劇場公開日 2017年9月16日

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「4.9」あさがくるまえに 山本将太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

5.04.9

2018年3月22日
iPhoneアプリから投稿

個人的には2018年暫定1位
2017年に見ていればトップ3に食い込んでいたであろう本作
開始5分でその中にずるずると引き込まれていった
事故で脳死状態になった少年の人生と息子2人を抱えた心臓の弱い母の人生
二つの軸が交わるとき自分はすごいものを見ているという感覚に陥った
実体験や自分が置かれている現状によって好みが左右する話であることは百も承知だが、後半30分はハンカチ無しでは見ることができなかった
フランス映画ならではの映像で語りかけてくるそれは言葉が一定時間なかったことを気づかせてくれるほど強烈である
さまざまなシーンが脳裏に焼き付いて離れない
事故、家族の悲しみ、医師の心情、母の愛情、息子の不安、愛する人との別れ、譲れない約束、目覚め
愛する人がいる全ての方に見てほしい

山本将太郎