「小説的映画」勝手にふるえてろ メジェドさんの映画レビュー(感想・評価)
小説的映画
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〜まとまりない感想をつらつらと〜
前半での様々な人とのやり取りが自分の意識の中の出来事であった、という構成が人間の深層心理を捉えていると感じた。
イチの「僕を知ってるみたいに言うね」(こんな感じの発言。曖昧ですみません。)の時に、勝手に人を観察して"この人はこういう人なんだな"という主観的な固定概念を他人にもちがちな人間をよく表している一言だと感じた。
そのため、知った気になっていると知らないうちに"相手も自分を知ってくれているはず"というような勘違いをしてしまいがちになる主人公の姿も人間的であった。
小説の内容の本質とはズレるのかもしれないが、最後の二とのやりとりを見ていて言葉で考えていることを話すことがいかに大事であるのかを学んだ。自分の思いを話すことは(とくにこじらせている自分は)他人からどう思われてしまうのか不安、恐怖が付きまとうので、感情的になって全てをぶちまけているシーンは、そこまで感情的にならないと話せないことってあるよな、と共感した。
二の放った言葉である「わからないから(けど?)好き」(これも曖昧です)がとても好きになりました。
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