで欲しかった。
そんで銀箱の辺りでそいつら大量に殺してデューイに号泣させるとか。
アドロックの葛藤もヌルい。
銀箱理論発見して仲間集めて学会発表して最初は馬鹿扱いされるが次第
に話題になり更に仲間が集まり政府にも認められ銀箱作るまでの熱い血
と汗の滲む団塊パッソンファイティンなプロジェクトXが幕を明け壮絶
な銀箱開発秘話がTV版未視聴者の涙を誘いTV版ファンを唸らせるが途中
頓挫しそうになって援助打ち切られるがバイタリティと情熱と例の名言
で切り抜け突き抜け奇跡の理論を生み出して何とか窮地を脱し国際プロ
ジェクトへと昇華し一躍時の人となり雑誌の表紙を飾りインタヴュー責め
になり新世紀のアインシュタイン気取りな有頂天になってルンルン気分
で赤ちゃんレントンも登場させて(そして出来れば赤ちゃんエウレカも)
スイーツ博士の愛した数式よろしくローマの休日な展開で視聴者を騙し
つつある日突然1+1=2を覚えたばかりの赤ちゃんレントンが家中に2の
字をクレヨンで落書きしまくり、当然大事な大事な原稿にも数字を落書
きをしてしまいアドロックが「おいおい何だこりゃ?これじゃあ解が台
無しになるぞ?銀箱と地球が爆発しちま・・・うぞ?・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・嘘だぁーーーーーーーー」
という感じに偶然2を付け加え2乗にすると確かに地球が爆発するという
ジュリアナ東京も本能寺ビックリの二の舞なバブル崩壊チックな欠陥を
銀箱理論に発見してしまう。
超絶間違いである事に気付いた後はレントンの落書きを壁にピン止めし
真っ暗な地下室で顔色悪そうに狂気の顔色で製図しながら計画立て最後
は人殺さなきゃなんない地獄へ行くまでの凄まじい葛藤。
昨日までの英雄が良くて単なる殺人者、悪くすれば何十億人も犬死にさ
せる極悪人になってしまったのだからそりゃもう地獄だろう?
そういう感動と感情を求めてるんだよボケェ!
とにかく手抜きが酷い。銀箱の話なのにそれ作るまでの話描かないのは
どう考えても異常。ヤル気なし。新人アニメーター育ての為の作画教室
じゃ無いんだからw
商業作品として全然成り立っていない。
悪い点
今日観賞させていただきましました。
で、本編これ時系列いじり過ぎた?爆死すんぞこれ?
まず、気になったのは初見殺し過ぎたという点でしょうか?
TVシリーズ版に思い入れのあり過ぎる方や初見の方にはかなりキツいでしょう。
何か全体的に暗いしとっつきにくい。
サマーオブラブ以外はやんないで欲しかった。
サマーオブラブとか観れたのは良かったが銀箱の曲が何か酷い。
もっと神秘的な曲を選べや‼
銀箱が何なのかイマイチ伝わらない。
あと何でアクセルジジイの出番を削った?意味不明だろ?
青野武に土下座しやがれ!
今の波平の奴に何でやらせない?
青野もそう望んだ筈です!
最悪台詞無くてもいいから遠くから見守ってる教師役とか
無言の存在感と圧力を放つエンジニアとかでも何でもいいから
出せよって思うわ!
レントン走ってるけどどうせならもっと野犬を凶暴にすべきだった。
2500匹位の野犬の群れにすべきだった!
シリアスシーン以外ずっと犬に追いかけられてる設定にすれば良かった。
犬の群れがレントンになついて体の一部になる位にむしろコクピットに乗せても良い位だ。
特に一番最悪なのは時系列いじり過ぎた事。
というか時系列ズタズタで何が何だか何とも何でか何たる何でも何つーか何もかもが
初見にはさっぱり分からない。
そういう冒険は予告編とか特典映像とかディレクターズカットとかでやって欲しいのよ。
ゲームの続編作ってその特典映像とかにすればヒットしたのに。
それかパチンコ限定映像とかにするとか。
方法は色々あった筈です。
悪い意味でのスピード感。いや、スピード違反か?いいや爆死願望か?ああ、成程‼
スピルバーグの「激突」へのオマージュか!そうとは気付かなかった!許せ!
スリル満点ジェームズ・ディーン似なのは主題歌歌ってる人の親父だけで結構‼
あんな中途半端にエウレカ出しても気持ち悪いとしか思えない。
最高の素材を最高の料理人が清盛も熱盛りびっくりな超高熱出して体調崩してる
最低な時に調理した下痢ピーゲロンチョ状態で作った中途半端で下痢菌まみれ料理
みたいなイメージ。
ああああああああああああああああああああああああ思い出してイライラ
良い点
まず、碇の息子・・・じゃなかったw
尾崎の息子の曲は良かったね。
今回は古参ファンはある程度楽しめます。
タルホ姉ちゃんの若かりし尻を拝めて幸せ。
サマーオブラブをずっとやって欲しかった。
後編はカットして欲しかった。
長門の長回しじゃないけどもっと長くしろ!
美麗な映像には毎度脱帽です。
この前のク○虹よりは格段に良くなっています。
よって倍の星評価を贈らせていただきます。
養父母設定の改編ですがTVシリーズファンにとっては別にそれ程不自然さは感じ無いでしょう。
元々養父母だったという設定にした方が物語に深味が出るし矛盾も少ない。
長過ぎる文字列だって後で確認すりゃ良い事だし。
テロとの闘い(戦い)というのも今の時代を先取りしていたのでしょう。
これだけ原型を止めない改編が許されるって事は続編で大化けする可能性も確かにあります。
最高!と同時に微妙…
とりあえず私もエウレカファンですが…
シアターで見る新作で見るエウレカの戦闘シーンの迫力はさすがだと思いました。
ただしそれを差し置いて約3分の2が総集編、
他の方が比喩されているたとえで考えてもらっても結構なくらいです。
しかし言葉のニュアンスの違い、状況、
設定が違い、時折新しい描き下ろしシーンはあるので、
全てがダメとは思いません。
それでも苦手な方や完全新作を期待していた方は肩透かしを喰らう気分にはなると思います。
また演出も90分に(総集編を)収めるためが画面移りが激しく、
一気に説明した感は拭えません。
それらを加味すればやはり評価はイマイチとなってしまいます。
しかしED曲の素晴らしさと、
個人的に一番気になっていたホランドの代役さんですが、
しっかりと藤原さんから受け継いだ素晴らしいアフレコとなっていました。
更に新作パート部分はやはり素晴らしかったので、
見に行く価値はそれなりにあると思います。
それでも無理して見なくても良い評価だなと思われる方は、
焦らずOVAでも出たら見るくらいで丁度良いかと思われます。
見てよかった。
TVシリースが好きで、過去の美しい思い出のまま観に行くと悪い意味でヤラれます。。逆にハードルを下げた状態で観ると全然楽しめます。
細かい設定が変わっているのと、色々な説明がなく進んでいくので、TVシリーズを見てないと辛い。前半、サマーオブラブの新作映像は素晴らしくて、アドロックとホランドの声に、若干違和感はあるものの一見の価値はあると思う。
そこからは、時系列をが行ったり来たりして、レントンの目線から見たエウレカと出会う前の日常から、白鳥号を飛び出すまで。
レントンは昔からダメダメで、突っ走っちゃう悩める少年だったし、こんな感じと言えばこんな感じだよなーと。
プロローグとしては全然OKです。次回以降が楽しみ。
新作のサマーオブラブは神作画
原作アニメを知っている人向けの映画です。
冒頭30分の新作映像だけでも見る価値あり。
過去の映像と違和感ない作画でありながら現代風の美麗映像なのでファンは感動モノです
残りは4:3映像が大部分なので、それでも納得できる人むけです
原作アニメファンで続編大丈夫ならオススメです
大好きだったのに
大好きなアニメだったのにショックです。
字幕が消えるの早すぎる。読めない。
時系列がめちゃくちゃ。
過去に遡ったり戻ったり多すぎてついていけない。
最後の犬を拳銃で殺したのはレントン?
そんなイケイケなキャラでしたっけ?
主題歌は最高でした。でもほんとそれだけです。
ハイエボリューション2はアネモネがメインの話になるのかな?
エウレカはもう羽も生えてましたがどんな話になるか全く予想できません。
次回予告を見る限り新規カットが多そうな感じがしました。
ですがあまり期待はしない方が良さそうですね。
1年ずつじゃなくて半年ペースがよかったです。
これで行きましょうって言った人たちの顔が見てみたい。
序盤は良いけど…
◆良かった点
・物語序盤~サマー・オブ・ラブまでの新規アニメーションは、迫力十分
・ED曲
◆悪かった点
・中盤~終盤はTV版の継ぎはぎ
・字幕多過ぎ(なんでも字幕で説明しようとするな)
・PLAYBACK、PLAYFORWARDやり過ぎ(時間軸が滅茶苦茶で観ている方が追いつけない)
・レントンとエウレカの関係、レントンとゲッコーステイトの関係が描かれていない
・アクペリエンスがストーリーの中で全く意味不明(どうしてそうなったのか、何なのか)
・追いかけ回されたからって、犬を惨殺しちゃいけない
◆総括
・私(エウレカファン)の感想
「序盤は良かった。」
・連れ(エウレカ初心者)の感想
「よくわからないから、つまらない。2は観ようと思わない」
序盤の新作アニメだけで商品化すれば良かったのでは?
「ゼロから始まるレントンとエウレカの新たな物語――」(作品解説より)
→真に受けない方がいい。エウレカ初見にとってはマイナスになる。
「『エウレカセブン』シリーズは、いつも「今、何を描くべきか」という課題と正面から向き合ってきた。」(作品解説より)
→なんで『エウレカセブン』でやろうとするのか。何かを描きたいなら一から作れば良いじゃないか。
期待が大きかっただけに、ちょっと残念。
DVD化するなら、ディレクターズカット版でも良いから、きっちり再編集して欲しい。
『エウレカセブン』っていうカルピスの原液を薄めて飲ませるの、もうやめなよ。
まぁ…2も観るけどさ…
なんとなく次回に期待
TVシリーズをまじめに見てなかったのてで、再編成してるのかどうかわからないくらいの出来だと思います。
主役メカの出番があまりないというところが残念です。
冒頭の新作部分は、トップをねらえ!を彷彿とさせる演出でよかったです。
次は来年2018年公開とか。
それまでにアマゾンプライムで復習しときます。
ねだるな。勝ち取れ。
63本目。
初見には少しキツかった。
しかし、12年前のアニメだから、見てない人もいるのではないか。
ねだるな。勝ち取れ。さすれば与えられん。
もう、俺は逃げない。
この言葉は響いた。
尾崎裕哉のEDの曲はやっぱり良かった。
明日は明日の風が吹く。
これはファンと作品自体に失礼だ!
ん〜〜〜、まずは長い一唸り。
昨今のマンガ・アニメを観て思う。
売れた作品をリメイクする、または続編を制作する、これらがいかに多いことか。
まずはマンガ、荒木飛呂彦の『ジョジョ』シリーズは中断なく連載されているので置いておくとしても、車田正美の『聖闘士星矢』は主役が物語の最後で死んだにもかかわらず無理矢理の設定で続編が始まった。宮下あきらは『激!!極虎一家』や他の自作から主人公を抜き出して『男塾』の続編を描いているし、巻来功士はここ何年も断続的に『ゴッドサイダー』ばかりを描いているイメージである。平松伸二は『ドーベルマン刑事』や『ブラックエンジェルズ』『マーダーランセンス牙』の自作の中で人気の高い続編を描いているが、こちらも酷い!『ドーベルマン刑事』や『ブラックエンジェルズ』では完全に主人公や名物キャラたちが脳天を打ち抜かれたり何発も体に銃弾を浴びて死んでいるのだ。
鳥山明は原案だけだが『ドラゴンボール』も『ドラゴンボール超』として続編が創られTVアニメ化までされている。
(さらに酷いのはTVドラマ化されるまでになった島本和彦の自伝『アオイホノオ』の成功を受けて、他の作家たちまで自伝を描き始めたことだ。前述した車田正美も巻来功士も、平松伸二までも自伝マンガを刊行している。)
監督は変わる場合がほとんどだがアニメはどうかと言えば、ガンダムも『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』が創られているし、サイボーグ009はしょっちゅうリメイクされる。
元は実写作品だが『打ち上げ花火、〜』もアニメリメイクされた。ゴジラもアニメ化されて近々上映されるようだ。
これはアニメに限らず実写も一緒だ。
本家の実写のゴジラは日本でもハリウッドでも新作が創られハリウッドはシリーズ化の予定だ。
『攻殻機動隊』もハリウッドリメイクされた。
そう、ハリウッドの最近の話題作など露骨にそればかりだ。マーベルシリース、DCユニバーススリーズ、ダークユニバースシリーズはもちろん、エイリアンシリーズでは新作が創られ、『猿の惑星』はリメイクされた上に続編が創られ続けている。
TVにおいてもデヴィッド・リンチの『ツイン・ピークス』まで続編が制作された。
何もこれは現代に限らない。シャーロック・ホームズは一度死んだのに人気があったために作者のコナン・ドイルの意志に反して復活させられたし、フランスの大作家バルザックの作品群は「人間喜劇」と呼ばれ、登場人物が相互に絡み合っていたりしてある種のシリーズだ。
売れたものはなるべく焼き直したい、続けたい!作家も出版社や映画会社も労少なく功大きい方がいいに決まっている。
数え上げたらキリがない!
だからこそだ!読者や視聴者、観客は気軽に観る分、評価は厳しい。
それを覚悟で作品を制作するべきだろう。
なぜリメイクした!
本作を鑑賞している間中ほぼずっとこの問いを銀幕に投げかけ続けた。
筆者はTVオリジナル版の放映当時、TVでは観ていなかったものの、DVDで新巻がリリースされる度にその都度観たものだ。
もう内容を語る気さえ起きない。
本作の売りである冒頭において、主人公レントンの父アドロック・サーストンが英雄と崇められるいわれとなった「サマー・オブ・ラブ」が湛然に描かれる。
が、これだけだ!
初めの20〜30分だろうか?もうこれ以上観る価値も語る価値もない!
1年前、2日後、8日前、10日後と行ったり来たりする構成は全くもってわかりづらい。
またこれは本編冒頭の「サマー・オブ・ラブ」の時から言えることだが、字幕が多過ぎる。
船が轟沈している観ればわかる映像に「轟沈」の字幕はいるだろうか?
また字幕は1秒間に3文字で計算するのが基本となるが、長ったらしいものでもパッパッと出ては読む間もなくすぐ消えてしまう。
仲間のもとを飛び出したレントンが一時期身を寄せ疑似家族のように仲良くなるが最後は心ならずも敵味方になってしまうレイとチャールズ夫妻との関係性は、なぜか父のアドロック死後に彼らの養子としてひきとられていた設定に変わっていた。
レイとチャールズの搭乗するロボット(KLF)は「ロボット魂」というブランドで可動フィギュアとして商品化されている。それだけ心に残るエピソードの1つである。
結局冒頭の「サマー・オブ・ラブ」以外はTVシリーズの映像を使い回しているので、無理矢理その設定に沿う言葉を登場人物たちに話させている。あまりにも不自然だ。
またレントンのモノローグ形式で物語が展開していくためか、話のはしょりがあるからなのか、レントンは熱い、というよりうざい奴になりさがっている。
TV版のレントンってこんな奴だったろうか?オレが年くって共感できなくなっただけか?
まだある。
本作用に新しく制作された映像はもちろん16:9の画面アスペクト比となっているが、TV版使い回しの映像は4:3のままである。
今観ても当時のTV版の映像の完成度には驚くが、使い回しが一目でわかるアスペクト比は手抜き感が強くかなり興をそぐ。
回顧シーンだから比率が違っても問題ないでは済まされない。
ほぼすべてに渡って全く共感できない。
レントン役の三瓶由布子もヒロインのエウレカ役の名塚佳織も既に結婚して一児の母になった。
時間が経つのは早いものだ、とそんなのどかに感傷にもひたれないほど本作はひどい!
思えば前回『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』という題名で映画化された際もとんでも設定にして別次元と言い張っていたではないか!
そこまでして映画化する理由はなんだろう?
どうせ観るだろ!とタカをくくって、結局はファンの懐を当てにしているだけなのか?
こういう商法はやめた方がいい!
ファンにも作品にも失礼だ!
良かったのは音楽だけだ。ドイツのユニットHardfloorの作曲した音楽と尾崎豊の息子である尾崎裕哉の歌う主題歌『Glory Days』は作品に光を差し込んでくれる。
TV本編でも電気グルーヴ『虹』やクラブハウス系の音楽が流れたり、オープニングやエンディングの曲にFLOWの『DAYS』、HOME MADE家族の『少年ハート』、HALCALIの『Tip Taps Tip』、NIRGILISの『sakura』などの名曲がたくさんあった。
本作で流れたTV版への懐かしさをかき立て各シーンを盛り上げる曲には感謝したい!
次回作、観はするが全く期待しないことをここに表明しておく。
ヤバイっす
見所なし!あ!サマーオブラブの詳細がありました。
それぐらいかな。ど頭の文字エフェクト感覚的にかなりうざいなーって思いましたが、中盤まで表示されます。こりゃどいひーですわwww
2は、新しい要素がありそうなので観に行きますが
エウレカセブンってどのぐらい人気なんですかねww
製作陣の金儲け感漂ってます。儲かるのかと言われるとそうでもなさそうですけど。
映画館で見るメリットは無いのでテレビで見ましょー!
親子の絆が明確に…
アドロックとレントン、チャールズとレントン。
レントンを巡る親子の絆にフォーカスを持ってきた構成にまずは納得しました。
50話のストーリーを咀嚼し、新たな部分を表現する為に大胆な構成にした事に対する批判もあるようですが、自分はスンナリ受け入れました。
映画版は総集編に毛の生えたものにしない工夫は、3部作導入の冒頭で充分感じられました。
青野武さんの不在から設定変更已む無しであったとしても、アドロック(実父)、チャールズ(養父)の対比からレントンの成長を描くコンセプトはありかなと思います。
自分たちは尾崎裕哉の親の世代ですが、息子が歌うテーマ曲グッときました。
かつてのエポックメイキング
かなり実験的で、下世話に言うと『ブっ飛んでいる』アニメであったエウレカセブン。サーフィン、EDM、ヒッピー文化、ウッドストック、インド仏教観念などのカウンターカルチャーをギミックに散りばめつつ、テーマとすれば異種とのコミュニーケーション、そして親を乗り越える子供の成長や葛藤、周りとの軋轢、そして青春みたいな青臭いモノを、12年前の朝7時から、しかも1年間も放映していた。この時間なんてのは子供がウルトラマンや仮面ライダーを観る時間帯だ。アングラ的香り、もっといえばクスリの影がチラつくようなテーマをよくぞ朝早く放映していたモノだと感心したものだ。なので、今の若い人なんて、パチンコ屋のスロットのキャラ位にしか思っていなんじゃないだろうか。或る意味、色々な制約を全てクリアするタイミングを合致できた奇跡の作品を、12年後、どうやってリバイバル、再編集して映画化するのか興味を持って鑑賞することにした。
結論から言うと、かなり苦しい型での出来映えだったのだろう、苦労の色が滲み出る仕上がりである。
今作品は、とにかくエウレカを観ていないとなんのことやらサッパリ分からない。過去作というか本編を観ないと理解不能なのである。それがダメだとは思わない。そういう作品もあっても良いとは思う。ただ、キチンとそれを口酸っぱく宣伝しないと、相当の反発や炎上が予想される造りになっている。時間軸を、過去に過去に持って行く、要は結果を先に見せて、そのきっかけを後に付け足していくストーリー展開は、観客にそれなりの負担を強いる。それは結論が分かっている前提での組立て方なのだから。
実はもう12年前のことだから、どんな話の内容だったか、自分もすっかり失念してしまっていて、『サマーオブラブ』なんてそんなキーワードあったなぁと、ガンダムでいうところの『コロニー落とし』的プロットをかなり興味持っている人以外は、あまり楽しく観られないのではないだろうかと、逆に心配する位である。自分は前述のせいで、興味を余り感じなかったので、その『サマーオブラブ』の映像化をそこまで興味持っては観られなかった。そもそも12年は余りにも長すぎる。もっと早く今作品を制作していれば、興味を持てたファンがいたかもしれない、余りにも時間があの熱を冷まさせてしまったような寂しさを感じてしまうのである。
まぁ、それでも後2作、シリーズがあるようなので、一応追いかけてはみる。一体、誰得の映画なのか、それは全部観終わっての結論だろう。
良いオマージュ、これだけはいいたい
良くも悪くも、エウレカセブンは色んなアニメのオマージュの集合体だと思うし1番なぞっているのはエヴァンゲリオンだと感じているので、一作目の出来が悪くて次回予告が1番の見どころって言うのはエヴァ序をなぞってていいんじゃないですかね。次回予告はかなり笑った。実験的演出、同じ映像くりかえすのは良いけど少しクドい。正直モーニンググローリーまで話進めてくれるのかドキドキしながら見ていたけどガッカリ。自作に期待。
酷いものを見せられた
序盤のサマーオブラブは良かった。
アドロックだけでなくホランド達の働きもかっこよかった。
タルホ16歳がハイスペック過ぎる気もするが…
ただ、説明の字幕が多すぎる。
綺麗な映像、戦闘シーンを見たくても、ぎりぎりの時間になかなかの長文をぶち込んでくるから落ち着かない。
分かりやすかったから良い…としていいものか迷うところ。確かに字幕なかったら分からなかった部分は多いと思う。
まぁそれでもここまでの満足度は相当なもので、これはとんでもないものを観に来たな、とワクワクした。
場面は変わり、やっと主人公のレントン登場(声に多少の違和感)。
楽しい本編がはじまると期待したものだが…
ここからははっきり言って最悪。もう帰った方がマシだったレベル。
まず、ここまでやるかっていうくらいの総集編でした。
しかも新設定を入れつつ時系列を並び替えたので非常にややこしい。
劇中で何度も「PLAY BACK 〜3日前〜」とかしゃれおつなタイポの映像がしつこく出てくる。
非常にテンポが悪い。
それもこれも新設定によるテレビ版との差違を期待させるものかと思って観ていたけど、そこまで新設定が生かされていない。
というか完全に新設定をもてあましてる。
新設定「レントンがビームス夫妻の養子になっている」という部分から、
あの明るい夫婦の元で育っていたならどれだけ明るくまっすぐな子に成長しているのか、
エウレカやホランドとのやりとりもまったく違ったものになるだろう、いったいどうなるんだ…と期待していた。
いざ観てみると、そういう新設定はあるけど、レントンは相変わらず卑屈で鬱憤した生活を送っていて、
テレビ版と同じ流れでゲッコー号に参加し、そこすらも逃げだし、ビームス夫妻と再会していた。
驚愕するのはこの後のビームス夫妻とのドラマもほぼテレビ版と同じ。9年間も養子の関係だったのに(軍学校で離れて暮らしていたとしても)。
ファンなら、家出したレントンを探しもせずに路上で呑気に踊ってたとこで、たまたま再会するビームス夫妻に違和感がない人がいるだろうか。
幼少期から9年も面倒見てる養子の前で、俺の女のケツは最高だぜ、みたいなことを言うだろうか。
テレビ版では印象的だったが、急にできた息子かのように「年頃の息子を持つってのも…」と何度も言うだろうか。
アドロックの息子でなくても養子にしてくれましたかの質問にヒステリックな妖怪人間ベラ顔で当たり前よ!と叫ぶだろうか。
作りが甘いんだよ色々と!!
劇場版にするにあたり、アクセルは出せないし、色々短縮させたいから人気キャラだったチャールズとレイの元で育ったことにして色々すっ飛ばそう感が丸出しなんだよ。
もう一つの新設定ゲッコー号が体制側の組織っていうのは終わってパンフ読んでから気付いたくらい意味の分からん新設定。今後出てくるとは思うけど。
ビームス夫妻とのやりとりは時系列を変えつつも、テレビ版をほぼそのままやるのでかなりダラダラしてる。
ヴォダラクの少女を救いたく奔走するも空回りするという鬱シナリオは必要だったんだろうか。そもそも劇場版ではヴォダラクと出会っていないのに。
ゲッコー号では邪険に扱われ、親を知らないレントンがビームス夫妻の元で親子愛を知るっていうテレビ版のストーリーなら分かるけど、
劇場版はそもそもその温かい家庭にいたはずなのに馴染めずに家出した直後に再会して親子愛に涙。もうよく分からん。混乱。
最初は時系列を変えることによる劇場版ならではの新展開(例えばゲッコー号に乗っていない、エウレカと違う形で出会っている)があるかと思ってたけど特になかった。
そもそもゲッコー号はほぼ出てこない。なので大好きなエウレカとの関係もよく分からない。
ここまでもったいぶるならエウレカとの出会いのシーンには何か仕掛けがあるだろう!て思うもテレビ版と大差なし。
おいおいそんなので名シーンのモーニンググローリーやられても二人の関係性もよく語られてないのに感動できんぞ…
て思ってたら、まかさのそこまで進まず、何一つ盛り上がらないまま主題歌が流れて映画終了。
ニルヴァーシュの戦闘シーンあったっけ?リフしたっけ?ヒロインのエウレカ活躍したっけ?
もうぽかーんですよ。
あんなに気に入ってた主題歌も嫌いになるくらい。
総集編の回想なのに同じシーンを使うのも意味不明。
しかもレントンがヒステリックに叫ぶシーン。もう不愉快。
これほんとちゃんと作ったのか?てくらい粗が目立ちいらいらした。
いやぁほんと酷いものを見せられた。
予習したことが裏目に出たのか、ほんと知ってるシーンをずっと見せられて眠たい。
映画館でこんなに時計を確認したことはなかったな。
まぁそれでもハイエボ2も観に行かないわけにはいかんていう予告だったけど。
全31件中、1~20件目を表示