はじまりのボーイミーツガールのレビュー・感想・評価
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何を騒いでいる!!
協奏曲ニ短調 BWV 974バッハ
だけが良い。
愛とはそう言うものじゃ無いと思うよ。目が見えなくなるんだから、たかがチェロの受験が出来なくなるのが怖くて、治療に専念しないのはおかしい。
『スラムダンク』の『俺は今なんだよ!』とは違う。つまり、『スラムダンク』の『俺の今』は『今しかない』のだ。でも、『この少女の今』は『次でも良い』のだ。従って、計算された嘘になる。チェロが好きなのではなく、受験に成功したいだけ。
つまり、出来る出来ないの緊張感で話が進むのではなく、一級市民か二級市民かの問題。この演出家の出世と同じ。彼はチェニジア出身で、チェニジアとフランスの二重国籍になる。二重国籍の場合はフランス国籍が取り消されるか、二級市民に位が落ちるらしい。まだ、決まっていないが、極右政党が政権を取ればそうなる。
それが、良いことでは無いが、そう言った政治の話を少年少女の恋愛と重ね合わせるのは計算高く感じてしまう。
この場合、父親が心配するように早く医者に治療をさせるべきだ。
何考えているんだ。
病気の障害は観念論では済まない。この少年は愛を履き違えている。
少年の抵抗で手遅れになった可能性もある。
良い作品でした。
幼い頃の真っ直ぐな恋心が上手く描かれていましたね。
それに加え、子供たちの友情、子を思う親心が押し付けがましくなく自然に描かれていたのも好印象でした。
大人になると将来的な事とか経済的な事とかいろんな事考えてしまって、こんな恋愛はなかなか出来ませんよね。
もう一度、こんな気持ちになれたら幸せですね。
目は愛の物語の第一章
中学生の頃、同級生の誰かが視力検査表の並び方について「0.2は2.0の逆、0.3は1.5の逆になってる」という法則を発見しました。これなら暗記せずとも大丈夫だ!これでみんな2.0を取れるぞ!などと無意味な計画を実施しようとしていました。当時の俺は0.7くらいでしたが、眼鏡をかけなくても大丈夫だ。などと、喜んだりしたものでした。
うきうき気分で視力を測る。先生が指したのは0.7!
えーっと、わかりません・・・中学生の時の苦い記憶です。
さて、ヴィクトールはいつも0点。先生からは「このままだと整備工にしかなれないぞ」とおどされてもいた。一方、見つめているだけの優等生マリーから声をかけられ、そのうち勉強を教えてもらうヴィクトールだった。
0点ばかりということで、ついのび太君をイメージしてしまいましたが、そうなるとマリーはしずかちゃん。ヴァイオリンではなくてチェロを弾くのですが、腕前は音楽院を受験するほどなので、しずかちゃんとは大違い。親友はジャイアン、恋敵は出木杉君といったところか(性格はスネ夫っぽい)。
もちろん、ストーリーは『ドラえもん』じゃなくて『小さな恋のメロディ』に近い。マリーの両親は網膜色素変性症の彼女を入院させようとしていたのだが、マリーの想いを知ったヴィクトールが学校で彼女の病気を隠そうと必死に努力するところが微笑ましくてしょうがない。幼い少年がすることだから失敗もあるけど、相手を思いやる心が芽生えていく過程がとてもいいのです。友人たちもいいし、マリーの親にかみつく光景もよかった。
友人の両親がイスラム教、ユダヤ教であることも面白いし、ヴィクトールも双子の兄弟とバンドを組んでいて音楽に理解があるところも素敵でした。
青春のドキドキ感がいい♥
フランスの映画です。
ベストセラーとなった原題 Le coeur en braille の小説を映画化したものです。
優等生の女の子と落ちこぼれの男の子が少しずつ距離を縮めていく。
しかし、彼女は誰にも話していない、自分の病気を隠していた。
彼女の夢の為に女の子を守る男の子。
ただの恋愛映画ではない、青春を描いた感動作。
【小さくても、男であれば惚れた女のためには、嘘をも許し、尽くす物語】
可愛らしい少年少女の恋物語に上手く捻りを効かせて見せるフランスのほんわりコメディ。
12才のヴィクトール(ジャン=スタン・デュ・パック君)は勉強が苦手な父と二人暮らしするちょっと柔らかな顔つきの少年。
同じクラスの優等生マリー(アリックス・ヴァイヨさん)の事が気になっている。
マリーはハンサムで秀才の男の子のアプローチをそっけなくかわし、何故かヴィクトールに近づき悪戯っぽい目つきで”勉強を手伝ってあげる”と言ってくる。
ここでのヴィクトールのはにかみ、戸惑いながらも嬉しさを隠し切れない様子が良いのだなあ。
<女の人はどんなに小さくても、気になる男の人には嘘を付くんだよ。でもそれには色んな理由があるのだよ、少年。と親目線で二人の様子に見入ってしまった作品>
<2018年2月17日 劇場にて鑑賞>
楽しかった
コメント書くのが遅れてしまったので、大した感想が書けない。
期待して観にいき、期待通りに十分楽しんで帰ったことは、間違いない。
ダイアンレインが幼い頃の傑作「リトルロマンス」と似た 観た後の感情
ラストは見たかったものと同じ
地方のため今日から上映で見てきました。
子供達に加えて、子供達の親もきちんと描いているのがいい。自分が親世代なので。
マリーの演奏のシーン。マリーの見えている世界を描いた後の、あの笑顔がたまらない。
たとえ見えなくて、大切な人達に囲まれ、大好きチェロを弾いている今が幸せ!そう叫んでるよう。
この映画は、
世間が決めた常識や大人が経験で出した答えより、
自分が大事なものが一番大切という、あたりまえだけど、忘れていることを思い出させてくれた。
小さな恋のメロディー!
病気で眼が殆ど見えないけれど頑張り屋さんな少女マリーと、勉強嫌いだけど根は優しい少年ヴィクトールの初めての恋の物語。最初は少し気を惹かれる程度だったのが、お互いの気持ちを確かめ合いながら、本当の恋に発展して行く様をとてもチャーミングに描いてくれていました。二人の一途な思いが、大人達を巻き込んで翻弄して行く様もちょっと滑稽でした。これらは全て少年・少女役の二人の好演のおかげです。原作にはこの二人の4年後を描く続編があるとのことですが、もし映画になったら見てみたいな。ところで邦題なんですが、ちょっと直截過ぎて残念かも...
愛のある映画
かわいさと切なさともどかしさの融合。大人の視点で見るとあーなんでそんなこと言っちゃうの!とか思っちゃって、でも分かるよ、その気持ちってなる自分もいる。
お気に入りのシーンは、パパと一緒にママの荷物を捨てるところ。パパ役の俳優さんの表情が素晴らしかったです。本当にママを愛してたんだなって、実物のママは一度も登場していないのにそう思わされました。
あとはラストが良かったなぁ。久しぶりに映画で泣きましたよ~。
まあまあだった
お涙頂戴のストーリーで女の子が失明しかけているというのはかわいそうで、エンターテイメントの出汁にするのもどうかと思う。お父さんが横暴で、女の子に音楽院の試験を受けさせないのもどうなのだ? 1日入院が遅れるくらいで何か変わるのか、それ以上にストレスが病気に悪いのではないか。そんなこんなも作劇の下手さによるものでもうちょっと有能な人にシナリオを書いてもらうべきである。
主人公が双子と自動車整備工場で音楽をやっていて、彼らと女の子のチェロのセッションがもっと見たかった。
彼女のプライドに共感
目の病気を抱えた女の子が「同情されたくない!」と病気を隠して嘘をつくの。やっぱり嘘はバレるけど。
この時、男の子と対立するシーンで彼女の台詞にハッとしました。
他人と比べて足りないところ(身体的なことだったり家庭環境だったり)は簡単には変えられないから、欠点も個性なんだ!って捉えられたら素敵だなと思います。
たぶん、そういう想いがストーリーに込められているのではないでしょうか。
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