劇場公開日 2017年12月23日

「物凄い純文学作品」勝手にふるえてろ asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0物凄い純文学作品

2023年11月21日
iPhoneアプリから投稿

綿谷りさ の 蹴りたい背中 が 比喩じゃなくて まじで蹴りたい背中っていう話だったのに、読んでもないオヤジが勘違いしてスピーチで引用してて そいつは娘の学校のPTAの会長だったんだけれど、こうやって信用出来ないオトナって判別できるよなーと思った20年以上前を思い出す。

というような書き出しでレビューしたくなる作品。

松岡茉優の強烈な演技の話は みんながこれでもかというほどしてる(それだけ圧巻という事)から、周りの役者さんについて。

出だしで 今は朝ドラヒロインにまでなってしまった趣里さんがかなり印象的な出立ちで登場。
この頃はきっとみんな 彼女が水谷豊と伊藤蘭の娘とは認識してなかった感ある。
私は この人と古川琴音がキャラ被りだなあと思ってた頃だった気がする。

柳俊太郎は 夜中の連ドラの うどん屋の話(トーキョー製麺所)に出てたのが印象的でそれ以来の認識。今は どうする家康にも出てる役者さん。

松岡茉優の相手としての
北村匠海の方じゃなく渡辺大地が 今まで見た中で最高に良かった。

古舘寛治の釣りおじさんのところからやっとネタバレになって行くわけだけれど そういう演出が見事過ぎて脱帽。

この原作をこんなに上手く映画作品化するって凄いなー。

asica
asicaさんのコメント
2023年11月23日

趣里さんは本当に顔も体型も演技も個性的で親の光物がなくても立派にやっていかれる事でしょう。

グレシャムさん そこ本当にそれですよね。あの原作でこんな出来上がりとは全然思ってなかったので 何年もスルーしてました。原作をほぼ忘れた今のタイミングは逆に良かったとも言えますが。

asica
グレシャムの法則さんのコメント
2023年11月23日

『生きてるだけで、愛』で初めて知りましたが、ご両親のことはずっと知りませんでした。そんな属性情報抜きに個性的な演技で結構衝撃を受けたのを覚えてます。

あの原作をよくもまぁ、こんな凄い映画に仕上げたなぁ、という嘆息。
これもまた衝撃的でした。

グレシャムの法則
asicaさんのコメント
2023年11月22日

CBさん ほんとですか?
水谷さんは最初アメリカ人の共演者(名前忘れました)と結婚して離婚して伊藤蘭さんと再婚され、趣里さんはバレエでフランスに留学するも体壊して断念、だからこの作品で最初に踊ってるのが「おお!」となりました。って、、みんな知ってるとおもてた、、、、😭

asica
CBさんのコメント
2023年11月22日

> 彼女が水谷豊と伊藤蘭の娘
知らなかったあ〜!というか、その二人が夫婦ということすら知らず。お恥ずかしい。

> 渡辺大知が最高によかった
同感! まあ、見事になんともやな感じ。いや、困っちゃう感じ、かな。名演技(演技なのかな?)

> 古舘寛治の…やっとネタバレ
ええ、ええ。あの時の衝撃は、今でも忘れられない。

CB
asicaさんのコメント
2023年11月22日

原作を大昔に読んでいたはずなのにまーーーーったく記憶になくてフレディは最初、なんのフレディ?と思ったのが顔が見えた途端にQueen のね?となって出来杉とともに笑えて、自分の脳みそのリセットぶりが有り難かったですよ。

asica
NOBUさんのコメント
2023年11月21日

今晩は。
 今作は世間的には、松岡茉優さんの演技が認められた作品ですが(フレディ課長を見ながらの、机を叩きつつの”ウイ・ウイル・ロックユー”)私は、今作は原作を換骨脱胎とまでは言いませんが、大九明子監督の出世作だと思っています。
 それまで、人を揶揄しながら生きて来た女性が、自らの人に見せたくない過去に直面する男から見ると少しキツイなあと思える描写は女性監督だからかな?と思った作品でした。6年前の作品ですが、今でも詳細まで覚えている稀有な作品です。では。返信は不要ですよ。お休みなさい。

NOBU