女神の見えざる手のレビュー・感想・評価
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ここまでやるか?圧巻でした
個人的な問題とか、将来の不安とか、ここまで無視出来るものでしょうか?こういう人がいるとしたら凄い。別の意味で人工知能でも出来ないだろうなぁ…
出来る女
銃規制問題をテーマに圧力団体に揺れる民主主義の中で、出来る女が権謀術数を尽くして強大な力に対峙する。終盤に向けたカードの切り合い、応酬の末、肉を切らせて骨を断つ壮絶な着地をする。
しかし、出来る女の描き方がこれで良いのかは疑問。表裏比興、独断的。リーダーシップをはき違えたような行動の数々。明晰な頭に頼って機関銃に放たれる台詞、ソフトスキルが欠落している。特に逢瀬のくだりは、主人公が男であればかなりキツイ。単にとんがっているだけでは、メインストリームには残れない。出来る人物と出来る女の違いを作り手が意図しているならば、それは前時代的な表現としか言えない。
アメリカ映画の得意技
もはや一瞬たりとも見逃せない緻密なドラマ作りであるが、アメリカ映画の得意技2つを織り交ぜた非常にゴージャスな脚本であるのが嬉しい。
1つは、「法廷劇」であることだ。
法廷とか裁判というのは、シャークスピア時代の超古典から欧米の主流的演劇要素であるが、特にアメリカ映画では傑作を多く輩出している。本作も被告と裁判官のやり取りが非常にスリリングである。
もう一つは、「逆転劇」であることだ。
法廷劇の多くが逆転劇であるのだが、法廷でのそれと、ロビー活動でのそれを二転三転させる仕組みが新しいと思った。つまり、どちらが、あるいはどちら側が、より役者なのかとうところだ。
映画の構造は、後発の法廷劇をまずは提示させ、時間を過去にずらしたロビー活動とそれに伴うサスペンスとアクシデントを並行して提示し、やがてそれらを収束した形でラストへ持って行くやり方で、途中のヤマ場のアクシデントを機会にヒューマニズムを滲ませるという、極めて緻密なもの。
これには舌をまかざるを得ない。良かった。
強く、痛々しく、美しい
張り巡らされた伏線が綺麗に全て回収される展開が見事な脚本。俳優陣の演技が素晴らしい。銃規制というテーマの重さに沿ってしっかりとしたプロットが構成されている、製作陣の本気度が伝わる作品でした。見事です!
レビュー
公開時TLで盛り上がっていた本作、楽しみにしながら鑑賞。
銃規制という巨大なテーマに挑み、速い展開で見せながらも、議員数等の分かりやすい流れで上手く構成されてました✨
個人的に最後の展開以外は大満足でした😇
素晴らしく素晴らしく興味がある内容
個人評価:4.6
まずはジェシカ・チャスティンが、本作でオスカーを取れなかった事が不思議でならない。
日本でこの役柄を演じれる女優が誰がいよう。
本作は2つのテーマが巧みに絡み合っている。神の手腕をもつロビイストのエリザベスの人物をサスペンスとして描く本筋と、それを繰り広げる舞台として用意されたのは、国内外誰もが興味を持つアメリカの銃規制の法案の賛否。この2つのテーマをエンターテイメント作品として、素晴らしく秀逸な脚本でまとめている。
社会派な映画は数多くあるが、ここまで分かり易く問題提議としてアメリカ銃社会を批判し、そしてある意味で中立で描き、エンターテイメントとしてまとまっている作品を他に知らない。
信念の辣腕ロビイスト
信念の辣腕ロビイスト、スローン。脚本が秀逸。ジェシカ・チャステインのために描かれた作品のよう。勝負の為なら手段を選ばない冷徹かつ狂気的な主人公を好演。文句無しに完璧にハマってます。お見事!👏 それにしてもサイバネティックス・ロボ・ローチは脅威の活躍😱 最後の彼女のほろ苦い表情が印象的。また、ジョン・リスゴー健在。「ミッドナイトクロス」の猟奇殺人鬼の怪演が懐かしい。
どんでん返しであるが、解説サイトを見て、初めて理解できた。 ってか...
どんでん返しであるが、解説サイトを見て、初めて理解できた。
ってか理解力なさすぎ(笑)
わかる!
一番大事なものは「信念」だよね
という映画。
金銭とか家族の幸せとか愛情とか、要するにやりたくないことをやってるから見返りに欲しいんだろ?
もしも本当に「信念」に従った行動をしていればそんなもの必要無いだろ?みたいな内容。
とんでもないことだ。
問題はジェシカ・チャスティンの演技が素晴らしすぎて説得されそうになるということw。
個人的にはこれ見て泣いた人は充実した人生を生きていると思います。感情移入とは違うもっと大きな感動の涙だと思う。
そういう意味でもおすすめ。
とにかくカッコイイ
銃規制強化法案について、反対はを応援するように言われてバッサリ断り、逆に法案強化賛成する会社に転進してその手腕でどんどんと前の会社を追い詰めていくところや、かなり冷酷と取れるシーンも有ります。
しかしながら、仲間を捕まらせないために仲間にも偽造した書類を黙っていたり。
銃で殺されそうになった部下を心配していないよう冷酷につとめる姿。
最後に聴聞会で激震の走らせ方などとにかく、スローンがクールでカッコイイイメージの映画てした。
タイトルなし
肉を切らせて骨を断つ戦法で、どうにかこうにか勝利を手に入れたものの、その代償として失うものも大きかった。
もうロビイストの職にはカムバック出来ないかもしれないが、鋼鉄の女・Missスローンならまた違う道で逞しく生きていけると思うな。
2度目のトライ
実は2度目のトライなのですが今回もやっぱりウトウトしてしまった…。ロビイストの少々難しい内容の映画。でも「脚本が満点で天才すぎる」と大絶賛している人が多いので、観る人が観れば隙のない作品なのだと思う。伏線回収はたしかに見事で残さず食べましたねって感じ。
美しい!
評判高かった良作、ぜひ観たかったのに上映館が少なく、映画館で観るのを諦めてしまいました。
こういう作品が単館上映って、日本人の知性をナメてるのでは?確かに難しい作品ではあるけど、アメリカが銃規制しない意味がわからない日本人こそ、この作品の結末にスカッとなれるはず。
サイバネティックス・ロボ・ローチ
ルカによる福音書14章10節
物事をよく知っておかないとチャンスを逃す
ピアジェの時計をしたままするとは
相手が切り札を切ってから自分の札を出す
勝利依存症。頭脳明晰で野心家。勝つことに執着するが、じつは心はもろい。
脚本家のサクセス・ストーリー:初めて書いた脚本が1年でハリウッド映画化される。
「RAW & ORDERロー&オーダー」はみていないがニュースルームはみていたのでキャストかぶりが楽しい。
ブラインドスポットのリッチドットコムも出てた。
ジェシカチャスティンのファッションが見どころ
映像がクリア過ぎてTVドラマっぽい
ヌテラ税の話かと思いきや銃規制法案やった
いかにもアメリカらしい本格派社会派作品
作品の展開が非常に早く、現実世界の世論変化の速さを実感させる。主人公の銃規制法案に共感を感じつつも、手段の強引さに疑問も感じる場面も少なくなかった。大規模な演出による世論操作に対する個人攻撃、最後まで信念を曲げないヒロインのラストの秘策は実には爽快を感じるも、現実では未だ果たされない銃規制法案成立が劇中で成立する点など、現在のアメリカ社会に疑問を投げかける作品となっていて、非常に良かった、間違いなく今年の傑作映画
計算され尽くされた計画はどこから
主人公の女性が敏腕過ぎて前半は「こんな人と一緒に仕事したくないなぁ」という感想しかなかったけど、後半から徐々に面白くなっていきラストはあっという展開に。アメリカでの銃規制は難しい問題ですね。彼女の真意はわからないけど、計算され尽くされた計画はどこから始まっていたのか、凄い女性だ。
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