人生はシネマティック!のレビュー・感想・評価
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I like the pictures most. 映画作りというより戦時中の女性の物語
映画作りの物語かと思いきや以外と恋愛要素が強いお話でした。これはこれで面白かったんですけどね。1つの目標に一緒に向かってる内に距離が縮まっていくストーリーって王道ですが観てて楽しいですね。
しかし、カトリンとバックリーが結ばれたかと思いきや、いきなりのあの展開はファッ!?ってなりました。でも作った映画の中に二人の姿が映ってたシーンで思わずウルっときます。
主演のジェマ・アータートンはこれまであまり観たことなかったのですが、カトリンがハマってましたね。魅力的な女優さんです。そしてビル・ナイが相変わらずいい味だしています。
しっかし映画の脚本家って脚本書き終えたら終了じゃないんですね。作ってる最中もストーリーがドンドン変わっていって。あの当時だからそうなのか、今もそうなのでしょうか?色んな意見を入れつつまとめあげるって大変だなぁ。
不幸があっても乗り越えて前に進まなきゃいけないのは戦時中でも現代でも変わらない話です。日常はシネマティックでなくても、自分も頑張ろうっと前向きな気持ちにさせてくれる作品でした。
とてもよかった
時間を勘違いしていて冒頭3分くらい見逃した。イオンシネマは15分から20分近く予告をしていたのだが、最近は9分くらいに短縮されてそれもあっての失敗だった。気をつけたい。主人公が面接に行く直前から見始めたので、その前に何があったのか気にはなるのだが、それだけのためにもう一度お金を払って見るほどではなかった。
戦時下における映画制作の映画なのだが、それ以上に恋愛映画だった。唐突に恋人になりかけた脚本家が死んだのは、状況的にありうることだけど唐突で、お涙ちょうだいっぽかった。
完成した映画の色調が古いカラー映画を再現していた。地下鉄で毛布を敷いて寝るのが辛そうだった。
みんな休もうとしているのにトランペットを吹いている人がいて、喜ばせようとしているのかもしれないが、強心臓だ。
おおかた、良いけど雑
ただの秘書が実は才能ある脚本家だったとか、
仕事仲間と実は相思相愛だったとか、
せっかく結ばれたと思った途端に不慮の事故で死ぬとか、
確かに人生、映画か!と思うようなこと、山あり谷ありというのは
わかるけど、描き方が雑すぎて感情移入できず。
でもこういうポジティブな流れの映画は、
元気が出るから嫌いではないです。残念。
面白い!
男女関係で見ればオーソドックスな流れといえなくもないけれど、映画作りの裏側を見るという観点からは結構興味深く楽しめる。 また、今自分が見ている映画(この作品)と作品の中で作られている映画が微妙に交錯している感じがあって、チョット不思議な感じも。(この感じが良いんだよな)
タイトル通りの作品だ
軽いタッチの映画かな、なんて想像して挑んだのですが、結構な手応えのある、なかなか硬派な作品。
1人の女性が他者に依存することなく自分の人生を生きるというテーマがしっかり伝わってきました。
シナリオライターになる前のカテリンは、おそらく自分の思いを画家の夫に託して生きていたのでは、と思います。夫婦の関係は一見円満ですが、カテリンが経済力を持ち始めると狼狽する夫の姿からは、相互に尊敬し合っている関係ではないことが解ります。
偶然の出会いではあるけれど、カテリンはシナリオライターとしての才能を開花させ、これまでよりも人生が濃厚になっていきます。同僚のバックリーは感じ悪いですが、カテリンの能力を高く評価します。カテリンの変化にしょげ始める夫とは大違いです。
戦時中の話なので、生と死が隣り合わせ。それが故に登場人生たちは真摯に自分の人生と向き合っています。生と死は分断されているのではなく、本来地続きですが、日時生活ではその事実を忘れてしまう。なのでつい無為な時間を過ごしてしまう。
死を思いながら生きる事で、人生をより意味深くできることを思い出させてくれました。
後悔せず、瞬間瞬間を熱く生きなきゃなぁ、なんてボンヤリと思ったものです。
印象深いのは、クライマックスである、カテリンたちが製作した映画を観るシーン。夫と別れ、バックリーとの恋が始まった瞬間に突然バックリーの死に遭遇し、打ちのめされたカテリンを救うのは、自らが創った映画です。観客が映画に勇気付けられる姿を体験し、カテリンはそれに勇気付けられるのです。自分たちの仕事は意味があった。そして前を向くカテリンの姿には感動を禁じ得なかったです。
ロマンス要素も強いのですが、もう少し恋に焦点を当てて描いてくれても良かったかな、なんて思いました。やや気持ちの変化のプロセスが大雑把に思えました。素晴らしい映画ですが、描かれているものが沢山あるせいかややとっちらかっているのが惜しいです。
個人的に40年代の女性のファッションが好きなので(特に髪型)、カテリンがとても魅力的に映りました。カテリン演じるジェマ・アータートンは初めて知りましたが、大変エレガントでほのかにセクシー。しかし、40年代ファッションで見ると魅力が2倍増しなので、現代劇だとかなり違う印象を持つんだろうなぁ。
すぐに映画が見たくなる映画愛に満ちた映画!
地方のため今日鑑賞。 脚本家の視点で描かれているが、 数々の困難、戦争の空爆、映画会社からの一方的な注文、俳優からのわがままな注文、そして、自身の失恋と投げ出しても仕方ない状況で、それでも映画を作る というお話し。 その情熱は 映画を見て欲しい人、見せたい人がいるから。 映画の作リ手のドキュメンタリーみたい。 映画は真実だけを見たい訳ではなく、笑い、泣きながら、幸せになれるストーリーを見たい。 それにはもちろん俳優の演技も大事だけど、 一番はストーリー、脚本であることを改めて感じた。 完成したこの映画を映画館で見ているシーンで、観客が笑い、泣き、感動して、何度も見てしまう。 これぞ映画の醍醐味。 今年の1本目は大当たりの映画だった。 今年もたくさん映画を見て幸せな気分になる!
意外に良かった
1940年のロンドンでカトリンはコピーライターの秘書として働いていた。人手不足のため、彼女が代わりに書いたコピーが情報省映画局の特別顧問バックリーの目に留まり、ダンケルクでドイツ軍の包囲から兵士を救出した姉妹の感動秘話を映画化する脚本チームに加わることとなった。戦争で疲弊した国民を勇気づけるための映画だったが、製作が開始され、ベテラン俳優のわがまま、政府と軍による検閲や横やりなどトラブルが続出。そのたびにカトリンたちの脚本は二転三転してしまう。なんとか撮影は大詰めを迎えるが、最後に最大級のトラブルが待ち受けていた。カトリンは画家の彼氏と別れてしまい、脚本作家仲間と恋に落ちるが、彼は爆撃であっさり死んでしまう。カトリンはベテラン俳優に諭されて新たな物語に挑む事となる。映画好きのためのおすすめの1本。
人生はシネマティック
さわやかな余韻を残す作品だ。 先日の映画「ダンケルク」があった。 1940年頃は第2次世界大戦が始まった翌年。ダンケルクに追い詰められた兵士の脱出をを民間船で援護する英本国ではすでに空襲がおこなわれていた。画家で傷痍軍人の夫を支えるべく映画作りの世界に足を踏み入れた女性が、脚本作りに才能を開花して行く中で、脚本家と心を許し合う仲に陥りながら、戦争の残酷さを伝える。 監督:ロネ・シェルフィグ (デンマーク出身の女性映画監督) カトリンを演じるジェマ・アータートンが好印象。
全体的にぬるくて薄味で物足りなさが残る
戦時中、国民の戦意昂揚映画としてダンケルクでの美談を映画化しようとした人々を描いたブリティッシュ・コメディ。イギリスの喜劇は個人的に相性が良いと感じていて、毎年必ず一作は愛すべきキュートなコメディ映画に出会えたりするので(2016年は「ロイヤル・ナイト」が金平糖に甘く可愛いコメディで好きだった)期待感もあったのだが、この作品はそこまで嬉しくなるようなものでもなかったかなぁ?というのが正直なところ。もちろん戦時中の出来事を描いているし、ハッピーになるだけがコメディではないのは重々承知の上。ただこの作品は全体的に薄味で、全般的に物足らなさが残った。
映画自体にはいろいろな要素が盛り込まれていて、もちろん戦時中の人々の様子ももちろんだし、映画製作の裏側、そして突如脚本家として抜擢されたヒロインの奮闘、わがままな大御所俳優をはじめとした撮影所の混沌、そうして描かれるダンケルクの映画と、戦争の牙・・・と物語の中にはしっかりと多面性があって多層的なように思えるのだけれど、しかし実際に映画として描かれたストーリーを見て考えると、映画製作の裏側の面白みも、ヒロインの奮闘ぶりも、撮影所でのハプニングだらけのドタバタも、そして戦争の怖さも、いずれも中途半端な描かれ方にとどまり、どの要素もあまり印象を残さない。せっかくビル・ナイがいるのだから、もっとビル・ナイにめちゃくちゃやらせてもよかったし、無名の若手女性脚本家が呼気奮闘する社会派コメディでもよかったし、映画製作の裏側を皮肉った内幕ブラックコメディでもよかったし、ヒロインのロマンスをフィーチャーしてロマンティックコメディもあり得たわけで、そんな具合に可能性はいくらでもあったはずなのだけれど、どれもこれもをひとつまみするだけで味を感じないまま、ぬるま湯のまま終わってしまったような感覚でちょっぴり残念。まぁ、気楽に見られるコメディとして考えればそれもまた一つの味わいかもしれないけれど、題材を考えるとやっぱり物足りない、が素直な感想だった。
秒針
音楽は中盤以降良い。 しかし画面に華が無く、主人公よりも脇役の方がキャラが立っている為、全体的に地味で鈍重な印象を受けた。 目新しさは無いが、その分安心して観れる。 しかしその単調なリズムが眠気を誘う。
映画は辛い現実を忘れさせてくれる夢の世界
第二次世界大戦当時のイギリス情報局映画部では、戦意高揚のための映画を製作していた そこで、女性からの視点を反映させるため、脚本チームに女性スタッフとしてカトリンが採用される その後、映画部では「ダンケルク」の映画を製作することなったが、カトリンは双子姉妹を主人公にすることを提案する これは素晴らしい映画だったなぁ 「なぜ私は映画が好きなのか…」をずっと考えながら観ていた それに加えて「もしも『ダンケルク』が女性を主人公にした映画だったら」どんかに素晴らしいかも考えていた その2つの答えは一緒で 「映画とは、辛い現実から私たちを引き離し、素晴らしい夢を見させ、明日からまた頑張ろう」と思わせるためにあるんだと思った 姉妹の船が本当にダンケルクにいたのかいないかが重要なのではなく、観客はそこから何を感じ取るのかが大切だということ 人生の1時間半をそこで過ごす価値があったと思えるかどうか 映画館に行って、スクリーンの世界に浸り「明日もまたがんばろう」と思える自分にするために、こうして毎日映画を見るんだと思った 後半は号泣で、涙が止まらなかった どんなに辛いことがあっても、映画があれば生きていける そう思える映画だった
映画好きの映画
映画好きの人は、大体、映画に関わる人物の映画が好きだと思う。「ニューシネマパラダイス」が代表だと思うんだけど、この映画は脚本家目線というのが新鮮だった。けれども展開が単調で眠くなった(一緒に観ていた家内は寝ていた)
脚本家ってすばらしい!
脚本家の話なのね。第二次大戦中だから国威発揚につながる映画じゃないといけなくて、でも、その条件の中で「まとまな映画を作りたい!」っていう人達がいて、頑張ってくの。
でも国威発揚とか、政治のために色んな横ヤリが入って、それを脚本家が知恵と工夫でなんとかしてく。
主人公は新人女性脚本家なんだよね。だから女性差別的なとことも闘うの。
ストーリーの軸の一つは先輩脚本家との恋なの。でも主人公、既婚だから「これどーすんだよ」と思うんだけど、そこはちょっとした理由を持ち出して解決すんのね。御都合主義的とも思ったけど、まあ納得するかな。
それで同性愛者的な女の人に「いつ死ぬか解らない御時勢なんだから、素直になりなさいよ」みたいなこと言われて、素直になって「やったー!気持ちが通じ合ったぜ!」ってところで先輩脚本家死ぬの。
これどうかなと思ったね。「人はいつ死ぬか解らないし、好きな人には、好きと言え!」って話なんだけど、先輩脚本家死ななくていいんじゃない。
そして悲しみに暮れる主人公は、大物俳優から「私達の映画を観なよ」と言われて、ようやく完成した映画を観に行って、それでみんな喜んでんだよね。ここは感動する。
それで主人公は「やったんでー」ってなって、先輩脚本家の後を継いで頑張るの。
先輩脚本家死なない方が良かったなと思うけど、それでも面白かったよ。
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