劇場公開日 2017年12月23日

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「綿矢りさ原作の映画を続けて見てみたのだが、 主人公の心の揺れ幅が大きくて、 見ている自分の心も大きく揺れている気がした。 綿矢りさ原作の他の映画も見てみたい。」勝手にふるえてろ ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0綿矢りさ原作の映画を続けて見てみたのだが、 主人公の心の揺れ幅が大きくて、 見ている自分の心も大きく揺れている気がした。 綿矢りさ原作の他の映画も見てみたい。

2024年8月24日
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動画配信で映画「勝手にふるえてろ」を見た。

2017年製作/117分/G/日本
配給:ファントム・フィルム
劇場公開日:2017年12月23日

松岡茉優
渡辺大知
北村匠海
石橋杏奈
趣里
前野朋哉
古舘寛治
片桐はいり
綿矢りさ原作

ヨシカは花火の会社で経理をやっている。
博物館から払い下げのアンモナイトの化石を購入したりするオタク女である。

ヨシカは中学生時代から一宮(北村匠海)を一方的に思い続けている。
脳内で一宮との恋愛を楽しんでいる。
ヨシカは実際の恋愛経験は一度もない。

ヨシカは同期入社の霧島から交際を申し込まれる。
生まれて初めて男性から告白されたことにヨシカは歓喜した。

しかし一宮への思いと、
特に好意を持っているわけではない、
言動がややウザい霧島との間で心が揺れている。

自分が主催した同窓会で一宮と再会したヨシカだが、
一宮が自分の名前さえ知らないことに大きなショックを受ける。

ヨシカは同じ経理課の来留美が、霧島に対してヨシカとの恋愛についていろいろと
(ヨシカは交際経験が無いこと等)助言していたことを知り憤慨する。

自分が処女であることが会社中に知れ渡ってしまったと思い、
自暴自棄になったヨシカは、妊娠したと嘘をつき、
会社から産休を取得しようとするが、
産休が許可されなかったことから退職する。

ヨシカの自宅に霧島が訪ねてくる。
そこでの会話がこの映画のハイライトだろうか。

綿矢りさ原作の映画を続けて見てみたのだが、
主人公の心の揺れ幅が大きくて、
見ている自分の心も大きく揺れている気がした。

綿矢りさ原作の他の映画も見てみたい。

インストール(2004)
勝手にふるえてろ(2017)
夢を与える(2020)
私をくいとめて(2020)
ひらいて(2021)

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

ドン・チャック