劇場公開日 2017年12月23日

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「夢女子具合がリアル」勝手にふるえてろ mintoさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0夢女子具合がリアル

2018年6月6日
iPhoneアプリから投稿

松岡茉優の演技が目立つが監督の観察力あってのキャラの厚みを感じた。「面白い人間をとことん掘り下げて描けば面白くなる」を体現した映画だ。監督もきっとヨシカのような思想に共感できるところもあるのだろうが、行き過ぎていないところがいい。松岡茉優もそうだが自己投影と客観性のバランスが素晴らしい。
雨のシーンがちょっとワザとらしかったのと、泣くシーンが多かったのにやや辟易した。
靴を履くことで物語を運ぶ演出はよかった。
中盤の暗転には驚かされた。イチのあの一言で「今まで自分がやってきたこと」がどんなことだったかを突きつけられるシーン。大切な人からの裏切りに加えて自分で自分を否定しなくてはならないフルコンボ、辛い、、しかし結局人はそう簡単に変わらない、人を傷つけることに鈍感で自分の傷には敏感なヨシカ、二は大変だと思うが頑張ってほしい。

minto