劇場公開日 2018年1月13日

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「障害者に出来る事、出来ない事のはざま」5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0障害者に出来る事、出来ない事のはざま

2018年2月1日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

難しい

細かい情報無しで観てみたら、音楽も結構良くって
軽くスイングしたい気分で始まった本作。
ハッピーエンドで気持ちよく終わるので
とにかく頑張る人を応援したい!と言う素直な気持ちで観る分には
20年位前のアメリカ映画っぽくて悪くは無いです。

で、月に10本程映画館で映画を観る中途半端な映画好きで
尚且つサービス業従事者としては、
この映画の主人公並みに見えない人では
やっぱりサービス業は難しいと思う。
テーブルセッティングの様な決まった準備はできても
お客様の不意な動きや、変化していく状況には
見えなければやはり対応できない。
部屋の掃除が完璧で無くてもお客様は怪我をしないが
料理に異物が入っているかすら見えないウエイターは
流石に受け入れがたい。

障害者と言っても何でも努力で自分で出来る人は沢山いる!
そこは評価するし、チャンスは平等であって欲しいとも思う。
障害者の特性を生かして〜といえば聞こえは良いが
結局決まった仕事にしか就けないから
嘘をつく気持ちも解らなくもない。
でも健常者と全く一緒と言う訳でも無い。
確かに線引きは難しいと思う。

何より、主人公の相棒の様に、
あそこまでフォローしてくれる同僚なんて
そう簡単には出会えないわね〜
障害者と働く上で何を何処までどんなフォローをすれば、
お互い気持ちよく働けるのか?
健常者も学習しなければならないと思う。

★もう一度観るなら?「無料の地上波。でもやらないかな?」

星のナターシャ